2020年01月21日
おくりぶた
この本というか漫画は、SNSで誰かがお勧めしていたものです。誰のお勧めだったかうろ覚えなので、ここでは名前を出しません。おそらく、スピリチュアル関係の方だと思うのですけどね。
したがって、内容はスピリチュアルなものです。作者は山賊さん。漫画なので、あまり引用することもできないのですが、少し内容を紹介しましょう。なお、私が購入したのはKindle版です。
物語は、農業(牧畜?)をしている若い男性が、飼っていた豚を1頭、トラックに乗せて出荷するシーンから始まります。男性は、自分が生きるために命を売るという行為について、考えてしまいます。
その夜、なかなか寝付けなくて起き上がった男性は、ふと振り返ると、そこに自分が寝ていることに気づきます。そこに、売られて行った豚がやってくるのです。
こうして男性は、豚と一緒にあの世に旅立ちます。
まず最初に、地縛霊を見かけます。この世に未練を残しているため、自分で自分を縛り付けているのだと。「ずっとあのままなの?」という男性の問いに、豚は「現状に気づくまでは、現状のままなのです」と答えます。
この答えが秀逸ですね。「神との対話」シリーズでもあの世のことが書かれていますが、まさにこういうことです。自分の思いで自分の現実を創造しているのですから、自分の思いが変わらなければ、その現実も変わらないのです。
このように男性は豚と一緒に、あの世を旅します。地獄へ行ってみたり、天国へ行ってみたり。そこに描かれている内容は、「神との対話」シリーズに書かれているものと本質的に同じで、実に的を射ているなぁと思いました。
「ひとつわかったのが、死というものもまた
命の延長線上にあるものなのですね」
天国で男性は、このように気づきます。こういう気づきは、実に本質的で素晴らしいと感じました。
山賊さんは「あとがき」で、命とか人生とかについて考え、いろいろな知識を得た集大成として、この作品を創ったと言われています。なので、様々な知識の寄せ集めみたいなものだと。
しかし、この作品にある一貫性は、おそらく、山賊さんが得た知識を、自分なりに体系的に捉えた結論ではないかと思うのです。そして、それが「神との対話」シリーズに書かれているものと、非常に似ているという点に、私は驚いたのです。
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