2019年07月18日

宇宙人タマの「魔法の教室」



Facebookで知ったタマちゃんこと奥田珠紀(おくだ・たまき)さん「魔法の教室」というヒプノセラビーを使った自己実現(成功)方法を伝えておられます。

タマちゃんは、つい数年前は生活保護を受けるくらいどん底で、電気代を支払うお金もないくらい追いつめられたことが多々あると、Facebookでも言われていました。
4人の子どものうちの2人に障害があり、ご主人もアスペルガー。そんなマイナスの状況をくぐり抜けて、今は月に5日しか働かず、月収が数千万円に。

こんな破天荒なタマちゃんですから、「いったいどんな人生を過ごしてきたのだろう?」「どうやってV字回復したんだろう?」って気になる人も多いでしょう。私もそうです。
ですから、タマちゃんが初めて本を書いたというので、さっそく購入したというわけです。期待に違わぬ素晴らしい内容でしたよ。


ではさっそく、一部を引用しながら内容を紹介しましょう。

両手を広げて宇宙のエネルギーを取り入れて、静かに息を吐きながら、手のひらに意識を向け、両手を合わせます。すると、手のひらからエネルギーが出ているような温かな感じがします。少しずつ隙間を開け、お団子やおむすびを作るように、そのエネルギーを丸めます。手のひらの間に空気の圧を感じます。エネルギーの塊です。ゆっくり、ていねいに、そのエネルギーを練っていると、まるでゴムボールを手にもっているように感じます。
 上手にできると、宇宙のお母さんはほめてくれました。
」(p.23)

タマちゃんは、子どもの頃から他の人に見えないものが見えたり、聞こえたりしたそうです。動物と話をしたり、精霊と遊んだり。また、「宇宙のお母さん」と呼ぶ大きなエネルギーがあり、何でも教えてくれたそうです。

ここは「気の塊」の作り方を教わったエピソードですが、気功でよくやることですね。私は気功はやりませんが、レイキをやるようになってからは、より簡単にこれができるようになりました。

タマちゃんは、この「気の塊」を身体の弱っている人に入れてあげるよう宇宙のお母さんから言われて、そうすると体の具合が良くなったのだそうです。


いろんな「物」とも会話をしていました。「どうして物と話ができるの?」とよく尋ねられましたが、その人たちには、精霊や動物たちと話すより、もっと異様に感じられたようです。
 でもね、物にだって心もあるし、性格もあって、いろいろなことを話したり訴えてきます。荒っぽく扱われると嫌な気分になるし、大事にしてもらえればうれしがります。人間と同じ。だから、タマは物を大切に扱います。
」(p.27)

物にも心(精神)があるというのは、「神との対話」でも言っています。タマちゃんは、なくし物があると、その物に尋ねてみるそうです。すると、その物が教えてくれるのだとか。そうやって、お母さんのメガネを見つけたというエピソードが載っています。


その赤ちゃんもだんだん年を重ね、人生の晩年を迎えて、またオムツを換えてもらう立場になりました。その様子を空からお母さんが見ていたら……と、タマは思うのです。
「大切に、ていねいに……」と思っているはずです。
 そんなお母さんの思いをタマは引き継いで、今、このおじいちゃん、おばあちゃんのオムツを換えています。お母さんの肉体はなくなっても、思いは残っています。その思いを裏切らないようにしよう。タマはそう自分に言い聞かせていました。
」(p.63)

いろいろな職業を経験されたタマちゃんですが、老人ホームでの介護は天職だと思ったそうです。こういう思いで介護してくれる人がいたら、受ける側も気持ちいいでしょうね。


ホームのみなさんにとってはこれが毎日なのです。何でも体験してみることで、見方や考え方、動き方が違ってきます。タマは、オムツを換えるときの気持ちがガラリと変わりました。」(p.65)

介護の仕事をしていた時、先輩から紙オムツを渡され、それを履いて2回おしっこをするという宿題を出されたそうです。
しかし、大丈夫だとわかっていてもなかなかできません。1回目は便座に座ることでなんとかできました。けれども、それを取り替えることなく、もう1回するという経験は、とても快適なものではなかったそうです。

こういうことも、体験してみなければわからないのです。わかった気になるのではなく、何でも体験してみる。それが何にも増して重要なことなのですね。


そのおじいちゃん、骨折なんてウソみたいに、すいすい歩いていました。あちこち歩き回っても痛みも出ないし、普通の生活ができるのです。唖然とするしかありませんでした。思い込みは現実にまさることをまざまざと見せつけられました。」(p.70)

骨折しているから安静にしてとタマちゃんが言っても、そのおじいちゃんは骨など折ってないと言い張るので、タマちゃんも半ばキレて好きにさせたのだそうです。
このことからタマちゃんは、思い込みを上手に使えば、とんでもなく可能性が広がると思ったそうです。


精神病院へ入院されている方はだれもが深い悲しみ、つらさを抱えています。だからと言って、うつむいているばかりでは前へ進めません。どんな状況に置かれても、人はユーモアを忘れてはいけないと、タマは思うのです。」(p.79)

精神病院で助手の仕事をしていたころ、薬を飲んでもらうのが大変だったそうです。美味しくもないし、量も多いし、病気を感じさせられるからでしょうか。
そこでタマちゃんは、苦痛にならずに薬を飲んでもらう方法を考えたのだそうです。それは、「はい、これは肌が10倍若返るお薬です」などと言って薬を渡すこと。「飲まなければいけない」から「それなら飲んでみようか」と主体的になるのだとか。

もちろんそれはウソだし、冗談なのですが、そういうことがあるかもしれないとも思えます。だから、ウソと知っていても話に乗ってみようかと思う。そこに笑いが生まれるのですね。

絶望は苦痛をもたらしますが、希望は喜びをもたらします。状況は同じでも、見方によって笑いに変えられるのです。


やっぱりタマは地球の常識の中で生きていてはいけないのです。酸素不足で、息が詰まっていました。タマは開き直りました。子どもだったころの不思議な女の子タマに戻ろう。
 そう決心することで、どんどん人とお金が集まってきたのです。
」(p.115)

2、3年ほど前、オール電化の家なのに電気代が払えず、電気を止められる危機があったそうです。そんな時、タマちゃんは自分らしくない生き方をしていたと気付き、開き直ったのですね。

タマだからできたことではありません。だれもが、自分らしく生きれば豊かになれるようにこの世はできている、とタマは思っています。それが証拠に、タマの「魔法の教室」を受講した人たちが、自分らしく楽しく生きて、あらゆる面で豊かに暮らせるようになっています。」(p.115 - 116)

タマちゃんは、これは何もタマちゃんだけが特別なのではなく、みんな同じなのだと言います。自分らしく生きるようにすれば、すべてが上手く回りだすのだと。


バリ島の人たちは、どんなことが起ころうが、すべてのことは神さまが自分のために与えてくれたことだからありがたい、と考えるんだ。なのにタマは、会えたら良くて、会えなかったら損……と考えていた。だからシャーマンさまが留守だとがっかりし、連絡が取れないとやきもきしていたんだ。」(p.138)

タマちゃんの転機になったバリ島のシャーマンに会った時のタマちゃんの気付きです。お金もないのに無理して会いに行ったのに、最初は留守で会えなかったのですね。

シャーマンからは、神さまがタマちゃんのことをかわいいと言っているのがわかるだろう、と言われたそうです。

タマのことを、懐かしい、愛しい、かわいいと思ってくださっている神さまを感じました。
「何でもお願いするといいよ。神さまは叶えてあげたくて仕方ないのだから」
 うれしくなりました。そうなんだ……こうやってタマはずっと守られて生きてきたんだ、というそんな想いが、深いところから湧いてきました。
」(p.138)

神は愛そのものなのですね。愛は無条件ですから、ありのままの「私」を受け入れ、それでよいと言い、かわいくて仕方ないという思いで見守っている。だから、安心していていいのです。
たとえ自分にとって不都合と思える出来事があったとしても、それすら神からの愛を込めた贈り物。そう考えれば、思い通りにしようという執着がなくなります。

バリで受け取ったギフトは次の3つでした。
 ◎ネガティブなエネルギーなんて捨てなさい。
  あんたは、本来、もっと天真爛漫なんだよ。
 ◎損得で物事を測らないこと。
 ◎今すでに与えられている、そのことに気づきなさい。
」(p.139 - 140)

今すでに完璧である。そのことに気付くだけで豊かで幸せになれるのです。


不思議な宇宙人のような少女に始まり、奔放に生き、大人になって窮屈な生活をするというステップを踏みながら、たくさんの知恵をもらいました。そのおかげで、顕在意識と潜在意識のバランスがとても良くなったのだと思います。
 その中で、「豊かに生きるにはどうしたらいいか」というノウハウを手に入れたのです。これを世の中に伝えていけば、たくさんの人が豊かに生きていけるはずです。タマが「魔法の教室」をスタートさせたのは、それをみんなに伝えていきたいと思ったからです。
」(p.155)

いつしか世間体を気にするようになり、自分らしく生きなくなったタマちゃん。だから生きづらくなったのだと言います。
でも、そういうどん底を経験することで、より上手く自分らしく生きられる方法を身につけたのですね。それをタマちゃんは教えているのです。


私たちがウニヒピリの言うとおりに動くと決めたら、ウハネはそれに従って、「どうすれば実現するか」という現実面をサポートします。チケットを取ったり、現地に連絡をしたり、スケジュールを決めるのはウハネの仕事です。
 ウハネのもっとも大切な役割は、ウニヒピリの思いをどうしたら実現できるかを考え、行動することです。ふとしたときに思い浮かぶアイデアやインスピレーションは、ウニヒピリからのメッセージです。大きなチャンスです。「そんなの無理」と決めつけないで、どうしたらそれを形にできるだろうかと考え、行動すると、面白いようにいいことが次々と起こります。自分が「やる」と決心すれば、ウニヒピリは全力で働いて方向性を決め、ウハネが具体的な方法を見つけ出すという仕組みになっているのだと思います。
」(p.189)

ウハネは顕在意識、ウニヒピリは潜在意識のことです。ホ・オポノポノの言葉を借用しているそうです。
直感にしたがって、まずは「やる」と決め、方法は後からじっくり考える。その方法さえも、直感で与えられます。


母なる宇宙は、私たち一人ひとりに対して、すべての生命に対して、「幸せに生きてほしい」という気持ちでいてくれるのです。やさしく抱っこして、愛を注いで、寒ければ温かく、暑ければ涼しくしてくれます。
 そんな「宇宙の想い」に抱かれて、私たちは生きています。不安や不満、不足、不信なんて必要ないのです。安らかで満ち足りた気持ちで宇宙を信じて、身を委ねればいいのです。そうすれば必ず、自分にとってもっともいいところへ、宇宙は導いてくれるのだろ思います。
」(p.196 - 197)

赤ちゃんを胸に抱いて思うことは、誰もがみな「幸せになってほしい」「寒さから守ってあげたい」のように思うとタマちゃんは言います。なぜなら、それが「宇宙の想い」なのだからと。

「神との対話」でも同じことを言っていますね。この世に存在するのは「存在のすべて」であり、それは「愛」であるのだと。だから、私たちも「愛」そのものであり、それが本能として現れるのです。


タマちゃんの語る理論は、他でも多くの人が言っていることです。ただそれを、ヒプノセラビーを使うことで実現しようとする手法は、タマちゃんの個性なのでしょうね。

でも、本質的には「神との対話」で語られていることと同じことをタマちゃんも言っていると思いました。
この世は「愛」そのものです。だから、安心していていいのです。

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posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 13:55 | Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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