前回の記事で報告したように、折り鶴の物販を始めました。
このことが、私の生計の足しになるかどうかなど、度外視した行動です。
ただ、こんなことをしたら面白いな、という動機ですから。
この後、WEBサイトに物販のページ「夫婦鶴本舗」を作成しました。
インスタグラムもブログも、このページの宣伝用という位置付けです。
私の作品を欲しいという方がおられたら、きっとこちらのサイトから申し込みがあるでしょう。
さて、この折り鶴を販売しようと思ったきっかけですが、2つあります。
その1つは、夫婦鶴というアイデアです。
検索してみるとわかるのですが、連鶴というのはたくさんありますが、夫婦鶴というのはそんなにありません。
また、私が思っているような夫婦鶴は、ほぼありません。
つまり、私が作る夫婦鶴には、オリジナリティがあると思うのです。
「幸せを呼ぶ紅白の夫婦鶴」ですが、紅白の色がめでたいから「幸せを呼ぶ」と言っているだけではありません。
この翼のつながり方が、手と手をつないで同じ方向に飛ぼうとしている姿に見えることも、重要な要素なのです。
このことは、夫婦鶴本舗のブログ記事「妹背山という連鶴」に書きました。
もう1つのきっかけは、ワールドカップです。
国を代表して戦うサッカーの世界的なイベントです。
しかし、相手を敵視し、ただ勝てば良いということだと、非常に味気ない気がするのです。
せっかく何かの縁で対戦相手になったなら、それを機会に相手国のことを知ってみる。
そのことによって、実は非常に深い縁があることに気づくこともあろうかと思います。
日本対ポーランド戦、日本対ベルギー戦など、今回もいろいろと気づくことがありました。
スポーツでは戦い合うかもしれませんが、本当は手を取り合う仲間です。
そのことを、折り鶴で表せるのではないかと思いました。
そのインスピレーションをくれたのは、この折り紙です。
国旗を背負った折り鶴。もしこれが手を取り合ったら、素敵だと思いませんか?
私は、国をイメージする国旗を背負った折り鶴を連鶴として手を取り合わせたいのです。
今回、もう1つ折り鶴の使い道を見つけました。
それがメッセージカードです。
これは、ある方の誕生日のお祝いに、メッセージカード代わりに折り鶴を付けた花束を贈った写真です。
これも夫婦鶴本舗のブログ記事「お花を贈るなら」で紹介しています。
折り鶴の翼に、お名前や誕生日など、少しですがメッセージが書けます。
今回のようにビニール袋に入れるのであれば、別途、メッセージを書いた紙を添えることも可能です。
そして、これの良いところは、後腐れがないということです。
なぜなら、贈った折り鶴は燃やしてもらえるからです。
折り鶴を燃やすことで、鶴は天に昇って祈りを伝えてくれる。
そんな神話的な要素が、折り鶴を使うことで生まれます。
今回、たまたま夫婦鶴を使ったのですが、贈った方のご主人は、もう数年前に亡くなられていました。
その方は、きっと祈りが天国のご主人に届くだろうからと、飾ってしばらくしたら燃やすと言われました。
そのことをお聞きして、これはとても素晴らしい演出ではないかと思ったのです。
祈りは必ず伝わります。それは真実です。でも、こうやって折り鶴を使えば、それが本当だと信じてもらえやすい。
そのことが、とても素晴らしいなと感じたのです。
どうなるかはわかりませんが、ここで書いたように、私としては多くの人の幸せに貢献する素晴らしいアイデアだと思っています。
だから、結果を度外視してやってみようと思うのです。
2018年07月26日
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