今回も「『心を育てる』感動コミックシリーズ」の本(マンガ)を読みました。これは、この前に紹介した「植松電機T」を買った時、プレゼントとしてつけてもらった本です。
最初に思ったのは「バグジーって何?」ということでした。読んでみてやっとわかりましたが、北九州市にある美容院のことなのですね。オーナーは久保華図八(くぼ・かずや)さんです。
カリスマ美容師として活躍し、贅沢を尽くした久保さんでした。しかし、それが行き詰まります。出店のために大きな借金をした状態で、信頼していた社員が一斉に退職。その事件があって、久保さんは自分の考え方を改めます。
そういうことがあってBAGZY(バグジー)は、儲けることよりお客さまに喜んでもらうこと、従業員が幸せになれることにフォーカスした美容院として、生まれ変わったのです。この本は、そのバグジーの物語です。
ではさっそく、一部を引用しながら内容を紹介しましょう。
「彼は常々言う
「投げたものは・・・
返ってくる」
と・・・」
(T p.13-14)
バシャールは、この世の法則は1つしかないと言っています。それが、「投げたものが返ってくる」という法則です。「鏡の法則」とも呼ばれます。
これは、実は「引き寄せの法則」でもあり、「類は友を呼ぶ」と言われてきたことです。「思考が現実化する」というのも、同じことなのです。
なぜなら、この世には「ひとつのもの」しか存在せず、現実は幻想であり、私たち(=ひとつのもの)が思ったことを反映しているだけだからです。
こういうことを、久保さんは実感されたのですね。
「あなたの
今日の仕事は
たった一人でもよい
あなたに「ありがとう」
と心からお礼を
いいたいと思う
お客という名の
友をつくることだ」
(U p.139)
バグジーは、こういう精神で営業しているのだそうです。仕事というのは、生活費を稼ぐ手段ではなく、友達を作ることなのです。
「先生は、
「リーダーの
第一歩はね、
人に喜びを与えて
自分を輝かせること
なんだよ。」
と言われます。」
(U p.168)
久保さんが目覚めた1つの要因として、師として仰ぐ北川八郎さんとの出会いがあったようです。このことは詳しく語られていませんが、北川さんから多くのことを学んだようです。
感銘することも多いのですが、従業員への厳しい規則もあり、私としては「それはどうなんだろう?」と思うところもあります。
ですが、利益重視ではない営業で発展しているバグジーは、注目して良いかと思います。ぜひ、読んでみてくださいね。
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