2017年10月04日

小料理みな子−佳作選−



これも「読書のすすめ」で買ってきた本です。ぽつんと置いてあったマンガなのですが、とても気になったもので。原案は南たかゆき氏、漫画はみやたけし氏となっています。

最後のページにみや氏は、こう書いていました。

静岡の藤枝を基点に活躍する、岡村くんと居酒屋甲子園に多大な協力を頂いたことを、ここにお礼いたします。
 漫画の仕事が上手くいかなかった時…おかむらで酒の美味しさ、人の優しさ、うわべじゃない暖かさを教えられ、そして元気をもらいました。
」(P.218)

これを読んで思い当たりました。これは以前に紹介した「看板のない居酒屋」にあった居酒屋「岡むら」をモチーフにしたマンガのようです。


週刊漫画TIMESに7ページの読み切りとして連載された作品の中から、選りすぐったものをまとめたのがこの本になるのだと思います。全26話あって、それぞれの間には居酒屋のような写真が挿入されています。おそらくそれは、「岡むら」の写真ではないかと思われます。

どの話も、読むと心がほっこりするような内容です。あり得ないようなドラマもありますが、それはマンガの世界ですからご愛嬌。こんな小料理屋が本当にあったら、通いたいなぁと感じます。


重いテーマはそれほどなく、また特定の価値観を押し付けるような話もありません。「こんなことがありましたが、あなたはどう思いますか?」そう問いかけてくるような感じです。

1つだけ引用しましょう。第9話「ブロッコリーヒット」からです。草野球チームに所属する雨森(アマモリ)は、みんなからバカにされていました。2試合続けて雨で中止となった時、おまえが雨男だからというわけです。

雨森も抵抗しません。自分はブロッコリーと同じで、いつも脇役なのだからと。野球をやっていても主力ではないし、何か行事があって雨が降れば自分のせいにされる。自分は脇役だから、仕方ないんだとあきらめているのです。

小料理屋の女将みな子は、雨森に言います。ブロッコリーは脇役じゃないと。主役にもなれる食材なのだと言って、彼にブロッコリーの料理を食べてもらいます。すると、それまでのイメージとはまったく違うブロッコリーの美味しさを感じて、雨森は驚くのです。

みな子は、その様子を見てこう言います。

はい…
ヨーロッパ原産で
向こうでは
”木立花やさい”
”子持ち花やさい”と
いわれていて

華のある
主役の野菜
なんです…

自分の物語の中では
誰でも自分が主役
−−−−なんです!
」(p.72)

脇役だけのどうでもよい人間なんて、存在しないのですね。その人の人生においては、いつもその人が主役です。自分のことを自分であきらめたら、自分様がかわいそうです。


ほのぼのとした人の温かさが伝わってくるようなマンガです。時にはこういうマンガを読んで、ほっこりするのもいいかもしれません。

小料理みな子−佳作選−
 
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 00:00 | Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

●コメントを書く前に、こちらのコメント掲載の指針をお読みください。

ランキングに登録しています。面白かったらボタンをポチッと押してね。
↓↓↓↓
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 自分らしさへ

スポンサーリンク