妻が用事があるというので、それに便乗して私もバンコクに来ました。
やはり時々骨休めをしたいですからね。
とは言うものの、実はこれがちょうど良かったのです。
前に、「足が腫れました」という記事で、右足が腫れたことを書きました。
それが意外と大変なことになったのですよ。
6月8日の朝にチクッと感じた傷みが水ぶくれとなったのですが、それが治らないばかりか、どんどん他にも広がっていきました。
6月13日には、右足のふくらはぎ、左足の足首、そして右足の薬指の付け根と、傷口が増えました。
さすがに妻とお義母さんが真剣に怒って、こんなことになりました。
まあ手当てをしてくれるのは嬉しいのですが、ちょっとやり方が下手くそじゃない?
アルコールなんかどばどばぶっかけちゃうし。脱脂綿に含ませて拭けばいいのに。
「病院へ行け!」という言葉に頑なに抵抗し、これで済ませました。
それにしても、ガーゼのあてかた、絆創膏の貼り方など、性格がよく現れています。
その日の夜の右足の状態です。
もともとあった中央部の傷、その横の大きな水ぶくれ跡、さらに薬指の付け根に小さな水ぶくれができています。
この薬指の付け根にチクッと傷みを感じた時、やっと犯人がわかりました。
小さな赤アリです。
一般的に、マンゴーの樹などに巣を作るモッデーンという大きな赤アリが、攻撃的で噛む力も強いから噛まれると痛いと言われています。
正確には、ゴルフ場にいる赤アリとマンゴーの樹などにいる赤アリは種類が違うそうですけどね。
それとは別に、小さな赤アリに噛まれると痛いという話を、私は知人から聞いていました。
その時は、そんなのがいるのかなぁと半信半疑だったのですが、指の間に小さな赤アリを見つけた時、その時の知人の言葉が蘇りました。
14日になると、こんな感じになりました。
薬指の付け根の水ぶくれは、大きなものになっていました。
他の傷口も、膿を含んでいました。
妻は、大事を取って店番を交代してくれました。
私は家の大きな縁側のようなところで横になり、妻から呼ばれれば材料を提供する役になりました。
これがとても助かりました。途中で熱は出てくるし、これはまずいかなと思いましたよ。
だってこの日は、バンコクに向けて出発する日だったからです。
妻から「マイサバーイルー?(元気ないの?」と尋ねられても、「マイペンライ(大丈夫)」で押し通しましたよ。
だって、「マイサバーイ」なんて答えたりしたら、病院へとか、バンコクへ行くなとか、いろいろ言ってきそうでしたから。
妻は、足に負担がないようにと、軽いサンダルを買ってくれました。
ソックスを緩めに履いて、サンダルを履いて、バンコクへ向かうことになりました。
以前はバイクに二人乗りし、間にスーツケースを挟むように載せて大変だったのですが、今回はサイドカー仕様になっています。
荷物はサイドカーに放り込んでおしまいです。楽ちんですね。
しかし、私がバイクの後に乗ると、どうしてもハンドルが右に取られるのだそうです。
それで今度は、側車の車輪の上にある座席に座ることにしました。
最近は、コンクリートの簡易舗装の道が伸びたので、随分と走りやすいです。
あと1ヶ所だけ未舗装の道があり、そこは雨の侵食を受けてデコボコで大変でしたけどね。
18時出発のバスに乗るのに、いつものようにビールを買ってもらって、飲みながら待ちました。
バンコク旅行は特別なので、自分にビールを許可してますから。
ところが、何か問題があって、車内では飲めなくなったとのこと。
ということで、1本だけその場で飲み干し、もう1本はカバンに入れて乗りました。
タイでは、寝台車で事件があり、鉄道内でも飲酒が禁止されています。
それに比べると日本は、本当に天国のような国ですね。(あの無意味な酒税法を除いては。)
翌朝、4時半にバンコクの北バスターミナルに到着しました。
8時までそこで待って、それからタクシーで前回も泊まったホテルへ移動。
レセプションが開くまでの15分程度、外でビールを飲んで待ちました。
レセプションが開いたら、すぐにカギを受けとって、部屋に入りました。
普通のホテルならアーリーチェックインなのでしょうけど、それが普通にできてしまうのがここのいいところ。
おかげで、たっぷりと身体を休めることができました。
結局この日は、私はどこに出かけることもせず、柔らかいベッドでぐっすりと休みました。
この時、「あ〜、バンコクに来て良かった〜!」とつくづく感じたのです。
寝ている時に、ハエや蚊に襲撃される心配もありません。
エアコンで快適に過ごせます。
これで、右足の腫れも良くなるだろうと思ったのですが、そうは問屋が卸さなかったようです。
(でも、バンコクに来たのは正解だったなと思っています。やっぱり快適ですもの。)
翌朝(今日16日)、いつもより遅めの6時前に起き出しました。
さっそく妻が傷の手当てをしてくれました。
赤い色は赤チンのような薬の色なので、心配はいりません。
しかし、ぐじゅぐじゅした感じがひどくなっているようにも思います。
さらに、気づいたら左手の手首にも、傷が化膿しているものがありました。
どうやら全身の免疫力が下がって、細菌感染したのかもしれません。
妻は、ともかく患部を乾かそうとします。
アルコールで消毒し、赤チンなどを塗る(というより盛る)。その状態をキープして、自然乾燥を待つという治療法です。
私は、患部は乾かしてはいけないという最新の治療法を知っているのですが、妻は聞く耳を持ちません。
なので、しょうがないから妻に任せてますけどね。
しかし、身体はよくわかっているから、浸潤液を出して、傷口をぐじゅぐじゅした状態を保っているのでしょう。
ただ、寝る時も傷口を塞がせてくれないから、布団に少しシミを付けてしまいました。ごめんなさいね。
足の腫れ具合がわかるよう、両足の写真も載せておきましょう。
足先から足首の上部まで、パンパンになってますね。
今日の日中、1ヶ月くらいぶりにバリカンで散髪しました。
バリカンで頭を刈るということさえ、妻の実家では面倒になるんです。シャワーがないし、汗でベタつくので。
ところがその後、ホンナーム(トイレ+シャワールーム)の中で気持ち悪くなり、無気力感に襲われ、バランスを崩してコケてしまいました。
ひどく打ったりはしなかったのですが、さすがにこれは尋常じゃないなと感じましたよ。
まあ、そんな状態にもかかわらず、朝からビールを飲んでいたのですけどね。(笑)
妻の勧めに従い、飲み薬を買ってきてもらいました。
ジクロキサシリンという抗生物質のようです。
タイでは、病院へ行かなくても抗生物質が薬局で買えるんですよね。
もちろん、薬剤師がいないと売ってくれませんよ。
でも、処方箋がなくても買えるので、どうせ病院へ行ってもその程度の薬しかもらえないとわかっていたら、わざわざ病院へ行かなくてもいいですからね。
※もちろん自己責任で判断してくださいね。
毎食前に1カプセルずつ飲むようです。
その前に、仲間から遠隔レイキをしてもらったのですが、その直後から眠気に襲われて、2時間くらい爆睡しました。
あれだけ寝ていたのに、また眠れるんだと不思議に思いましたよ。
レイキが効いたのか、薬が効いたのかわかりませんが、ふらつき、熱感、無気力感などはなくなりました。
今夜、友人と会ってイサン料理でもという話をしていましたが、さすがにそれはキャンセルしました。
とても残念ではありますが、さすがにこの状態で遠くへ出かけるのはヤバイと思ったので。
明日は、このホテルのすぐ近くで、別の友人と約束があります。
そちらへは参加できそうかな。そんな気がしています。
2018年06月16日
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