数日後にお店をオープンさせたので、店番歴もほぼ同じです。
最初はルークチン(ลูกชิ้น:練り物)を揚げて売るだけだった店ですが、妻は次々と新たな商品を増やしていきました。
BBQ(บาร์บีคิว:バービーキウ)、ナムケンサーイ(น้ำแข็งใส:かき氷)、フレンチフライ(เฟรนฟรายทอด:フレンフライ・トート)、ガイポップ(ไก่ป๊อป :チキンフライ)。
その間に、店の拡張をし、備え付けの台を作り、移動式ガスコンロを購入し、さらにそのガスコンロを大きくし、2つに増やすなど、店内の拡充も進んでいます。
また、隣に店を増築し、洋服の販売も始めました。
いったいどこまで事業を拡張していくのか。
妻の行動力には驚嘆する他ありません。
その妻が、今日からさらに新たな商品を追加しました。
ソムタム(ส้มตำ:パパイヤサラダ)です。

上の2つが新たな商品です。
「ソムタムパラー(ส้มตำปลาร้า:プラーラーの入ったパパイヤサラダ)」
「タムマムアン(ตำมะม่วง:青いマンゴーを使ったソムタム)」
プラーラー(パラーに聞こえます)は、小魚を発酵させたイサン地方独特の調味料です。
イサンの人は、これが入らないとソムタムは美味しくないとさえ言います。

ソムタムを作るには、この臼(これは素焼きの臼)が必要です。
唐辛子などの調味料をここに放り込んで、ついて味を出して馴染ませます。
そこにまだ青いパパイヤを千切りにして加え、ナンプラーなどを入れて和えます。
このように書くと簡単なようですが、味付けはかなりシビアです。
と言うのも、ほとんどの人がソムタムを食べてますから、味にうるさいのです。
日本で言うなら、昔なら自家製の味噌や醤油、梅干しでしょうか。
今ならラーメンとかカレーに匹敵するのがタイのソムタムです。
100人いれば100人の評論家がいるのと同じで、厳しく論評します。
そういう人たちを唸らせなければ、商売は成り立ちません。
ということで、これは妻が作るものですから、私は知ーらないっと。
これ以上商品が増えても、1人じゃ対応できませんからね。
だって今でさえ、5つ商品があるのです。
この前なんて、1人のお客さんがこの5種類すべてを注文しました。
そうでなくても、お客が来るときは一緒にやってくることが多く、あれやこれやでてんてこ舞いです。
こういうマーフィーの法則があるかどうか知りませんが、不思議なことに、お客が来ないときはずっと来ないのです。
それが、1人のお客が来たと思ったら、次々とやってきます。
「お〜い、もっとバラバラに来てくれよ〜!」
と泣き言を言いたくなります。
まあでも、千客万来でありがたいことなんですけどね。
今朝(2018年4月18日)は、少し気温も低めで、涼しい朝でした。
いつものように5時に起きて、開店準備をしました。
その時に撮った朝ぼらけの空の様子です。

「今日も一日が始まったなぁ。
さぁ、がんばっていこー!」
そんな清々しい気持ちになります。
●ハエが増えたらハエ退治
昨日、雨が降ってハエが増えたという話をしました。
さっそく妻が、ハエ取り紙を買ってきました。


中国語で書かれているところを見ると、中国からの輸入なのでしょうね。
こういうタイプのハエ取り紙は、日本でも売られているのでしょうか?
私が子どものころは、単一電池をもう少し大きくしたような円筒形で、引っ張り出すと螺旋状にハエ取り紙が出てきて、それを吊るして使いました。
こちらのは、この紙を剥がして広げて使います。
テーブルの上などにそのまま広げて置くタイプです。
3時間ほどで、これだけ捕れました。

右側の方が多いのは、剥がした時に紙が湾曲して、高くなっていたからだと思います。
最初は、左側には1匹しか捕れていませんでしたから。
それで左側も湾曲させて高くしたら、この写真くらい捕れたという次第です。
ハエ取り紙の剥がし方も、なかなか奥深いですね。
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