2017年12月10日

天運の法則



なんと16,200円もする本を読みました。サイズも大きく、分厚くて、重厚な感じがします。さらに、特製の風呂敷に包まれていました。この外装の豪華さを見ても、この値段にふさわしい感じです。こんな特別な本を書かれたのは、イメージトレーニングの研究・指導のパイオニア、西田文郎(にしだ・ふみお)さんです。

西田さんの本は、これまでに「はやく六十歳になりなさい」「驚きの最強思考「赤ちゃん脳」」などを紹介しています。いずれも、脳を上手に使って素晴らしい成果を上げるという、西田さんの考え方が紹介されています。実はこの本、今年の初めごろに購入していたのですが、ずっと積読してました。なんだか読むのがもったいなくて・・・。とは言え、いつまでも置いとけないので、読んでみました。


ではさっそく、一部を引用しながら内容を紹介しましょう。

だからこそ、私は経営者の皆さんに「社会的成功」と「人間的成功」の2つを目指すようにとお伝えしてきた。
 前項でお話した経営者に必要な3つの力に当てはめると、「社会的成功」が「知」、「人間的成功」が「徳」である。この2つの成功を同時に追い求めることが、真の成功につながる道なのである。
 そして、一流の経営者になるには、もう一つ大切な力が必要なのである。
 それが「胆力」である。胆力とは、度胸、勇気、執念、決断する力などのことである。
」(p.31)

西田さんは、幸せに成功する経営者には知力、徳力、胆力の3つの力が必要なのだと説いています。これを論語にある三徳(知、仁、勇)などと重ねて、重要性を説明しています。

そして特に必要なのが胆力なのですね。たしかに経営者をやってみると、決断する力の重要性を感じます。最後は自分の責任ですから、勇気が必要なものです。


私たちの脳を支配しているもの、その正体は「過去のあなた」である。別の言い方をすれば、あなたの脳に蓄えられた過去の記憶データなのだ。」(p.61)

私たちは、意識で「成功しよう」と思っても、過去の失敗イメージなどに支配されがちです。そして潜在意識は、私たちが本当に信じていることを実現します。私たちの記憶にある強固なイメージを変えない限り、今の意識の思い通りにはならないのです。


人間の脳には錯覚領域と確信領域がある。多くの皆さんは、この「確信思考」と「錯覚思考」の違いに気づいていない。」(p.71)

西田さんは、人間の脳の発達段階には7つの段階があると言います。最初の2つは「錯覚領域」で、「マイナス思考」「プラス思考」です。この段階でも、マイナス思考をやめてプラス思考にすれば、それだけで優秀な人になれると言います。

その次が「確信領域」の5つの段階です。「分析思考」「胆力思考」「繁栄思考」「強運思考」「天運思考」となっています。「天運思考は、ためらいがまったくない状態のこと。」と説明しています。思い通りに行っても、天の法則に適う状態のことです。


「積極的無欲」とは、物も名誉もいらないという無心の状態でありながら、「命に代えてもやる」という強い信念のある究極の状態である。つまり、「積極的無欲」こそが「純粋な動機」による天運的生き方なのである。」(p.99)

マズローの欲求5段階説では、「自己実現の欲求」が最高の欲求とされます。しかしマズローは、死ぬ前にもう1つ上の段階があると考えていたと、西田さんは言います。それを「積極的無欲」だと言います。

これは西田さんも紹介されているように、山岡鉄舟の生き方ですね。西郷隆盛は鉄舟を評してこう言いました。「生命も要らず、名も要らず、官位も金も要らぬ人は始末に困るものです。」まさに積極的無欲です。

このように、小我の欲をすべて捨て去り、天の欲求に身を捧げることを望みとする生き方が、天運思考だと言うのです。


日本人の勇気や一体感、そして規律正しい行動は、多くの外国の人々の称賛を浴びた。それはおそらく、私たち日本国民が国民性として持っている共通の特徴、すなわち大和心、「武士道」のようなものなのではないだろうか。」(p.194)

3.11の東日本大震災での出来事です。あの混乱の中で、静かに列に並んで配給を待つ人々。弱者に配給品を譲る人々。これは、過去の日本人によって培われた精神が、私たち現代の日本人の脳の奥に刻み込まれているのだと、西田さんは言います。


人間には命を賭してやらなければならないことがある。それが、真の使命である。この真の使命に気づくと、生き方が変わる。休んでなどいられないし、学びたくて、知りたくて仕方なくなるのだ。」(p.322)

いくら学んでいても、もっと上を目指そうとする。一流の人というのは、そういうものですよね。そのエネルギーがどこから湧いてくるのか? それが「天運の法則」なのだと西田さんは言います。自分の枠を越えて天の御心を知ることです。


360ページもある分厚い本ですが、実は文字がかなり大きく、行間も開いているので、それほど読むのに苦労はしません。むしろ読みやすく、あっという間に読めてしまう感じです。小さい文字では読みづらいという、私のような中年以降の人に配慮されたのではないかと思います。

西田さんの考え方の集大成ということで、これまでこの「天運の法則」は、限られた人にしか伝えてこられなかったそうです。しかし、西田さんが大病を患われたことで、この内容を多くの人に伝えるべき、残しておくべきと思われたのだとか。

表紙が分厚くて柔らかく、手にした時の感触が他の本とはまったく違います。その感触を楽しみながら、読書の喜びに浸れる本だと思います。

天運の法則
 
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 13:20 | Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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