これで、レイキを極めるための活動は、一段落かなと思っています。西洋レイキもマスターになってアチューンメントができるようになりましたし、直傳靈氣も霊授ができるようになったので。
しかし、今月末には妻の実家があるタイの田舎、イサン地方へ引っ越します。そこには日本人はほとんどいませんから、レイキの施術はできたとしても、講習を行うことができません。私がタイ語をあまり話せないことや、日本語での講習しかできないという制約があるからです。
そんな時、かねてから考えていたタイ人にレイキを伝えるために、大胆に簡略化したレイキがあってもいいのではないかと思ったのです。そしてそれを、「ナチュラル・レイキ」と名付けました。
なぜこんな名前にしたかと言うと、レイキの本来の姿は自然であり、本能だと感じたからです。人は、お腹が痛ければ手を当てます。怪我をした場合も、痛ければ手を当てます。なぜですか?
おそらく誰も、その理由を答えられないでしょう。それは、「本能だから」としか言いようがないのです。
その証拠に、お腹が痛い時に手を当てている犬や猫はいますか? 怪我をしたとき、手を当てている動物はいますか? いませんよね? 人間だけなのです。
犬や猫は、怪我をしたときに傷口を舐めます。なぜですか? 舐めると傷の治りが早くなると知っているからですか? 違いますよね? 犬や猫は、本能で舐めるのです。
生命の智恵は偉大だと思います。本能でそういう行動をさせているのですから。ですから、病気や怪我を癒やすためには、ただ手を当てれば良いというのが人間の本能であり、自然な所作なのです。
ナチュラル・レイキは、そういう人間の本能に従うことによって行うレイキです。そもそもレイキは、そういうものでした。創設者の臼井甕男(うすい・みかお)氏は、けつまづいて親指の爪が剥がれる大怪我をしたとき、痛さから思わず手を当てたのです。するとたちどころに痛みが消え、傷が癒えた。それがレイキの始まりです。
選ばれた人だけができる特別な能力ではなく、元々誰もが使える能力。それがレイキです。ですから、アチューンメントや霊授を受けなければレイキができないということはありません。もしそうしなければできないと言うなら、それは本能ではないことになってしまいます。
ただし、人は本能で歩けるとしても、赤ちゃんは歩けませんよね? 歩く能力があることと、歩けることは別なのです。レイキも同じように、手を当てれば癒す能力があることと、実際に癒せるかどうかは別です。
本来、アチューンメントや霊授は、元々ある能力を開花させるものです。しかし、開花させるのに特定の方法が必要なわけではありません。赤ちゃんがいつしか自然と歩けるようになるのと同様に、レイキができるようになるのにも様々な方法があり、いつしかできるようになるものなのです。
これが、「ナチュラル・レイキ」の重要なポイントです。詳細は、「レイキ癒し処」の「ナチュラル・レイキ」の各記事をご覧ください。
この考え方にしたがえば、あまり小難しいことを教える必要性がなくなります。私のたどたどしいタイ語でも、タイ人に伝えられるのではないかと思っています。
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