2022年09月25日

テレビは見るな! 新聞は取るな!



Youtube動画でテレビや新聞に洗脳されてるから、テレビなんか見るな!というような話をした矢先、こういう本があることを知りました。
著者は船瀬俊介(ふなせ・しゅんすけ)さんです。船瀬さんの本は以前にも「3日食べなきゃ、7割治る!」を読んでいます。
今回も、最近、健康&ダイエットに関する本を読んでいて、その流れで船瀬さんの本が紹介されていて、その関連本としてこの本が表示されたので、タイトルにピンときて買ったのでした。

しかし、読み始めてから、思っていたのと少し違うなと感じました。
それで前に紹介した本の記事を読み直したのですが、やはり船瀬さんの過激に批判的な部分に賛同できない気持ちが書かれていました。
今回の本も、批判が強すぎて感情的になりすぎており、事実の認定に客観性が欠落している部分が散見されました。

ただ、だからと言って船瀬さんの言うことを否定できないことも事実です。
私は、こういう考えもあるなというくらいで読みました。そういう前置きをして、本を紹介したいと思います。


ではさっそく、一部を引用しながら内容を紹介しましょう。

……本当のことが、書けないんだ」
 なんど、この嘆きの声を聞いたことだろう。
 わたしには、若い頃より何人もの新聞記者の先輩、友人たちがいた(本書第一章参照)。
 みな、正義漢で、やさしいひとたちばかりだった。
 その彼らが、苦渋と諦めの表情でこうつぶやくのだった。
 朝日のK記者は「辞めたい」と嘆き、読売のH記者は「ナベツネが白といえば白」と自嘲した。日経のM君は「企業批判は一行も書けない」。
 共同のT先輩は「わが社は腐ってます!」と号泣した。
」(p.17)

確かに、こういうことがあったのでしょう。
マスコミといえども企業ですから、儲けのために圧力を受け、真実を捻じ曲げることがあっても不思議ではありません。


『ほんものの酒を!』は三一書房から新書判で刊行されるやベストセラーとなった。
 勇気づけられたのが、地方の名酒造である。そこから優良な地酒ブームに火がついた。
 その品質向上の勢いは、火付け役のわたしですら、驚嘆するほどだ。
」(p.67)

確かに、日本酒の品質が大幅に改善された時期がありました。その流れを作ったのは、船瀬さんの本がきっかけだったのですね。
ただ、品質を隠して偽の酒が造られていたかのように書かれていますが、それはどうだろう? と思うのです。当時、三倍増醸酒というのは知られており、二級酒や一級酒の区分けにはあまり意味がないことも言われていました。

私も、甘ったるい日本酒は頭痛がするし、悪酔いするので敬遠していました。その中で、新潟へ行った時に「八海山」という日本酒を飲んで、千鳥足になりながらも気持ちよく酔い、二日酔いもしなかったことがきっかけで、純米酒というのば別の酒だと気づいたのです。
それ以降、飲むなら純米酒か、せいぜい本醸造と決めていました。今では、純米酒や本醸造以外の日本酒は存在しないのではないでしょうか。日本酒がワイン並に世界に受け入れられるようになったことは、本当に素晴らしいことだと思います。


これら「タレント証言」「商品テスト結果」「各社回答」の”証拠”を固めて、記者会見の案内を出した。テーマは「洗剤CMはインチキだ!」
 マスコミ各社が詰めかけた。なかでも活躍したのがNHKの池上彰さんだ。
」(p.78)

そう言えば、そんなことがありましたね。洗剤のCMで「こんなにきれいになります!」という誇大広告。実は新品と差し替えていたことがわかり、告発されたようです。その当時、池上さんはNHKの記者だったようです。
まあ、あんなCMがウソだということは、多くの人が気づいていただろうと思います。なぜなら、実際に洗ってみればわかるからです。私の姉も、小学校の時の自由研究で、洗濯方法による汚れ落ちの違いを研究発表しましたが、どれ一つきれいに落ちたものはありませんでしたよ。


こういう過去の告発したデタラメを書かれているのですが、ちょっと盛りすぎているんじゃないかなと感じる部分も目立ちます。
たとえば、化粧品による「女子顔面黒皮症」という被害についての記述が56ページからあるのですが、そこには代表的なメーカー大手7社とその代表取締役を、詐欺罪、薬事法・景表法違反の罪状で刑事告発したとあります。資生堂も入っています。しかし、ネットで検索してみると、公害訴訟になっており、資生堂は入っていません。
これは、化粧品に含まれていた色素によるアレルギー反応が原因だということになったようです。資生堂の製品には、それが使われていなかったのだとか。そして、多額の和解金を払って和解決着したようです。

もし本当に詐欺罪で告発し、勝訴していたのだとすれば、大問題になっていたはずですが、そんな記憶もありません。
化粧品被害は、使用者の全員とか大多数に及んだわけではなく、一部の人だけでした。そして、そういうアレルギー反応があることを予見できなかったということで、そういうことはあり得ると思うのです。
そうであれば、騙して毒を買わせたなんてことではなく、安全に対する配慮が少し足りなかった、今後は改めます、という程度のものとも言えるのではないでしょうか。


子どもは大人のおよそ一〇倍、胎児は一〇〇倍、悪影響を受けると考えるべきだ。
 だから妊娠中こそ、電磁波を母体から遠ざけなければならない。
 たとえば、IH調理器を普通に使っているだけで数十ミリガウスは被ばくする。
 すると、流産が五・七倍急増する、という研究報告がある。
 さらに恐ろしいのが電気カーペットや電気毛布だ。表面は三〇〇ミリガウスを超える。
 つまり、安全基準の三〇〇倍超。電磁波の発ガン性、催奇形性を思い出してほしい。
 妊娠初期三ヵ月間、電気毛布を使った妊婦を悲劇がおそっていた。
 胎児の先天異常(奇形)が一〇倍に急増していたのだ。
」(p.93)

スカイツリー周辺住民には、これから数倍から数十倍、ガンや白血病、奇形が発生することだろう。」(p.97)

だから門真市民は、全員退避しなければならない。
 福島原発と同じ。それなのに、門真市民は、電磁波の脅威について、何ひとつ知らされていない。
 一人の自治会長がコツコツと調査を進めた結果、衝撃事実が判った。門真市の白血病死亡率は、大阪府の平均の約一五〇倍にたっしていた……。
」(p.103-104)

電磁波が健康を害するということは、昔から指摘されてきました。それについても多くの研究がなされていますが、いまだに確たる結論が得られていないと思います。
しかし船瀬さんは、このように10倍とか100倍とか、ガンや奇形が増えているという何とも恐ろしい結論を断定されています。
では、実際はどうなのでしょう? ネットで検索した限り、そういう統計結果を見つけることはできませんでした。もし、10倍とか、まして100倍もガン患者やガン死亡者が増えていたなら、統計数値も歪な急増が見られるのではないでしょうか?
それとも、そういう統計数値でさえも、後で出てくる闇の支配者によってもみ消されているのでしょうか?


だれも知らされていないが、電磁波被ばく以上に、リニアには致命的欠陥がある。
 それが”クエンチ”現象だ。これは、超電導磁石が、突然、磁力を失う。
 その原因は、いまだに不明。
 つまり、原因が不明ということは、対策も不能ということだ。
 この謎の”クエンチ”がいかに恐ろしいか。リニアの全路線の九割はトンネルだ。それも、南アルプスの頂から三〇〇〇メートルも地下の暗黒の世界。そこを時速五〇〇キロで疾走する。その瞬間、”クエンチ”が起きたらどうなる?
 一瞬で乗客は火ダルマに包まれる。約一〇〇〇人の乗客は火炎地獄で苦悩死する。
」(p.109)

だからJR東日本の社長も絶対に乗らないと言っているのだとか。
表現は詩的で、いかにも恐怖を煽るような書き方です。トンネルの中での衝突火災事故において、地下3000mかどうかなど、どうでもいいことでしょう。
それに、そんな事故が起こる可能性を無視して開発し運行しても、大惨事が起こったら会社が潰れますよ。そんな博打みたいなことをやるでしょうか? 私には疑問です。


3Gガラケーでも害がある。
 一〇年間耳に当てて使う。それだけで五倍も脳しゅようができる(二〇代)。
 おそるべき発ガン性だ。
」(p.121)

「5Gにはタバコと同じレベルの発ガン性がある」
 ガン研究の世界的権威A・ミラー博士(トロント大名誉教授)は断言する。
 これは、人類全員にタバコを強制的に吸わせるのと同じだ。
」(p.121)

これも電磁波による発ガン性の指摘ですが、たしかタバコのガン死の可能性は5%上昇させるというものではなかったでしょうか?(厚労省の資料) それなのに、5Gより3Gの方がガンの危険性が高くなるのでしょうか?

たしかに発ガン性に関しては、数倍と指摘する研究があることも事実です。しかし、そういう一部の研究があるからと言って、それが絶対的に正しいと言い切れません。
船瀬さんの主張は、一部の自分にとって都合の良い事実を切り取って取り上げ、不安(恐れ)を煽るような表現で紹介しているように感じられます。そういう意味では、船瀬さんのやり方こそ、まさに洗脳ではないか、という気もするのです。


なら、人類にも同じ被害が確実に生じる。それは、だれでもわかる。
 なのに、なぜ”かれら”は5Gを強行しようとしているのか?
 目的は三つだ。

@巨利収奪
A洗脳操作
B人口削減
」(p.125)

よく言われていることですね。しかし、儲けのためということは理解できますが、人口削減というのは、私には眉唾です。本当に人口削減が目的なら、こんなまどろっこしいことはしないと思うからです。
さらに言えば、携帯電話(スマホ)という超便利なものが普及した社会において、その「かれら」は利用しないのでしょうか? もし利用すれば、自分たちを殺すことになりますけど。

いやそれは、5Gを使わない地域があるんだ。そう言う人もいます。でも、先ほど引用したように、3Gでも害があるんですよね? そのうち固定電話なんてなくなりますよ。電磁波が問題なのであれば、アマチュア無線もトランシーバーもダメでしょ。


アメリカでは食事療法など自然な治療でガンを治す医者が数百人暗殺された……という。ガン食事療法で世界的な権威マックス・ゲルソン博士も、ロックフェラー財閥が放った刺客に暗殺されている。」(p.138)

まず、根拠がまったく示されていません。そして伝聞を示すことで、暗にそれが事実だと思い込ませようとしています。根拠を示さずに言い切るのは、洗脳の常套手段ですよね。


Aの毒物反射は、血圧低下だけではない。
 その他、何十という毒反射の症状が出ている。しかし、医者も製薬会社も、これらには眼をつぶる。「副作用」のひと括りで片付ける。彼らが望むのは、血圧低下という”毒反射”だけ。それを「主作用」として、大々的に宣伝し、売りまくる。
」(p.147)

西洋医学の、もう一つの致命的な過ちは「病気」と「症状」を混同したことだ。
 東洋医学は、「症状」を「病気」の「治癒反応」ととらえる。こちらが正解だ。
 風邪という「病気」のとき、「発熱」「咳」「下痢」などの「症状」が現れる。
 それらはすべて、「風邪」を治すための「治癒反応」だ。
」(p.149)

あらゆる病気の原因は、”体毒”に帰する。
 ”体毒”のルーツには二つある。口の毒と、心の毒である。それは過食と苦悩……。
 代謝能力を超えた過食と苦悩が二つの毒素を体内にめぐらす。それが「老廃物」と神経ホルモン「アドレナリン」だ。後者は毒蛇の毒素の三〜四倍というほど猛毒だ。それが、体内を巡る。ムカムカ気分が悪くなり、イライラする。
 万病は、これら”体毒”によって生じる。
 だから、”体毒”を消せば、万病も消える。
 これが、「断食」(ファスティング)で病気が治る基本メカニズムだ。
」(p.152)

薬というものは、私もこういうものだと思っています。基本的に人体の症状を抑えることを目的にしています。その症状が病気そのものであるかのように見なしているからです。
しかし、船瀬さんも指摘しているように、症状とは自然治癒力が病気を治して健康に向かおうとするために引き起こしているものです。発熱も下痢も嘔吐も痛みも高血圧も、すべてそうです。
そこを見誤っているのが西洋医学だという指摘は、私も賛同します。そして、断食を含む少食によって健康を取り戻す、つまり、自然治癒力を助けるという考え方にも賛同しています。理屈的に筋が通っていると思うからです。


肉類をはじめとする動物たんぱく質は、腸内悪玉菌の大好物。やつらは「肉」をエサにして大増殖して、アミン類、インドール、スカトール、アンモニアなど、猛毒、発ガン物質を排泄する。それが、まず腸壁を刺激する。だから、アメリカに渡った日系人の三世の大腸ガン死亡率は、母国日本の五倍にも達する。
 さらに、発ガン物質は腸壁から吸収されて、全身をめぐる。
 だから肉食者は、あらゆる発ガンリスクが高まる。
 さらに、心臓病や糖尿病リスクは、跳ね上がる。
」(p.160)

これも、一方的な決めつけかと思います。5倍も発がんしているのであれば、それが統計に表れるはずです。しかし、日本人とアメリカ人を比べてみても、そこまでの差はありませんよ。むしろアメリカ人の方が、ガン死が減少しているという統計もあります。
それに、人口削減を目論んでいる人たちがいるのなら、アメリカとかイスラエルとか、残したい地域の人たちは健康食を食べられるように策謀するんじゃないでしょうか。

もちろん、だからと言って、菜食の方が健康的だという説を否定するつもりはありません。私自身、いずれ人類は肉食をやめるだろうし、究極的には食べることをやめるんじゃないかとさえ思っています。


私たち人類は、大きく騙されてきた。そして、今も騙されている。
 だれから? それを、私は本書では”闇の支配者”などと表している。
 その正体も明記してきた。国際秘密結社フリーメイソンであり、その中枢を支配するイルミナティである。ロスチャイルド、ロックフェラー両財閥は、その”双頭の悪魔”である。
」(p.177-178)

船瀬さんは、陰謀論が正しいのだということを堂々と主張されています。しかし、私は懐疑的です。
理由は単純です。なぜ、そんな秘密を船瀬さんは知ることができるのか? そして、それを知りながら、なぜ船瀬さんは暗殺されないのか? これだけ著作で暴露しているにも関わらず。

もし、船瀬さんの暴露が、闇の支配勢力にとって大して問題になってないのだとすれば、それはすなわち重要な秘密を暴いていないことになります。もし暴いているなら、確実に殺されているでしょう。だって、ガンの自然療法を推進する医者ですら暗殺されたんですからね、船瀬さんによれば。
ここに大きな矛盾を感じています。この矛盾について、この本でもそうですが、陰謀論者から的確な説明を聞いたことがありません。だから私は懐疑的なのです。もちろん、だから真実ではないと断定するものではありませんがね。


この他にも、日航機の墜落事故、マレーシア航空370便の失踪事件、9.11テロなど、いくつかの事件や事故での陰謀説を展開されています。
私も、一部に関してはかなり疑問を持っているものがあります。しかし、だからと言って、絶対的に陰謀だと決めつけるだけの根拠も持ち合わせていません。


しかし、わたしの周辺で、マスコミ出口調査を受けた者は皆無だ。
 わたしが主催する「船瀬塾」全員にも聞いたが、一人の手も挙がらない。
 つまり、「出口調査」「アンケート」もポーズだけ。
 他方で、二〇一二年、ネット上ではロイター通信による市民による出口調査が公表されている。
 その結果は、選挙速報とはまったく正反対だ。
 じっさいの出口調査では、「未来の党」が八倍、自民に大勝している。
 しかし、フタを開けてみたら……自公の”圧勝”。
」(p.248)

2012年の衆院選で自公が圧勝したことも、マスコミの意図的な情報操作であり、さらには投票の改ざんだと船瀬さんは決めつけています。
しかし、これも私には眉唾です。まず、仮に船瀬さんの身近な人たちが出口調査を受けていないとしても、出口調査をしていないという決定的な証拠にはなりません。それに、マスコミの出口調査はウソだと決めつけながら、ロイターの調査は本当だと、どうして断定できるのでしょう?
さらに、地方局の報道だと与党が1%で野党が99%の得票だったというようなことを取り上げていますが、その方がおかしいでしょう。だって、地方で与党がほとんど支持されないなんてことはありませんから。そんなに国民のリテラシーは高くありませんて。

このように、船瀬さんにとって都合の良い情報は無条件に正しいと断定し、受け入れたくない情報は間違っているとか、意図的に捏造されていると決めつけている。そして、それを示すのに都合の良い情報のみを証拠として取り上げている。
私には、そのように感じられます。もちろん、絶対にそうだとは言い切りませんがね。


なるほど、「真実」を知ることは、楽しいことではない。
「真言」は「耳に痛く」「心は惑う」。
 しかし、「真実」に耳をふさぎ目を閉じる。
 そうして生きることは、まさに「真実からの逃亡」だ。
 その先には、やはり、「底無しの地獄」が待つ。」
(p.300)

私も、真実を追求することは重要だと思います。あくまでも決めつけずに、可能性に心を開きながら。
だからこそ、船瀬さんが主張する「真実」に対しても、懐疑的な態度を持ち続けたいと思うのです。


すでに何度も言っているように、船瀬さんの話は、決めつけていることが多いように感じます。根拠が足りないのです。
もちろん、何を信じるかは人それぞれですから、船瀬さんの陰謀論を信じたい人は信じればよいと思いますよ。しかし、私はまだ懐疑的だということです。

大手のマスコミだけでなく、こういう本であっても、必ずしも真実を語っているわけではない。私は、そのように思っています。
だからこそ、自分で判断することが大切であり、そのための能力を磨くことが重要ではないかと思うのです。
そういうことをお伝えしたくて、あえてこの本を紹介しました。私が絶賛お勧めする本ではありませんが、参考にはなるかと思います。

book20220925.jpg
 
タグ:船瀬俊介
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 08:22 | Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

●コメントを書く前に、こちらのコメント掲載の指針をお読みください。

ランキングに登録しています。面白かったらボタンをポチッと押してね。
↓↓↓↓
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 自分らしさへ