タイの田舎、イサン地方のサコンナコーン県に引っ越してきて、丸3ヶ月が過ぎました。
こちらの生活は、バンコクなど都会の生活と比べてしまうと、いろいろ見劣りするものがあります。
その一方で、自然が豊かだったり、時間がゆったり流れたり、お金をあまり使わなくて住むなど、いいところも多数あります。
こちらでは、妻の実家の前に茅葺屋根の東屋を建てて、食べ物屋をやっています。
ルークチン(練り物)揚げやBBQ、かき氷、ソムタムなど、数種類の食べ物を売っています。
暑い日は、自分でかき氷を作って食べられるのもいいですね。まかないです。
と言っても、自腹ですけどね。
先月の29日は満月で、仏教上の重要な祭日(仏誕節)でした。
タイでは休日になっているので、子どもたちも学校が休みで、いっぱい買いに来てくれました。
その日の夜も次の日の朝も、曇っていて月を見ることがなく残念だったのですが、31日の朝、ふと見上げると月が出ていました。
4:43の月です。最近は、4:40に起きているんです。
しばらくたつと、夜が明けてきます。それでもまだ、月がキレイに見えました。5:18の月です。
東南方向ですが、朝焼けも見られました。
しかし31日は、1日に2回もスコールがあり、断続的に雨が降り続きました。
写真で見てもわかるように、こんなバケツを引っくり返したような雨が降るんです。
動画も撮ってみたので、ご覧ください。
こんな大雨の中でも、東屋で1人、店番をします。
屋根の上にビニールシートをかぶせていますが、足りてないところから激しく雨漏りがします。
そのため、店の中がびしょびしょになるんです。
妻に、早くビニールシートを買って、雨漏りしないようにしてほしいと言うと、こう言われました。
「重いんだよ、買ってくんの。わかんねーのかよ、てめ〜!」(意訳しました。)
妻には何を言っても無駄です。
自分はほとんど家の中で過ごすのですから、私の状況はわからないのです。
この東屋にいると、いろいろお客さんがやってきます。
と言っても人間じゃありません。犬、トカゲ、ヘビ、ヤモリ、虫。
前にも「きみの名は?」で写真を載せましたが、名前も知らない虫がたくさん来ます。
また知らない虫がいたので、写真を撮ってみました。
カミキリムシの一種でしょうかね。
鳥もいますが、たまにスズメが中に入ってくるくらいです。
もう1種類よく見る鳥がいますが、東屋には入ってきませんね。動画で姿と鳴き声を撮ってみました。
昨日、妻がビールをご馳走すると言ってきました。
何があったのか尋ねると、裏ロッテで勝ったのだとか。(いろいろ問題があるので詳細は省きます。)
ご馳走してもらえたらビールを飲んでよいことにしています。マイルールです。
ということで、美味しくビールをいただきました。
夜はさっさと蚊帳を張って、その中で過ごすことが多いです。
他の家族は、だいたいインドのドラマをTVで見ています。私だけ単独行動です。
そんな時、犬が吠えだしたので、誰が来たのだろうと思って表を覗いてみました。
すると、それはトッケーを買い取る人でした。
トッケーというのは、前にも「田舎で暮らすということ」などで紹介しましたが、大型のヤモリです。
「トッケー」と鳴くのが特徴ですね。
捕獲の様子を動画で撮っておきました。
時々「トッケー」と鳴いて、虫をバクバク食べる姿に、何となく可愛らしさも感じていたのですが、他の家族は忌み嫌っていたようです。
特に妻は、糞が落ちてくるのが嫌だったそうです。
その割には、寝床の周りに虫の死骸やネズミの糞などが大量に転がっていても、掃除もしないのですけどね。その感性がよくわかりません。
さて、今朝のことですが、唐突に新商品が生まれました。
鶏の手羽元の唐揚げです。「ไก่ทอดกรอบ(ガイトートグロープ)」と言うそうです。
一応、写真を撮っているのは妻です。(初登場?)
これを、1つ5バーツで売ります。
「え〜! 5バーツで売って元が取れるの!? だいたい1ついくらなの?」
そんなことを尋ねても、妻から答えは返ってきません。
「じゃあ、値段はいくらで、何本入ってたの?」
その質問にも答えが返ってきません。
返ってくるのは、今、いくら売れただとか、トンチンカンな答えです。
基本的にタイ人は計算できませんから。(本当です。)
ついでに、地図も読めません。
これはバカにしているのではなく、実際にそうなのです。
たとえば、「300円の商品を20%OFFで買ったらいくら?」という時、日本人なら「300×0.8=240円」と暗算できますよね?
ところがタイ人にこれをやってみせると、「マジックですか?」とマジで聞かれるくらいです。
地図も、日本人なら1本線を引いて、「これが国道だとすると・・・」と言って通じますが、タイ人には通じません。
2本線を引いて道路のように見えないとダメなのです。
※もちろん、すべてのタイ人がそうだということではありませんからね。念のため。
ということで、1本5バーツの新商品は、飛ぶように売れていました。
珍しさもあるでしょうけど、これはお買い得でしょう。
果たしてこれで利益があるのかどうか・・・。
私は考えないことにします。
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