携帯電話のインフラは以前から整っていましたが、ネットのインフラは最近になってやっとです。
そのためか、停電すると基地局のアンテナ装置がシャットダウンしてしまうようで、立ち上げ直しに時間がかかります。
集落のメインストリートは舗装されていますが、それ以外はあまり舗装されていません。
ここの集落から街に出る幹線道路に出るまでに、1ヶ所だけ未舗装部分があります。
以前は半分以上が未舗装でしたが、今は数百メートルほどになりました。
そんな田舎で暮らしているのですが、ある意味で私の子どものころ(昭和30年代後半から40年代前半)の生活に似ていると思います。
一言でそれを表現するなら、こうなります。
「虫と一緒の生活」
はい、もうおわかりでしょう。
田舎で生活するというのは、自然の中で生活するということ。
自然の中で生活するということは、虫がうようよいるってことですよ。
さっそくお見せしちゃいました。
ハエ取り紙です。
こちらのハエ取り紙は、2つ折りの紙を開いて置くタイプなのですね。
私が子どものころは、天井から吊るすタイプでした。
この写真は、朝6時くらいから夕方5時くらいまで置いた結果です。
もちろん、これですべてのハエが取れたわけではありません。
翌日も、その翌日も、またその翌日も、これと同じくらい取れますから。(笑)
考えてみれば当然ですが、ハエだけ異常発生しているわけではありません。
ハエが多ければ蚊も多い。
ということで、露出した部分はもちろん、汗でへばりついた薄手のTシャツの上からも刺されます。
半ズボンを履くことが多いこともあって、ヒザから下は刺されっぱなし。痒くてかきむしるので、あちこち血が出てます。
そうするとどんなことが起こるかというと、・・・
傷口に出ている体液を吸おうとして、ハエや他の虫がやってくるのです。
これがね、チクッと痛かったりするんです。知ってました?
ハエのそばの小さい虫は、何という虫か知りません。
そんな知らない虫がいっぱいいるんです。
たとえばこういうの。
ハエみたいな感じですが、通常のハエより圧倒的に数が少ないし、動きもそれほどすばやくありません。
ついでに、ピーガン中の虫もいました。
前回の記事の犬に次いで第2弾です。(笑)
これも何という虫でしょうかね。
かれこれ3時間以上、この態勢でじっとしてました。
虫が多ければ、虫を食べる動物も多いです。
前にも紹介したトッケーくんに、また登場してもらいましょう。
初めてのアングルですが、天井にいるトッケー(やもり)です。
ヤモリですから、天井にいてもおかしくはありませんが、何せ図体がでかいですから。
天井のトッケーは、しっぽが切れているため、それほど大きく見えないかもしれません。
ということで、うちにお住まいの巨大トッケーくんに登場してもらいましょう。
体長(頭から尻尾の先まで)30cmはあろうかというトッケーです。
ちなみにヤモリもトカゲと同じで、しっぽを自分で切って危険を回避します。
このトッケーくんは、あまり姿を見せないそうで、鳴き声は聞いたことがあっても姿を見たことがない人が多いのです。
なので、トッケーを見るとラッキーだという説もあります。
でもね、彼らも生きてますからね、やっぱウンチをするんです。
5mm×25mmくらいの円筒状のウンチが、時々落ちています。
他にもネズミのウンチもあるし、わけのわかんないウンチがいっぱい。
さすがに人のウンチは落ちてませんけどね。(笑)
※トッケーの捕食の動画は、こちらで紹介しています。
「いつもの生活に戻ります」
もっと小さいサイズのヤモリもいます。チンチョックです。
これはチンチョックかな? それともトッケーの子どもかな?
チンチョックにしては、ややでかいサイズのヤモリでした。
ちなみにチンチョックも鳴きます。「ケケケケ」みたいに。
夜寝る時は、蚊帳を吊って寝ています。(これまで数日間の訪問の時は、蚊帳などなかったんですけどね。)
蚊帳があるので、蚊など飛んでる虫の襲撃は、ある程度防げます。
ついでに、天井から落ちてくるトッケーのウンチ避けにもなります。
しかし、それでも虫を完全に防げるわけではありません。
まずは広げた布団の中にいる虫を丹念に拾って外へ出すのですが、それでもまたやってきます。
結局ね、田舎で暮らすということは、虫と同居するってことなのですよ。(ウンチもね。)
虫がいてもしょうがない。虫がいるのは当たり前。
ほら、またこれを書いてる間も、変な虫が顔の周りを飛び回ってるし・・・。
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