前日の「田舎暮らし2日目」では、タラート(市場)へ食材などを買いに行きました。
夜、寝る時になって、妻が蚊帳を張ってくれました。これまで10回くらい泊まりに来ていますが、蚊帳を張ったのは初めてです。
でも、本当に助かりました。だって、蚊がいっぱいなんですもの。
まあしかし、蚊がいるのは夜の寝室だけではありません。今日は朝から夕方まで、ずっと刺されっぱなしでした。(泣)
さて今日は、まずは近所の人たちを車に乗せて、近くの(と言っても8km離れていますが)リゾートという宿泊施設へ行きました。
ここは妻のおじさんが経営しています。近所の親戚のおばさんが、ここに用があるということで、立ち寄ったのです。
リゾートのことは別記事の「宿泊はリゾートへ」にまとめましたので、そちらをご覧ください。
その後、全員を乗せて、さらに5kmほど離れたバーンムアン郡の中心地へ行きました。タラート(市場)からも割りと近い場所に親戚が住んでいるようです。
その親戚が主催したのかどうか知りませんが、そのあたりの家でお坊さんを呼んでタンブン(功徳を積むこと)をするということで、総出で準備をしていました。(これ、けっこうお金がかかるのです。こういう仏事にお金を使うことが、功徳を積むことになるようです。)
道路にテントを張り、その下で調理をしたり、食事を振る舞ったり。写真は、向こう側で川魚の煮物の身をほぐしていて、こちら側では紫色の小玉ねぎのような野菜の皮を剥いています。
私は特にすることもないので、近くを散策してみました。
すぐ近くに、道路上に門のようなものがありました。けっこうあちこちにありますが、前国王と新国王のお写真が飾られており、王室を称えるためのもののようです。
しばらく歩くと、公園がありました。公園と言っても、そのほとんどは溜池のようです。特にくつろいでいるような人もいないので、私もさっさと引き上げました。
道路を歩いていると、変わった形の容器がたくさん置いてありました。これ、ゴルフ場でよく見かけるゴミ箱です。街中で使われているのは初めて見ました。けっこう重いし、ゴミ回収の人は楽じゃないと思うんですけどね。
帰ってから食事をしました。イサン地方の主食はカオニァオと呼ばれるもち米です。もち米を蒸したおこわを、竹細工のような器に入れ、それを手づかみで取り出し、小さくちぎって丸めて食べます。おかずの汁をつけたり、おかずと一緒につまんで食べたりします。
今日の作業はそのくらいです。古い方の家の2階を妻が掃除をしたり、串揚げの準備をしたりしていましたが、私はもっぱら外でノマドをしていました。
夜になって部屋に入ると、妻が奇声をあげました。「トゥッケーがいる!!!」
指差す方向を見ると、何と部屋の壁にトゥッケーがいました。トゥッケーというのは、大型のヤモリのことで、「トゥッケー!」と鳴くのが特徴です。
それにしてもでかいです。体長約30cmはありました。このサイズで、よく壁にとまっていられるものです。
トゥッケーは、鳴き語を聞く人は多いですが、姿を見たことがないという人も多いのです。その理由は、梁の影にいたりすることが多く、姿を見られないからだと思います。ですから、ここまで堂々と出てきたのでびっくりしました。
しかし、その後さらに驚かされました。もともとあまり動かないトゥッケーなのですが、1時間後に見ても、ほとんど動いていませんでした。
やや頭が下に下り、尻尾が丸まり、腕がつっぱってつらそうですが。(笑)
さらにその1時間後、まだ壁の同じ場所にいました。姿勢はかなり変わりましたけどね。
落ちてはこないと思いますが、前日に蚊帳を張ってもらっていたので助かりました。
きっと夜中の内に移動してくれるでしょう。糞を落とさなければいいのですけどね。
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