かっこちゃんこと山元加津子さんは、養護学校の普通の先生です。ただし、とてもピュアで、とてもおっちょこちょいなのです。
まず、電車の乗り換えが上手にできません。すぐに迷ってしまいます。さらに忘れ物をよくします。車をよくぶつけます。他の人が普通にできるようなことが、普通にはできないのがかっこちゃんなのです。
でも、心がとてもピュアだから、子どもたちはかっこちゃんに心を開きます。そしてかっこちゃんは、子どもたちからたくさんのことを学びました。また、自分がダメダメだけに、多くの人がかっこちゃんを助けます。そのことによってかっこちゃんは、ただの養護学校の先生ではなく、週末になれば全国を飛び回って公演するようなスーパー先生になったのです。
◆山元加津子さんの本」
・「本当のことだから」
・「1/4の奇跡」
・「僕のうしろに道はできる」
・「大切な花を心にひとつ」
・「かっこちゃんT」 (主人公はかっこちゃんですが、かっこちゃんが書いた本ではありません。)
・「約束 般若心経は「愛の詩」」
・「違うってことはもっと仲良くなれること」
・「手をつなげば、あたたかい。」
・「リト」
かっこちゃんの講演の動画を見たことがあります。何か特別にスピーチが上手いとか、見栄えがするわけではありません。淡々と、でも一所懸命に、子どもたちのことを伝えよう、命のことを伝えようという思いが溢れています。
見ていると、何だか「守ってあげたい」とか「応援したい」という気持ちになるんですよね。そして、ピュアな心で触れ合った子どもたちの話は、とても感動的です。本を読んでも、何度も何度も号泣してしまいます。だからその感動を、他の誰かにも伝えたいと思うのです。
2017年09月08日
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