2020年04月24日
「言葉」が人生を変えるしくみその最終結論
今年2020年3月4日に、Qさんこと石田久ニ(いしだ・ひさつぐ)さんがバンコクに来られていて、食事会が行われたので参加しました。その時に2冊の本をいただき(1冊は購入)、そのうちの1冊、「僕らの魂が地球に放り込まれた理由」を前回紹介しました。
今回は、残りの1冊になります。昨年9月26日に発行されたばかりの最新巻で、言葉によって人生が変わるという、Qさんの考え方の集大成という位置づけのようです。
さっそく、一部を引用しながら内容を紹介していきましょう。
「空海によって開かれた真言密教では、私たち人間は、身・口・意の3つから成り立っていると言われています。身とは肉体、口とは言葉、意とは心を指しますが、もう少し意味を広げて考えると、肉体とは身体を使うことなので、行動とも置き換えられますし、意の心とは思考を指しているとも言えます。
つまり、思考、行動、言葉、この3つは、三位一体と言われ、これらが一致するときに夢が叶うのです。」(p.6 - 7)
私がお勧めする「神との対話」でも、思考、言葉、行為の3つで創造すると言っていますね。
Qさんは、思考は簡単には変えられないし、行動もそう簡単にはできないこともあるが、言葉ならすぐに変えることが可能だと言います。だから、言葉を変えることは、行動に方向を与え、思考の輪郭を作ることになり、この3つが一体化して夢が叶うのだと言うのです。
「私たちが生きる意味は喜びを知ることにあります。だからこそ、その喜びを知るために、私たちは3次元で「苦」と直面し、苦しんだからこそ知る絶対的な「喜び」を体験しようとしているのです。「苦」はいわば、宇宙が人間に与えた最大のギフトなのです。」(p.64 - 65)
これも「神との対話」と同様の内容ですね。Qさんは、0次元は自我も認識もないあるがままの世界で、比較するものがないのだと言います。しかし、ただそこに存在しているだけで素晴らしいという、絶対的な喜びがあるのだと。けれども、そこでは比較ができないから、その絶対的な喜びを知ることができない。だから、わざわざ3次元に生まれて「苦」と直面するというわけですね。
「実際は、明日の食べる物を心配している人は、日本を出ればたくさんいます。そこと比べたら、私たちは「ある」のです。すでに豊かさを持っているし、「ある」ことはいっぱい存在している。
「ない」に目を向けることは簡単ですが、あえて「ある」ものに目を向けます。すると、「ある」を種として、実際にも「ある」がどんどん増えていくのです。」(p.148)
「ある」も「ない」も相対的ですから、基準をどこに置くかによって判断が変わります。Qさんは、その基準を変えることによって、「ある」という認識を持つようにすれば、実際に「ある」という現実が現れるのだと言うのです。
「2005年に会社を辞めた直後、友人からある会合に誘われました。そこには4〜5名の方がいらっしゃったのですが、その中の一人が話題の中心になっていました。なんと4か月でゼロから月収100万円を超えたとの話。
「アレ、やってるんですよね」と言われたのですが、「アレ」とはまさに「願望を紙に書く」でした。具体的には「月収100万円を超えました」と毎日ノートに10回書く。そこにいた4〜5名の中でたった一人、その方だけが実行していました。」(p.150)
これはQさんが、神田昌典さんの「非常識な成功法則」を読んで、目標を紙に書くことを知った後の出来事だそうです。私が読んだのはマンガにリメイクした本ですが、願望を紙に書くことが書かれてましたね。
このように方法はいくつもあるのですが、やはり実践する人が少ないということです。実は私も、目標を紙に書くということはしていません。まあ私の場合は、特に目標を定めない方が性に合っている気がするからでもあるのですけどね。
「つまり「呪文の効果を最大限に高める方法」とは、結果を気にせず愚直に唱え続けることなのです。」(p.241)
バシャールも結果には少しもこだわってはいけない、ということを言っていますね。Qさんも、「どうせ叶う」と思って結果を気にせず、気楽に呪文を唱えるようにと言います。
最後に、258ページから書かれているお金を引き寄せる方法を紹介します。Qさんは、簡単に叶うと言います。
最初はアファメーションですが、「なぜかわからないけど○○円が手に入りました」という言葉を、1日目は15分間唱え続けるのだそうです。2日目以降は、1日に1回程度、好きな時に唱えます。願いが叶うまで100日間、これを続けます。
ここでも、いつどうやって入ってくるかを気にするなとQさんは言います。願いは、忘れた頃に叶うのですが、2〜6週間くらいで叶う人が多いそうです。
2つ目の方法は、「やった〜!100万円が手に入ったぞ〜!」という言葉を、その瞬間のように大声で叫ぶという方法です。未来を今、疑似体験する方法ですね。
いずれも詳しい説明が書かれていますので、ぜひ本を読んでみてくださいね。
Qさん自身が、何もない状態で独立し、どん底から言葉を変えることで今の状態にまでなったのだそうです。それだけに、説得力のある内容でした。
この本にもQさんのサインをいただきました。ありがとうございました。
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