2017年02月14日

FREEDOM



高橋歩(たかはし・あゆむ)さんの本を読みました。本と言うより、メッセージ集と呼んだ方がふさわしいかもしれません。写真をふんだんに使い、高橋さんのメッセージが書かれています。

高橋さんの本を読もうと思ったきっかけは、「なぜジョブズは、黒いタートルネックしか着なかったのか?」の中で高橋さんのことが紹介されていたからです。

「こんな面白い生き方をしている人がいるんだ!」そう感じて、驚きや感動が心の中を駆け巡りました。それで3冊の本を買ったのです。これはその中の1冊目になります。


ではさっそく、一部を引用しながら内容を紹介しましょう。と言っても、これはメッセージ集のような本ですから、心に残ったメッセージをいくつか紹介することにします。なお、本にページが振られていないので、参照ページがありません。ご了承ください。

必要なのは勇気ではなく覚悟。
決めてしまえば、すべては動き始める。


一歩を踏み出すのは、勇気というより覚悟なのだと思います。つまり、思い通りにならずに失敗してもかまわないという覚悟です。


人生は、すべて、自分が選んでる。
だから、すべて、自分で変えることが出来る。
いいねぇ。自由だねぇ。


人生は選択の連続ですが、いつも自分が選んでいるんですよね。ただ、そう気づいていないだけで。「仕方ないじゃない」「他に選びようがないでしょう」と言う時でも、自分の価値観が自分を追い込んでいるだけなのです。

そのことに気づけば、人生は自由なのだとわかります。自分の自由に選択すればいいのですね。


BELIVE YOUR トリハダ
鳥肌は嘘をつかない。


ワクワクすることをやろうと言いますが、高橋さんは「鳥肌が立つようなこと」をやろうと言われるのですね。ワクワクする、ドキドキする。ザーッと鳥肌が立つ。それは自分の中で、「これをやりたい」「これが自分だ」という合図なのです。


何かを選ぶということは、何かを捨てるということ。
誰かを愛するということは、誰かを愛さないということ。


私たちは、1度に1つしか選べません。何を選び、何を捨てるのか。それが人生であり、自分とは何かを決めるということなのですね。


LOVE or FREEじゃない。
LOVE & FREEなんだ。


愛か自由か、どちらかを選ぶのではなく、愛も自由もなのです。「神との対話」では、愛は自由だと言っています。愛を選ぶから自分の自由を捨てるのではないのです。


すべては、今、ここにある。
今、何をするかで、過去の意味も変えていける。
今、何をするかで、未来も新しく創っていける。
すべては、今、ここにある。


私たちが生きるのは、つねに「今、ここ」なのです。今は自由に選択できます。そのことによって、過去の事実は変えられなくても、過去の体験を変えることが可能になります。また、今、何を選択するかによって、自分の未来が創られるのです。


まずは、
やりたいことをやり始めることだ。
それをどうやって金につなげるかは、
やりながら考えればいい。


最初に儲かるかどうかではなく、やりたいかどうかが重要なのです。やりたいことがあるなら、それをやり始めること。それでどうやって生きていくのかは、後から考えてもいいのだと、高橋さんは言います。


「俺はひとりでもやるぜ」
だからこそ、いい仲間が出来るんだと想う。


昨日読んだ喜多川泰さんの最新刊「秘密結社Ladybirdと僕の6日間」にも、こういう話がありました。シンクロですね。本気になるというのは、自分一人でもやると決めること。本気になることで、周りの人が応援したくなるのです。


オレは、結婚して、さらに自由になった。
オレは、子供が出来て、さらに自由になった。
愛しあえばあうほど、人は自由になっていく。


愛は自由だ。本当の愛がわかっていなければ、これは語れないメッセージだと思いました。


見開き2ページに1つのメッセージ。1冊読むのに1時間もかからないでしょう。けれど、一つひとつのメッセージには、非常に深い意味が込められていると思いました。

こんなメッセージを発し、そのように生きている人がいるのですね。とても清々しい気持ちになりました。そして、このメッセージの深さを感じてもらえればいいなと思います。

FREEDOM
 
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 14:54 | Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月13日

きみが来た場所



喜多川泰さんの新刊です。ただしこれは、新装版(リニューアル)です。元の作品は「母さんのコロッケ」という小説です。私は昨年12月に読みましたが、それが出版社を変えて、新たに出版されました。

新装版にするにあたって、最終章が付け加えられたようです。主人公の塾でアルバイトをしていた大学生を主人公として、その後の人生を追ったものです。こうやって、人生のドラマは続いていくのでしょうね。


この本については、前に紹介した「母さんのコロッケ」の記事をご覧ください。家族とは何なのか、親から子へと命が伝わっていくというのはどういうことなのか、ということを考えさせられる作品です。

本のタイトルとしては、私はこちらの方がしっくりします。まあでも、前作も味わいがあるタイトルとも言えますけどね。


きみが来た場所
 
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 22:56 | Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

秘密結社Ladybirdと僕の6日間



喜多川泰さんの最新作を読みました。喜多川さんの生写真がもらえて、サインもしてもらえるというので、Facebookにあった特別ルートで購入しました。そのため、発売日は今年になってからですが、サインの日付は昨年になっています。

喜多川さんの作品らしく、思いもよらない展開が繰り広げられます。この先どうなるのだろう?と、ワクワクしている中で、人生についての熱い言葉が語られます。それが、とても心を打つのです。


ではさっそく、一部を引用しながら内容を紹介しましょう。と言っても、これは小説ですから、ネタバレになるようなことはしませんよ。

俺たちは、誰かにぶら下がるために集まったわけじゃないし、必死で頑張れば一人の力で何とかなるものを、七人でよってたかって持ち上げるために集まったわけでもない。実力が伴っていないのに誰かの力で目標としている世界に入れてもらったとしても、その世界で生きていけなくなるのは目に見えてるだろ。そうなってしまったら、何のための秘密結社わからない。それぞれが不幸になるために集まったようなもんじゃないか。」(p.161)

偶然集まった7人が、秘密結社を結成します。しかしそれは、お互いに依存し合う仲間ではありません。7人のうちの誰か1人でも成功したら、そこから取り立ててもらってというような、恩恵を得たいがための集まりではないのです。もしそうだったのなら、すぐに崩壊してしまったでしょう。

だから、まずは、それぞれが本気になって、自分の前にある扉を開こうぜ。自分の力を磨こうぜ。」(p.161)

自分の夢は自分で叶える。自分でできることは自分でやる。その上で、仲間で協力できることがある。それが秘密結社の目的だったのです。


そう、ずるい。きっと自分のやるべきことはやらないで、つまり自分は成長のための努力はしないし、みんなの夢を助けられないけど、みんなは私の夢を助けてよねっていうスタンスのことをそう表現したんだろうね。
 そして、実際に自分もメンバーの一員として他の人を助けるだけの力をつけなければならないってわかったらちょっと面倒くさくなって、そこから逃げようとしているっていうことも、ずるいって言葉に込められているんだと思う。
」(p.164)

自分で自分の生き方を見直してみるとき、それを粋(いき)か野暮(やぼ)かで判断する。「ずるい」というのは、野暮だっていうこと。要は、自分らしくないってこと。粋は、自分らしいってこと。かっこいいとか、美しいってこと。自分の生き方を、粋か野暮かで考えた時、覚悟が決まるのです。


本気になるというのは、誰から助けられなくても、自分の力でやると決断することだよ。そうやって生きている人には、自然と応援団ができる。そのことを、君もきっと、本気になって何かをやったときに経験するだろう。」(p170)

最初から誰かに助けてもらおうとするのは依存です。仮に誰も助けてくれないとしても、最後まで1人でやろうと決めて、動き始めるのが「本気になる」ということなのです。

そして本気になると、自然と誰かが助けてくれます。その助けによって、その目標を達成することができます。だから成功者は、本気で目標に立ち向かうのに、謙虚になれるのです。


自分と交わした約束を守れる奴はほとんどいない。でも、約束を平気で破る奴は信用できない。だから、自分との約束を破る奴は、誰より自分のことが信用できなくなる。つまり『自信』がなくなっていく。だけど他人と交わした約束を守るときと同じくらいしっかりと、自分と交わした約束を守って生きれば、そいつは一角の人間になれる。きっとそれだけで、思いのままの人生を手にすることができるだろうって肇は言ってた。」(p.250)

他の人との約束は、他の人の目があるから、比較的に守りやすいものです。守らなければ、すぐに信用をなくすからです。しかし、自分が自分に対してした約束は、すぐに妥協して破ってしまいます。誰にも咎められないからです。

けれども、自分との約束を守ることが、人生においては重要なのですね。そのためには、他人の力を借りることです。自分への約束をオープンにすること。宣言すること。それによって、守りやすくするのです。

あるいは、お天道様が見ていると昔から言ったように、人知を超えた存在がいることを信じて、その視線を気にすることです。そうすれば、自分の弱さを克服できるのですね。


目標を抱くと、やらなきゃいけないことは当然増える。その増えたやらなきゃいけないことを、我慢しながら、苦しみながら何年も続けることは、誰にとっても苦痛でしかない。でも、実際に努力を続けて、それを手にするにふさわしい人になった人にとって、それは苦痛ではなかったのかもしれない。なぜなら彼らは、自分が恋した未来に近づくためなら、やってくるどんな困難も笑顔で受け入れただろうからな。」(p.298)

人は恋すれば、その人のためにどんな困難でも乗り越えようとするものです。困難を乗り越えることを楽しめたりもします。

だからこそ、未来の自分に対して恋するのがよいと言うのです。未来の素晴らしい自分に恋し、一歩でもそこに近づこうとするそれは楽しい道のりではないかと。


秘密結社を作ることで、一人ひとりが成長していった父親と同世代の人々。そういう人たちと出会うことで、主人公は自分の生き方を見直します。

かっこいい大人たちへのあこがれが、自分もそうなりたいと思わせたのです。野暮ではなく、粋な生き方をする。失敗しようとどうしようと、正直に精一杯に生きること。主人公のように、そんな生き方をしたいなと思いました。

秘密結社Ladybirdと僕の6日間
 
喜多川泰さんのサイン

喜多川泰さんの生写真
 
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 22:24 | Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月11日

少女パレアナ



およそ20年ぶりか30年ぶりか忘れましたが、久しぶりにこの本を読みました。私にとっては見方を変えることの原点ともなった小説、「少女パレアナ」です。トイレ掃除で知られたイエローハット創設者の鍵山秀三郎さんが紹介していたので、この本を買って読んだのでした。このブログでも、「少女パレアナ」という記事で、この本を紹介しています。

なぜ今になって改めて読んだかと言うと、「読書のすすめ」さんへ行った時、たまたま見つけたからです。それも4〜5冊まとめて置いてあったので、とても目立ちました。「懐かしいなあ。読んでみたいな。」という直感にしたがって、購入したのです。

著者はエレナ・ポーターさん。翻訳は村岡花子さん。1962年夏、私が生まれてほぼ1年後に日本で出版された作品です。


ではさっそく、一部を引用しながら内容を紹介しましょう。

「あなたはなんでも喜べるらしいですね」あの殺風景な屋根裏の部屋をも喜ぼうとしたパレアナの努力を思いだすと、少し胸がつまってくるような気がしました。
 パレアナは低く笑いました。
「それがゲームなのよ」
「え? ゲームですって?」
「ええ、『なんでも喜ぶ』ゲームなの」
「いったい、なにを言ってらっしゃるんです。それは?」
「遊びのことを言っているのよ。お父さんが教えてくださったの。すばらしいゲームよ。あたし、小さい時からずうっと、この遊びをやってるのよ。婦人会の方たちにもお話したらね、やりだした人もあるのよ」
」(p.41)

パレアナが普通の女の子と違うことに気づいたメイドのナンシーは、こうやって「なんでも喜ぶゲーム」のことを知ります。

最初は、人形が欲しかったのに松葉杖が贈られたことから、このゲームは始まりました。パレアナのお父さんが、この贈り物(松葉杖)から何が喜べるか考えてみようとパレアナに言ったのです。

そしてお父さんはパレアナに、松葉杖を使わなくていい丈夫な2本の足があることが喜べることを、パレアナに伝えたのでした。それが、このゲーム(遊び)の始まりだったのです。


はい−−楽しめとか喜べとかいうのが。それでお父さんはその八百に『喜びの句』という名をつけましたの」(p.196)

教区の運営がうまくいかなくなっていたポール・フォード牧師は、厳しい言葉で教会員たちの心を正そうと思っていました。そこでパレアナと出会い、パレアナの父(牧師)がどうしたかという話を聞いたのです。

パレアナの父は、聖書には800もの「大いに喜べ」というような句があると気づき、上手く行かないときでも「喜ぶ」ということを心がけて、その難局を乗り越えたそうです。そういう経験から、「なんでも喜ぶゲーム」が生まれたのだと。


町じゅうがこの遊びをして、町じゅうが前よりもおどろくほど幸福になっている−−これもみな、人々に新しい遊びとそのやり方を教えた、たった一人の小さな子供のおかげなのだよ」(p.264)

パレアナは交通事故で下半身不随になりました。そして、自分では「なんでも喜ぶゲーム」ができなくなっていたのです。その時、パレアナの影響を受けて「なんでも喜ぶゲーム」を始めた町じゅうの人々が、パレアナを喜ばせようとして、自分がどう変わったかを伝えに来たのです。

たった1人で始めたことが、周りの多くの人に影響を与えるのですね。そして、自分が与えた影響によって、今度は自分が救われることになったのです。


ただ、自分が喜ぶことを考えた。どんなにつらいことがあっても、どんなに悲しいことがあっても、ただ喜ぼうとした。それも義務ではなく、ゲーム(遊び)として楽しもうとした。そのことによって、自分の人生だけでなく、周りの人々の人生も変わっていくのです。

小林正観さんは、こういうことを言われています。

喜んでいるあなたを喜んでいる私。
喜んでいる私を喜んでいるあなた。
喜ぶだけで徳を積む、随喜功徳

(「宇宙を解説百言葉」p.208)

ただ、自分の状況を喜び、楽しんでいればいい。そんなことを、改めてパレアナから教わりました。

少女パレアナ
 
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 01:47 | Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月09日

非常識な読書のすすめ



昨日、念願の「読書のすすめ」さんへ行ったので、店主の清水克衛(しみず・かつよし)さんの本も買ってきました。

テレビでもたまにお見かけしていたのですが、まさにそんな感じで飾らないざっくばらんとした感じの方でした。

また店長さんからは、喜多川泰さん斎藤一人さんの話しも聞かせていただきました。ときどき、「読書のすすめ」さんに来られるそうです。喜多川さんは、最初は名を名乗らずに来られて、本をたくさん買っていかれたのだとか。このエピソードが、「「福」に憑かれた男」という小説のモデルになっているのだそうです。


ではさっそく、一部を引用しながら内容を紹介しましょう。

たった一冊の本との出合い、人との出会いで、人生はガラッと変わる。」(p.4)

これは、喜多川さんも言われていることですね。そして、私自身もそう思っています。本との出合いというのは、人との出会いと同様に、自分の人生を変えるきっかけになると思います。


幸せの尺度が「経済的豊かさ」から「心の豊かさ」へと、変わってきています。私はそう見ています。「精神革命」の時代が、いよいよ本格的に始まったのです。
 新しい時代には新しい「モノサシ」が必要です。古い「モノサシ」では尺度が合わないからです。新しい「モノサシ」を得るためには、今までの常識とは違った、ちょっと非常識とも思えるような考え方が必要になってきます。
」(p.14)

歴史を動かしてきたのは、時代を動かしてきたのは、必ず非常識な人なのです。幕末の日本を動かしたのは、それまでの幕藩体制に逆らった坂本龍馬のような異端児たちです。

そして、そういう非常識な発想を養うために、読書が役立つの清水さんは言います。自分が知らなかった、常識はずれの人の生きざまに出会えるからですね。


誰に何と言われようと、強い気持ちを持ってあきらめない。これは古今東西、ずっと変わらぬ、成功の秘訣なのです。」(p.70)

ここで清水さんが取り上げたエピソードは、糸川博士の話です。小惑星「イトカワ」で名前を知られた糸川英夫博士は、日本最初のロケット、ペンシルロケットの打ち上げに成功した方です。

これからの日本にとって、ロケット開発が必要だ。そう考えた糸川博士は、松下幸之助氏に会いに行って、資金援助をお願いしたそうです。しかし、まだ早すぎると断れるのですね。当時、経営の神様と呼ばれていた松下氏に断られながら、糸川博士はあきらめなかった。それが今のロケット技術につながっているのです。

「自分は日本一の○○になるんだ」「この業界を良くしていくんだ」「日本を良くしていくんだ」という気持ちを持ち続けている人が、先へ進むことができるのです。」(p.76)

いつの時代も、あきらめずに自分自身を信じて、使命感を大事にする人が、時代を切り開いてきたのだと思います。それが正しかったかどうかは、後の人が勝手に解釈すること。だから今は、自分の思いだけで動けばいいのですね。


人づてに「あの人は今、こんな事情で大変なんだそうだよ」という噂を聞いたら、次に会ったときは、そのことに直接触れるわけではないけれど、何か元気の出る話をしたり、おいしいものをごちそうしてあげるとか、ちょっとしたことでいいのです。

 自分のことばかりを考えるより、人に何をしてあげられるかを考える。
」(p.123)

本を読んで感動することも重要なのですが、その感動をアウトプットすることも重要なのです。ちょっと他の人のことを考えてみる。そして、今の自分でできることをする。そうすることで、本から得た学びが、さらに深まるのだと思います。


理由はあとづけでも構いません。ただ、人は人に支えられています。だから、どんなに自分のことを優先させようとしても、「人のため」という法則を大事にしない限り、仕事も人生も恋愛だってうまくいくはずがありません。
 ですから、できるだけ若いうちに「人のために動くとうまくいく法則」を知り、人に愛を持ってつながるくせをつけておくことです。
」(p.139)

つらいこと、悲しいことなど、人生にはネガティブな面も多々あります。けれども、そういう出来事によって人生は深くなるし、それが自分のためであったと気づくこともあります。

ですから、自分が得することを考えるだけではなく、人にはそれぞれの人生があるのだと知って、他の人のために自分の命を費やすことが自分の生を生かすのだと知ると、人生の奥深さがさらに深まるのだと思います。


清水さんが、どういう思いで書店「読書のすすめ」を始められたのか、またそこでどういう気付きがあったのかなど、いろいろわかってくる本です。

でも、まったく堅苦しくなく、自由にしていいんだよというメッセージも込められている気がしました。ぜひ、「読書のすすめ」さんへ行って、清水さんとも会ってほしいと思いました。

今回は真冬ということもあり、残念ながら生ビールが置いてありませんでした。それがちと残念だったのですが、清水さんは、次回は入れておきますと約束してくださいました。楽しみにしています。

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posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 23:24 | Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月08日

「私はできる!」黄金の法則



おそらくタイに来る直前(2001年)に読んだB・スイートランド氏の本を再読しました。桑名一央氏の翻訳です。三笠書房の知的生き方文庫にある1冊ですが、この文庫シリーズは何冊も読みましたよ。


ではさっそく、一部を引用しながら内容を紹介しましょう。

夜の闇の中で、彼は恵まれた生活をしている知人たちと自分自身とを比較してみた。そして、その知人たちのだれもが、彼がもっていないものはやはりもっていないことを発見したのである。
 ただ一つ、「私はできる!」という強い確信をのぞいては。
」(p.21 - 22)

多額の負債があり、その資金繰りに悩んでいる男が、成功している自分の知人たちと何が違うのかを自問した結果だそうです。そしてこの答えによって、この男は輝かしい人生を手に入れたと言います。

それこそが、スイートランド氏が主張する「黄金の法則(ゴールデンルール」です。つまりそれは、「私はできる!」という強い確信なのだと。

スイートランド氏は、潜在意識を活用するために、この強い確信が必要だと言っています。ある意味で「引き寄せの法則」でもあり、当時流行っていた潜在意識系の考え方でもあります。私は、こういう本を何冊も読んでいたのですね。


スイートランド氏は、知識を吸収するためにもリラックスすることが重要だと言います。そして、リラックスる方法について語ります。

そもそも、リラックスするのに意志の力などまったく必要ない。あなたの肉体はあなたの召使なのだから、力など使わなくても、喜んであなたに仕えようと待ち望んでいるのだ。」(p.60 - 61)

自分の手や足を動かすのに意志の力は必要ないと言います。だから、リラックスするのでさえ、それは必要ないのだと。これは、リラックスすると思えばリラックスできると信じる、というところから始めるということだと思いました。具体的には、身体の一つひとつの部位を意識しながらリラックスするよう命じていく方法を説明しています。

緩むことで能力が開花することも、多くの人が言っています。力むのは無理をしているからですし、結果に執着しすぎているからです。だから気楽に、楽しみながら安心していることが重要なのだと思います。


意識は主人で、潜在意識は召使いである」(p.77)

成功に導いてくれるのは潜在意識の働きですが、潜在意識に何をせよと命じるかは意識の働きだと言います。そして潜在意識は、意識の命令に対して忠実に実行する召使いなのです。


あなたが第一にするべきことは、強い信念をもつことだ。
「私は人生に成功し、人に好かれ、人柄の点でも健康の点でもすばらしく魅力的になれる」という信念を。
」(p.101)

意識がそれを知っている(=確信している)とき、潜在意識はそれを命令として受け取り、その通りに実現するのです。だから私たちは、自分の素晴らしさを確信することが重要なのですね。

このことは、心理学的にも言えます。自己肯定感だとか自尊心と言われますが、そういう自分に対して高い価値を信じることが大切なのです。


億万長者の最大の資産は、彼が「成功を意識している」ことである。
 言葉を換えて言うなら、「自分は成功することを知っている」ことである。
」(p.107)

自分は金持ちだと知っている(=確信している)人は、たとえ破産するようなことがあっても、いつでも復活することができるのですね。


だから、第六歩は、幸福な心で問題に近づくことである。
 そう、あなたは幸福な心をもつことができるのだ。普通なら心を乱されるような問題にぶつかったときも。
」(p.144)

これは悩みを克服するための7つの手順の中で語られています。まずは自分の態度を決めること。状況や出来事がどうかではなく、自分がそうありたい態度でいることが重要なのです。こういうところも、「神との対話」で語られていることと一致しますね。


自分の中に積極的な考えを植えつけ、その考えをしっかりともちつづけるならば、ちょうど植物が花を咲かせるように、臆病はあとかたもなく消え失せ、かわりに力と勇気が満ちてくるのがわかるだろう。」(p.203)

「私は大胆なのだ」という言葉を口にすることで、潜在意識を教育するのだと言います。結果がどうなるか見守るようなことはするなとも。つまり、結果にこだわることなく、その教育(=アファメーション)を続けるのです。そうすれば徐々に、その結果が伴ってくるのですね。


不安な考えが頭の中にしのび込んできたら、あまりそのことを考えないようにするのだ。
「不安は害をおよぼすだけ」と知ることである。
」(p.205)

不安は害悪であると言い切っています。そして、不安を頭から追い出すことで、不安や心配から逃れることが重要なのだと言います。心理学でもスピリチュアルでも、不安や心配はよくないと言っていますね。


 「「忘れてしまった」と言うことは、結果的に、あなたの潜在意識に「なにもするな」と告げていることになるのである。あなたは「忘れてしまった」という頑固な考えで、心の扉を閉じてしまっているのだ。
 かわりに、「もうすぐ思いだせるだろう」と言ってみよう。やがて、ほんとうに思いだすはずだ。
」(p.220 - 221)

ついつい、「忘れた」「思い出せない」などと言ってしまいます。これも、潜在意識の働きを考えるなら、百害あって一利なしの言葉だったのです。

そして「自分は記憶力が悪くなった」としょっちゅう口にすることで、ますます記憶力を悪くしてしまうのだ。」(p.221)

たしかに、そうかもしれません。「もう年だから」と勝手な理由をつけて、衰えを容認してしまっています。そういう傾向があるとしても、自分がそういう状態の奴隷になる必要はないのです。


読んでいると、まるで中村天風さんが言われているような内容だと思いました。常に積極的な考え方をする。そのことによって自分が身体や環境の主人になる。そう生きることで、道が開かれるのだと。

久しぶりに読み直してみて、この本も素晴らしいなあと思いました。そして、私はずっとこういう考え方をインプットしながら、徐々に自分の消極的な姿勢を変えてきたのかもしれないと思えてきました。

「私はできる!」黄金の法則
 
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 09:34 | Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月06日

ブランド人になれ!



メンターから勧められた本です。私のメンターはマーケティングのプロなので、そういう方面の本も勧めてきます。メンターから勧められたら、基本的に断らない。それが私の流儀です。

著者はトム・ピーターズ氏仁平和夫氏の訳となっています。ピーターズ氏はマッキンゼーで勤めておられた方のようです。


ではさっそく、一部を引用しながら内容を紹介しましょう。

要は気がまえである。当分の間は、会社勤めを続けるとしても、個人事業主のように考え、行動しよう。個人事業主は独立独歩、頼りになるのは自分の腕だけだ。その腕をつねに磨いていかなければ、明日にでも食いっぱぐれる。個人事業主の売り物は、自分の実績と自分のプロジェクトしかない。
 だれにも頼らず自分の力で生きていける人を、私は「ブランド人」と呼びたい。ひとめで違いがわかるもの、お客さんの期待を裏切らないもの、人の心を癒すもの、グッとくるもの−−それがブランド人である。
」(p.14 - 15)

まずこのように、「ブランド人」とは何かを説明します。今はいちサラリーマンだったとしても、まるで個人事業主であるかのように考え、行動する人です。

今や、いつ会社が倒産するか、いつ自分がリストラされるかわからない時代です。やがて、会社そのものがなくなったり、ホワイトカラーのほとんどが不要になるとピーターズ氏は予測しています。そうなってもいいように、今のうちからブランド人として生きることが重要なのですね。


自分の名前をブランドにするというのは、やれと言われた仕事を嫌々やることではない。顔が見えるお客さんのために、まちがいなく付加価値がある商品を創造することだ。商品やプロジェクトを自慢のタネにすることだ。お客さんを、共謀者にし、熱狂的なファンにし、宣伝マンにし、生涯の友にすることだ。」(p.52)

仕事に対する姿勢も、ブランド人は違うと言います。自分がやることに、いつもさらなる付加価値をつけようと考えるのです。そうすることで、そのブランドが浸透していくのですね。


ストラヴィンスキーはこう書いている。上手な演奏もあり下手な演奏もあるが、問題は魂を奏でることだ。演奏が拍手喝采をあびるかどうか、それは自分の意のままにはならない。人間が意のままにできるのは、自分の意思だけだ。世間的に大成功するかどうか、それは自分の意のままにはならない。人間が意のままにできるのは、自分の意思だけだ。小手先でうまくやろう、見せよう、受けようと思えば、それほど苦しまずに美酒を味わえるかもしれない。心底真実と思うものに従い、自分の良心に従い、精神にムチ打ち、ひたすら純真を追い求めれば、深い絶望と孤独にさいなまれ、絶え間なく悩み苦しむことになる。それでもへこたれず、信念を貫き通せば、自分を鍛えてくれる。”劇場”は、いつの日か、脳天を貫くような歓喜で私たちを包んでくれる」(p.158)

これは、デイビッド・マメット氏の言葉を引用したものです。相手は変えられないが、自分の意思は自由に決められる。そこで自分がどうするのかが重要だということです。大リーガーのイチロー選手の生き方を彷彿とさせますね。

ブランド人になろうと思えば、仕事はきつくなるだろうか。当たり前さ。会社のために働いていたときよりはるかにきつくなる。」(p.160)

ブランド人になるには、はるかに高いステージに向けて、自分を押し上げていかなくてはならないのです。


ポイントはこうだ。人は人生の大半を、厚い壁の前で過ごす。どう体当りしてもびくともしない壁の前で、死にたくなることもあるかもしれない。しかし人は、その厚い壁の前で、ほんとうの力をつけていくのである。
 人は誰しも、かならず厚い壁にぶちあたるのだから、あがくよりも楽しんだほうがいいと、レナードは言う。
 いくら頑張っても前に進めないときに、自分には素質がないなどと諦めてはいけない。目には見えないところで、力が蓄えられているのだから……。それは、学んだことをしずかに吸収している時間なのだ。
」(p.207)

何かを習得しようとする時、一気に上達する時期もあれば、壁にぶち当たる時期もあります。その壁にぶち当たった時、諦めてはいけないと言います。それは、大きく力を蓄え、次元上昇しようとしているからなのです。だからこそ、その間をも楽しむことですね。


この本には、非常に多くの行動指針が書かれています。大雑把に見ると、1つは普段自分がやらないことをやろうという指針です。自分のキャパを大きくするには、いつもではない自分を体験することが重要なのですね。

もう1つは、人脈を構築するということです。重要だと思う人、あるいは自分の枠を超えた面白い人、何か感銘を受けた人などと食事をする機会を作るなど、交流することを勧めています。

3つ目は、自分のブランドを考えることです。自分にはどんな特徴があって、どんなメリットを提供できるのか。自分の商品は何かを考えることです。

他にもいろいろありますが、私の記憶に残ったのは上記の3つでした。そして、ブランド人という考え方を自分の信念にすることが、もっとも重要なのだろうと感じました。会社などに依存するのではなく、独立独歩の気概を持つことです。

自分の仕事に対する考え方を変えてみたいのでしたら、ぜひお勧めします。

ブランド人になれ!

posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 10:12 | Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月04日

現実は大いなるものからのお知らせ

今日は土曜日ですので、例によって津留晃一の世界さんのFacebookへの投稿を紹介しましょう。
とても長い内容なので、この中から1つだけポイントを絞って紹介します。


現実は
現実なんかではありません。

「これでいいのかい?」
というお知らせです。



これは、とても面白い表現だと思いました。
現実は鏡だとか、自分の思考が引き寄せるとか、いろいろな表現があります。
ここで津留さんは、このように表現しています。


内側の私と外側の私には
はっきりとした
役割分担があります。

自我意識であるあなたこそが
何をしたいかを決めます。

内なる神は
それを100%叶えようとする
あなたの召使いのようなモノです。



つまり、「私」という存在は、内と外の二重構造になっているということが1点です。

私=外+内

「外」自我、とかエゴ、あるいは顕在意識などと呼びます。
「内」真我大いなるもの潜在意識などと呼びます。

そして、「外」の働きは、何をしたいかを決めることだと言います。
「内」の働きは、それを実現してみせることです。


潜在意識が記憶を見せてくれるというホ・オポノポノとも通じる考え方ですね。


「内」と「外」の役割は以上ですが、まだ違いがあります。
それは、インプットとアウトプットするものの違いです。


内なる神には
あなたの見えているモノが
全く見えていません。

この世界は
五感を通してしか
見ることが出来ません。

あなたが外なる世界を
見て感じた印象を通して、

内なる神は
あなたの世界を
感じています。

そしてあなたが抱いた
心象を外側に映し出します。

「これでいいかい」
と言っているわけです。



「外」が何をインプットとしているかは、すでにご存知でしょう。
私たちは五感を通じて現実を把握します。

外の働き

視覚は、赤い、まばゆいなどを感じます。
聴覚は、つんざくような音、大きな音などを感じます。
触覚は、熱い、ただれた状態などを感じます。
このような五感を通じて得た感覚を、私たちは心象に変換します。

爆弾、爆発
※イメージです。

上記では、爆弾が爆発した場面かもしれません。
その現実を五感を通じてインプットし、「悲惨な」とか「死の恐怖」などの心象をアウトプットするのです。


ここからは「内」の働きです。

「外」がアウトプットした心象を「内」はインプットします。
そして、その心象に合うものを現実世界にアウトプットします。
つまり、「外」が「悲惨な」とか「死の恐怖」と感じる現実を、創造するのです。

内の働き

その時、「内」には何の悪意もありません。
まるでコンピューターのように、インプットされたものにふさわしいものをアウトプットするだけです。

そして、こう「外」に尋ねます。
これでいいのかい?


原因は、私たち「外」の心象です。
思考とか感情と呼ばれるものです。

したがって、現実が思い通りでないのなら、原因を変えればよいのです。
「悲惨な」現実が好みでないなら、「悲惨な」と感じないことです。
「死の恐怖」という現実を避けたいなら、そこに「死の恐怖」を感じないことです。

外と内の働き


どうすれば、それが可能でしょうか?

それは、見方を変えることで可能になります。
視点を変えることです。

まず、自分が原因であることを認めることです。
自分が原因になろうと決意することです。
もう現実(結果)には惑わされず、好みの心象(原因)を作るぞと誓うことです。

たとえ、何度ころんだとしても。
焦らず、嘆かず、今を楽しみながら、原因として生きることです。

 
※これは無料メルマガ「SJ通信」から転載したものです。
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2017年01月30日

大地がよろこぶ「ありがとう」の奇跡



小林正観さん「ありがとうの奇跡」を買おうとして検索した時、この本も表示されました。自然農法に興味があったこともあり、何となく惹かれるものを感じて、この本も注文してみたのです。

著者は村上貴仁(むらかみ・たかひと)さん。佐々木ファームの代表で、「ありがとう農法」を実践し、広めておられる方でした。本を読んでわかったのですが、村上さんは正観さんの影響を受けて、「ありがとう」と言うことを実践されたようです。


ではさっそく、一部を引用しながら内容を紹介しましょう。

「ありがとう農法」は、私が実践している作物のつくり方であると同時に、私自身の生き方でもあります。」(p.34)

畑の作物にも、さまざまな試練があります。雨が続いたり、干ばつだったり、暑かったり、寒かったり、虫に食べられたり、病気が発生したり。しかし彼らは、それに対して、いちいち嘆いたり、愚痴を言ったりはしません。畑の調和を大切にし、お互いに支え合いながら、自分が輝くために一生懸命に生きています。
 そのような姿を見ていると、自分も地球の上にいる生き物として、彼らと同じように生きたいという気持ちになってきます。同じ命として、私にもたくさんの試練があるけれど、それは私の命が輝き、まわりの命たちの役に立つためなのだと思えてきます。
」(p.35)

村上さんは希望を持って農業の世界に飛び込むものの、思ったようにならずに悩み、家族が崩壊しそうになり、自分自身もうつ病状態になります。その上、息子の大地くんが突然亡くなったり、奥さんがいつ死んでもおかしくない病気になります。

そのようなたくさんの試練を経て生まれたのが、「ありがとう農法」なのです。


あるとき、「ああ、そうだったんだ」と、ひとつの答えが出ました。
 まわりの人が亡くなっていくことが、結果として自分の学びにつながっているということは、何となくわかっていました。でも、それだけじゃないことに気づいたのです。私は、だれもができるわけではないような体験をすることで、人の役に立てる人間にならなければならないんだとわかりました。
」(p.56)

身近な人が次々に亡くなっていくという人生を通じて、村上さんは悟られたのですね。ただ自分の学びにするだけではなく、それを他の人に伝えていく使命があるのだと。多くの苦難に見舞われる人には、そういう使命があるのだろうと思います。


さゆみの病気を通して、本当の覚悟を得ることができました。大事なのは、いつでも死ねるということではなく、いつでも死ねるという覚悟をもちながら、生きられる限り生きて、人の役に立つことをやるということなのです。」(p.63)

ネフローゼでいつ死んでもおかしくない状態で奥さんは、治ったら全国の難病の人に話をして、励まして回りたいという希望を語ったのだそうです。それを聞いて村上さんは、ただ死ぬ覚悟だけじゃだめなのだと自覚されたのです。

そのときの彼女の気持ちは、
「何でもかんでもがんばらなきゃと思ってきました。でも、もうこれ以上がんばるのは無理だわ、がんばることを手放して身をゆだねようと、心の底から思いました」
 ということらしいのです。
」(p.37)

奥さんは、頑張るだけ頑張って、もう無理だと思った時、やっとその頑張りを手放すことができたと言います。「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」ですね。


何だよ、奇跡なんて、自分のまわりに山ほどあるじゃないか。そんなことに気づけたのです。そうしたら、「ありがとう」を言うのが、うれしくて楽しくて、何を見ても、何があっても、「ありがとう」が口から出るようになりました。」(p.84)

正観さんの影響を受け、36万回の「ありがとう」を実践された村上さんは、このように気付かれたと言います。

周りの物に「ありがとう」と言っては気持ちよくなる。家族に対しても、「ありがとう」と言いたくて仕方がない。生きているだけで100点満点なのに、「おはよう」なんて挨拶してくれたら、それが200点にも300点にもなる。幸せでたまらなくなったそうです。


そんなとき、はっと、大事なことに気づかせてもらいました。
「命には、見える命と見えない命があるんだ」
 そんなことを思いながら、腐ったレタスを、愛おしそうに見ているわけです。
 どういう意味かというと、レタスとかキャベツとか虫というのは、見える命ですよね。でも、病原菌とかカビは、目に見えない命です。でも、病気になって腐ってきたレタスというのは、病原菌やカビという見えない命を見えるようにしてくれているんだと思えてきたのです。
「見えない命が見えた!」
 私は、うれしくなってきて、病原菌やカビという見えない命が、レタスが腐るということで見える命になってくれたことに、感謝できるようになってきました。
」(p.96 - 97)

私たちにとって、一般的には不要なものと思いがちが病原菌やカビなどの存在も、命の一部だと感じたのですね。その命の息吹が感じられたことが、村上さんにとって嬉しくてたまらない出来事だったようです。


自分が幸せじゃないと思っている人は幸せにはなれません。幸せだと思える人だけが幸せになれるのです。だから今、どんな状況にあったとしても幸せだと思うことが、幸せへの近道です。どんなことがあろうと、「ありがとう」なのです。」(p.122)

自分が思ったことが現実を引き寄せます。このとき、脳は否定語を理解できないので、「疑わない」ではなく「信じる」というように肯定形で思うことが重要だと言います。


自分に都合の悪いことでも喜べるのがありがとう農法です。それは、いくら人間に都合の悪いことであっても、そこには、命の躍動があるからです。それを見つけたときの喜びが、ありがとう農法のエネルギーになります。困った、どうしようという思いは、ありがとう農法には似合いません。」(p.133)

まずは、現状を肯定することから始める。その中に、命の躍動を見つけ出す。それが「ありがとう農法」なのですね。仮にそれで、野菜が思ったように育たなかったとしても、そこにまた命を見つけ、命の生かし方を考える。それが私たちの役割なのです。


植物、虫、微生物が、それぞれ単独で無毒化をしているわけではありません。チームを組んで、協力をし合いながら、豊穣を守っているのです。すばらしいシステムです。彼らは、自分たちの存在理由を知っているのだと、私は思います。だから、命と向き合い、命がけで、豊穣を守ります。
 私たち人間も、本当はその一員となって、一緒になって豊穣を守ればいいのですが、なかなかそれができません。せめて、「ありがとう」のひと言くらいはかけたいものです。
」(p.139 - 140)

自然は、人間の自己治癒能力と同じように、豊穣を守る能力があると言います。毒素が現れたら、それを浄化するシステムが備わっているのです。それを担っているのが、雑草や虫、微生物といった存在なのです。

ですから、私たちには理解できないことがあったとしても、豊穣を信じることですね。自然は、そのままで豊穣なのだと。そうすれば、少なくとも無理やり邪魔をすることはなくなります。積極的に協力できないとしても、豊穣を信頼して、感謝すればいいのです。


もっと大きくなればいいのにとか、真っ直ぐになればいいのにとか、そうじゃなくて、ありのままの命を認めること。それがありがとう農法なのです。」(p.209)

これは子育ても同じだと村上さんは言います。自分の思い通りに育てようとするのではなく、その子が伸びるのを邪魔しないことが重要なのです。そして、その子のありのままを受け入れ、それをどう生かすかを考えてあげれば良いのですね。


苦しみやつらさというのは、畑で言うなら、害虫と言われて殺される虫たち、雑草と呼ばれてむしり取られる草たち、病原菌と毛嫌いされる微生物たちと同じです。ないほうがいいと思われています。邪魔者扱いされています。しかし、ありがとう農法という”農業”には、害虫も雑草も病原菌もありません。すべてがありがたい命です。同じように、ありがとう農法という”生き方”では、苦しみもつらさもありません。すべてがありがたい体験なのです。」(p.223)

すべてがありのままで素晴らしい。すべてがそのままでありがたい。それが「ありがとう農法」という農業であり、生き方なのですね。


偶然に出合った本でしたが、あまりに素晴らしくて感動しました。そして、シンクロがありました。今週号の「みやざき中央新聞」で、村上さんの講演録の連載が始まったからです。驚きました。

「ありがとう農法」は、木村さんの「奇跡のリンゴ」ともオーバーラップする内容だと思います。自然のままで豊穣だという考え方です。そしてこれは、単なる農業の方法ではなく、農業を通じた生き方なのだと感じました。

大地がよろこぶ「ありがとう」の奇跡
 
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 18:42 | Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月27日

運命をひらく



本田健さんの新刊を読みました。内容もよく知らずに買ったのですが、健さんによる松下幸之助氏の教えを解説した本のようです。


ではさっそく、一部を引用しながら内容を紹介しましょう。

松下氏は、災害が起こった時に便乗値上げするようなことをせず、相手が困らないようにということを常に心がけていたようです。

でも、商売のためにそれをやったというよりも、取引先の人が心から大事だったから自然とそういうことをやったのだと思います。
 家族を早くに亡くした幸之助にとって、社員は家族、取引先は親戚のような存在だったのかもしれません。
」(p.51)

松下氏は8人兄弟姉妹の末っ子として生まれています。父親は11歳の時、母親は18歳の時に亡くしました。そして26歳で天涯孤独となったのです。愛したくても、その家族はもういない。だから松下氏は、仕事の関係者を家族のように思い、愛そうとしたのかもしれません。


松下氏は、誰に対しても丁寧だったと言われます。若い記者が尋ねて行った時も、部屋の入口まで見送って、深々とお辞儀をされたとか。そういうことで、松下氏のファンになる人が多かったようです。

では松下氏は、それを計算ずくでやっていたのかと言うと、どうもそうではなさそうだと健さんは言います。それが、万博の松下館を作った時、視察に来た松下氏のエピソードでわかるのだと。

道路から桟橋を渡って松下館に入るのですが、松下氏はそこを歩きながら「下駄はないか」と言われたそうです。そしてその下駄を履いて確かめるように歩かれ、こう言われたそうです。

万博には田舎からお年寄りも来られる。下駄ばきの人もいるはずだから、この階段はその人たちにも安全でないといかん。君らは確認したんか」(p.125)

さらには自ら入場待ちの行列に並ばれて、どのくらいで入場できるのか、その間に不都合なことがないだろうかと確かめられたそうです。そして、夏に備えて日除けを用意することと、待ち時間を短くするために誘導を考えるように指示されたそうです。

いかに親身になって、来場客のことを考えていたかがわかります。


松下氏は命令して指示するより、質問をよくしたそうです。「君はどう思う?」「なんで、そうなんや?」この2つの質問が多かったと、側近の方は言われています。

それは、相手に考えさせて自発的に動かすための手法のようにも思えますが、健さんは、松下氏が純粋に知りたかったのではないかと言います。学歴がなくてものごとをよく知らないと、松下氏は本当に思っていたのではないかと。だから、人に教えを請う気持ちが強かったのだろうと言うのです。

ただよくよく考えてみると、幸之助は、相手を諭すために質問したのではなく、やはり自分の見方がずれているかもしれないという前提で、人に聞いていたのだと思います。
 また、質問するときに、たえず正解を求めていたわけではなく、相手はどういう考えを持っているのだろうと思って聞いたのでしょう。
」(p.142)

また松下氏は、何かを指示する時も「君、これやってくれるか」と、質問の形で依頼したそうです。このことも、部下に主体性を持たせることにつながっているのだろうと思います。


松下氏は、他の人の話を真剣に聞いたそうです。それによって学ぼうという気持ちが、本当に強かったのでしょう。

会社の会議でも、椅子にやや浅めに座って、正座するようにぴしっと背筋を伸ばして、発言する人の意見を聞いたそうです。そして、人の話を聞くときは、その人の目をじっと見て、真剣に耳を傾けたといいます。
 幸之助に話を聞いてもらただけで、感激する人が多かったのは、彼の傾聴する姿勢ゆえでしょう。
 質問の答えをじっくりかみしめてから、「おおきに。大変参考になりました」と言うことが多かったそうですが、言われた人はみんな大感激です。
」(p.172)

相手を大切にする気持ち、すべてから学ぼうとする気持ちが、本当に強かったのだろうと思います。


経営の神様と言われる松下氏ですが、常に順風満帆だったわけではありません。むしろピンチや逆境の連続だったと言えそうです。そういう時の対応こそが重要なのだろうと思います。

昭和9年の室戸台風では、関西だけで死者3000人、負傷者15000人にもなったようです。門真市に移転したばかりの松下の工場も大打撃を受けました。そこに松下氏がやってきて、見回りを勧める工場長を制して、こう言ったそうです。

後藤君なあ、こけたら立たなあかんねん。赤ん坊でも、こけっぱなしではおらへん。すぐ立ちあがるやないか。そないしいや」(p.178)

意気消沈するでもなく、対応を叱責するでもなく、そう言ってすぐに引き返されたそうです。工場の被害状況など、どうでも良かったのです。もう起こってしまったことですから。起こったことは嘆かず、そこからどうするかだけを考える。そういう前向きな姿勢でいたようです。


松下で採用する時、運が強いかどうかを尋ねて、YESと答えた人を採用することがあったそうです。松下氏は、運が強いということを、とても重視していたようです。

たとえば、不運に見舞われたとき、そこで駄目になる人と、復活できる人がいます。その違いは、「どんな状況でも、希望を捨てないことだ」と思います。
 幸之助は、度重なる不運にめげなかったからこそ、運をつかめたのでしょう。
」(p.187)

つまり、運が強い人というのは、自分の運命を嘆いたり呪ったりしないのです。その結果、自分は運が強いと信じているのです。客観的に見てどうかではなく、自分が何を信じているかが重要なのですね。


松下幸之助の生涯は、文字通り波乱万丈でした。
 現在、世界的な企業になったパナソニックだけを見ると、幸之助のことを知らない人は、彼が順風満帆な人生を送ったように見えるかもしれません。
 この本を読んでくださったあなたは、幸之助が、生涯を通じてずっといろんな試練に見舞われっぱなしだったことを理解していただけたと思います。
 ですが、意外にも本人はそう思っていなかったようです。
 あるインタビューで、「大変な人生でしたね」との問いに、「難儀はしたけど、苦労はしてない」と答えたそうです。
」(p.243)

あくまでも松下氏は、自分は運がいいと考え、楽しく素晴らしい人生を送らせてもらっていると信じていたのでしょう。状況がどうであれ、自分の考え方を貫かれたのだと思います。


松下幸之助氏の教えに関しては、実に多くの本があります。それゆえ、健さんもかなり緊張して臨まれたようです。すでに亡くなられており、直接話しを伺えないというもどかしさもあったかと思います。そういう中で、健さんらしくまとめた1冊になったのではないかと思います。

少なくとも、松下氏が波乱万丈の人生を送りながら、それを嘆くことがなかったばかりか、それに本気で感謝していたフシがあること。そのことを示してくださったことが、この本の大きな特徴かと思います。

運命をひらく
 
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 15:30 | Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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