2022年08月05日

結局、すべて大丈夫。



バリ島の兄貴こと丸尾孝俊さんのご縁で知った電子書籍(Kindle版)を読みました。著者は菅沼日菜子(すがぬま・ひなこ)さん

兄貴は、たくさんの人を応援されていますが、それがすべて私も応援したくなる人とは限りません。では何故、この本を買ってみようと思ったか? それは、この本のタイトルが気に入ったからです。
私がいつも言っているのは、そのままで大丈夫だから、ということです。それととてもマッチしている気がして、買ってみることにしたのです。


ではさっそく、一部を引用しながら本の内容を紹介しましょう。

どう し たら 人 は 幸せ に なる ん だろ う?
 心から やり たい こと を やっ て い たら、 幸せ を 感じる ん じゃ ない のかな?
 じゃあ、 みんな 心から やり たい こと を やっ て い ない って こと なのかな?

 …… あれ、 じゃあ 私 は どう だろ う。
」 (p.7-8)

就職した菅沼さんは、ため息をつきながら仕事をする社員たちの姿を見て疑問を感じます。そこから「幸せ」を探究する旅が始まるのです。


「今 の まま じゃ ダメ だ」 という 未来 の 自分 への 不安 感 と、 現状 の 自分 への 焦り。
「変わら なきゃ」 という『 恐れ』 を ベース に し た その 想い から、 次 の 行き先 も 決め ず に 現状 を 飛び出す 決意 を し まし た。
 大好き だっ た 会社 を 辞める という 決断 を し た の です。
」 (p.13)

現状に不満があったわけでもないのに、ただ今のままじゃダメだという思いに突き動かされて、手放すという決断をされたのですね。


誰 もが 抱える あらゆる 恐れ の 中 で、 私 が 一番 恐れ て い た こと。
 それ は、『 私 が 私 を 生き られ ない こと』 でし た。

 それ は、 死 への 恐怖 すら も 超え て、 絶対 に 嫌 だ と 強烈 に 意識 し て い た こと。
」 (p.18)

人生において、恐れる(不安になる)ことはいろいろあります。たとえば、お金がなくなるとか、病気になるとか、最愛の人と別れることになるとか。
しかし菅沼さんは、それよりも自分が自分として生きられないことが最大の恐れだと気づかれたようです。


どんな 状態 でも、 その 人 が「 幸せ だ」 と 感じ たら、 それ が「 幸せ」 です。

『幸せ の 定義 に 正解 は ない』
」(p.41-42)

なぜなら、 幸せ という のは「 現実 の 状態」 では なく、「 心 の 状態」 だ と 思う から です。」(p.42)

探究の結果、たどり着いた答えがこれだったのですね。幸せとは、外的な条件によるものではないのです。


タイ が 好き な 3つ の 理由 で、 それぞれ 深 掘り し て わかっ た こと。
 それ は、 私 は タイ に 行く こと で「 気持ちいい」「 心地 いい」「 心 が あたたかく なる」 という『 開放 感』 と『 安心感』 を 求め て い た という こと です。
」(p.46)

菅沼さんは、タイでボランティア活動に参加されたことがあったそうです。私もタイで「自由」を感じたのですが、菅沼さんも同じような感覚を得られたのかもしれません。
菅沼さんとは場所の縁があるようで、タイ、長野、広島、宮古島という、なぜか私と関連する土地のつながりがありました。


幸せ を 感じる うえ で 大切 なのは『 何 かを する こと』 では なく『 味わう こと』 なの です。」(p.47)

幸せとは、行為(Doing)や所有(Having)の結果として得られるものではなく、存在(Being)そのものなのですね。


「はたして、 自分 の 感覚 に 従っ て いっ たら、 人生 は どう 変わっ て いく ん だろ う?」

「頭 で 出し た 答え」 を 優先 する 人生 から、「 自分 の 感覚」 を 優先 する 人生 への シフト。
 それ は、 自分 の 人生 を かけ た 壮大 な「 実験」 でし た。
」(p.52)

自分 の 直感、 感覚 を 信じる 勇気。
 それ を 行動 し て みる 勇気。
 その 勇気 さえ あれ ば、 人生 は 想像 も つか ない 方 へ、 未知 なる 世界 へ 展開 し て いき ます。
」(p.62)

理性よりも大事なのは直観。自分の感性を信じること。菅沼さんは、自分の人生において何が真実かを実証しようとされたようです。


満点 の 星空 を 見上げ た とき、 息 を 飲み、 言葉 が 出 なく なる 感覚 になり ませ ん か。

 それ は すべて「 純粋 な もの」 に 触れ た こと で、 あなた が、 あなた の 中 に ある「 純粋 さ」 を 思い出し た から です。

 だから、 安心 し て いい の です。
 私 たち の 中 に「 純粋 な こころ」 は かならず あり ます。
」(p.63)

たった 100 年 きり の 人生 を、 心から 豊か さを 感じ て 生きる ため に 必要 な もの。
 それ は、 自分 という 存在 への 絶対的 な 安心感。 そして、 湧き 上がる 好奇心 を 止める こと なく、 チャレンジ し て いく こと だ と 思っ て い ます。
」(p.68)

そうして 1 回 きり の 人生 を 全う し て いく こと を、 未来 の 自分 への メッセージ として、 ここ に 記さ せ て いただき ます。

「結局、 すべて 大丈夫。 だ と し たら あなた は、 本当は どんな ふう に 生き て いき たい です か?」
」(p.70)

自分の人生を信頼して、絶対に大丈夫だという安心感の中で生きることによって、本当の自分を生きることができる。そういうことを、菅沼さんは感じられたのだろうと思います。


とても短い本で、サクサクと読めてしまいます。ある意味では物足りなく感じるかもしれませんが、この値段の電子書籍であれば、これで十分だとも思いました。無用に長くする必要はないので。

それにしても感じたのは、若い人たちの可能性です。こういう感覚をいとも簡単に得られるのが、今の若い人たちなんですね。私はそのことに人類の希望を感じます。
 
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posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 19:56 | Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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