2017年08月31日

0波動の癒し[入門編]



気功の関連で誰かが紹介していた本です。著者は整体院を開業する木村仁(きむら・ひとし)氏。元は鍼灸師ですが、その後、カイロプラクティスを学ぶなど、様々な研鑽を経て、今のスタイルになっているようです。

ではさっそく、一部を引用しながら内容を紹介しましょう。


生命のあるところにはエネルギーがあり、力がある。自然治癒力は生命力の中のひとつの働きだ。根源は生命という”自然”である。生命の誕生から成長も自然の力であるし、病気や怪我を克服し、健康を保つのも自然のメカニズムがおこなうことだ。
 人はだれでもその素晴らしい自然の力を体の中に持っている。それを、”イネイト・インテリジェンス=内なる自然の叡智”という。イネイト・インテリジェンスは身体の内側を流れる大いなる自然であり、生命力そのものだ。自然治癒力すら、その一部でしかない。
」(p.10)

このように、聞きなれない「イネイト」のことを説明します。これはまさに生命そのものであり、生命エネルギーそのものであるように感じます。


イネイトを目覚めさせ、流すためには”0(ゼロ)波動”を使う。0波動はわたしの長い研究と治療との中で発見したものだ。0は無ではなく、すべてを持つ数字である。そこには、足りないものも余分なものもなく、完全無比の姿がある。まさに大いなる自然そのものをあらわすものだ。」(p.11)

この本で重要だと思われる「イネイト」「0波動」という言葉を結びつけて説明しているのは、最初のこの部分だけです。私たちの身体と宇宙とは切っても切れない関係があり、宇宙の真理であり生命という自然そのものが「イネイト」だと言っています。

その「イネイト」は、なぜか「0波動」と共鳴するそうです。「0波動」が何なのかという説明はあまりありませんが、ここに書かれたように「無」ではなく「すべて」ということになるのでしょう。それがどういう意味かは、まだよくわかりません。


人間の身体の中には、イネイトという大自然が内包されているのだ。宇宙の生命力と同じく、人間の持つ自然の生命力、それがイネイトだ。イネイトは生命力そのものなのである。自然治癒力すらも、イネイトの一部にすぎない。イネイトは脳(脳幹)で作られ、そこから全身にめぐらされる。イネイトはつねに体内を流れ続け、わたしたちの身体を生かしているのだ。
 イネイトの流れがスムーズであれば、自然治癒力も活発に働き、健康でいられる。イネイトが順調に流れているかどうかが、その人の健康状態を左右するのである。そして、それに影響するのが頚椎だ。
」(p.27)

生命力そのものであるイネイトは、脳幹で作られ、頚椎を通って全身に流れると言います。その流れがスムーズであることが自然治癒力がよく働くことであり、健康でいられることなのです。


化学薬品はすべてイネイトの邪魔だと言っても過言ではない。化学薬品にはすべて副作用があるのも周知の事実だ。身体のためを思って服んでいる薬が、実は身体に悪い結果になっているのである。
 大切なのは、とにかく”邪魔をしないこと”だ。イネイトはだれもが持っている力だし、本来流れたがっているものだ。
」(p.48)

不自然なことをしたり、不自然なものを食べることにより、イネイトが流れることを阻害すると言います。だから不自然なものは健康の邪魔だと言うのです。


しかし、たとえ自然のものでも、あらゆる薬は同時に毒物であり、量が多ければ副作用を起こす。穏やかな植物のエキスでさえも、量をまちがえれば逆効果になってしまうのだ。ハーネマンは副作用を避ける方法として、与える物質を薄める、という方法を考えついた。何万分の一、何億分の一という薄さに薄め、それを服むのである。
 なぜ、そんなものが効くのか、という疑問にはまだ明確な答えはない。おまけにハーネマンは、”薄めた液体を強く何十回も振ること”が大事だというのである。”振動”が薬を活性化させ、効果を生み出させるという。
」(p.70)

これは、ホメオパシーについての記述です。ホメオパシーと言うのは、要は水にその物質を混ぜてどんどん希釈していくと、物質的な効果が出るはずがないのに、同じように効果が出るというものです。つまり、その物質の波動が水にコピーされることで、物質はなくてもその波動の効果が出る、ということなのです。

0波動とは直接の関係はないのですが、人体は波動に影響を受けるということが、このことからもわかるということですね。


人間の身体には磁気が流れている。正確には磁気だけでなく、血液や酸素、気やエネルギー、イネイトなども流れている。それが全身に力を運び、身体を動かしているのだ。そして、ひとつの磁場を作っているのである。磁場は全体がひとつの世界であり、その中ではすべてがつながっている。その全体に流れがゆきわたっているのだ。」(p.89)

血行だけでなく、たくさんのものが身体を流れていて、その流れを阻害することが問題だと言います。化学製品、金属、身体を締め付けるものなどが、その自然な流れを阻害します。磁気ネックレスなども、そういう意味でよくないと言います。


だが、注意したいのは、それをおこなうのはアディオではない、ということだ。病気を治したり元気を回復するのは、あくまでもその人のイネイトがおこなうことで、アディオがすることではない。アディオは、もともとある”内なる自然の叡智”であるイネイトを目覚めさせるにすぎない。偉大なのは、その人の持つ力なのである。」(p.100)

アディオというのは、ネックレスのようになっている脳幹と同じ波動、つまり「0(ゼロ)波動」を出すものです。これが共鳴によって、身体に本来の波動を発生させ、身体の本来の力を発揮させる。そのことによって、病気が治ったりすると言います。

アディオイフとも言われるようですが、検索すると一般的にも売られているものだとわかります。1万円くらいからですが、ガラスやアクリルなどでできているようです。ただし、どうやって波動を映しているのかということは、この本にはまったく書かれていません。


こうした例があるものの、わたしはそれほどトラウマを重要視していない。心の傷というのは本人の思い込みによるものが多く、気持ちの偏りとも言えるものだ。イネイトが流れれば偏りは消え、バランスを取りもどすのだ。」(p.119)

アドラーもトラウマを問題視していませんが、同じようにトラウマそのものが問題なのではなく、今、イネイトが流れていないことが問題なのだ、という考え方のようです。


子供は放っておけば、自分のしたいように振る舞う。遊びたいときに遊び、食べたいときに食べ、眠りたいときに眠る。自然のままで、実にイネイト的な存在である。しかし、それでは大人が困る。大人は仕事や家事に忙しく、時間どおりに動いてくれないと都合が悪いのである。これは社会そのものの在り方でもある。大人イコール社会なのである。
 子供への教育は子供のため、という目的も含まれるだろう。皆と同じようにできなければいけない、同じように感じなければいけない、はみ出した考え方を持ってはいけない。こうした集団主義的な教育は、とくに日本において強い。イネイトの観点から見ると、日本の教育は大いに問題があるのだ。
」(p.120 - 121)

このように、大人の都合に合わせた教育が、子どもを苦しめていると言います。イネイトは、自然に流れるものであり、自由であり、他からの強制を受けないものです。それを型にはめるという考え方は、イネイトの健全な流れに反するというわけです。


ツイアビの島では、財産はすべて共有制で、皆で分かち合う。それは村人だけに限ったことではなく、旅人に対してもそうだ。あらゆるものは”大いなる心”の作ったものであり、個人が所有すべきではない、という考え方だ。”大いなる心”とは自然であり、宇宙であり、神だ。食べものも小屋も、寝るときに使うむしろも、大いなる心の創造物だと、ツイアビは言う。」(p.150)

南太平洋の西サモア諸島、ウボル島に住む酋長(しゅうちょう)ツイアビが、ヨーロッパを旅して文明に触れた後、島の人々に語ったことが、「パパラギ」という本に書かれているそうです。そこから引用しながら、文明が進歩していることが必ずしも、人間にとって良いことではないことを言うのです。


病気というのは自我と真我が一致しないために起こるものだ。真我というのは”ユニバーサル・インテリジェンス”であり、宇宙の叡智、0波動である。母親の欲求に応えようとして、0波動から遠く離れた生き方をした結果が、病気という形であらわれるのだ。」(p.157)

教育熱心な母親の欲求にしたがって、本当は自分がやりたいわけでもない進路を目指す。そのことによって体調不良になる例をあげています。

しかし、このことから病気というものは、本来の道から離れていることを教えてくれるものでもある、と言います。間違っていることに気づき、それを改めれば自然の流れに沿うことになり、病気も治るのです。


本を読み終えて思うのは、「イネイト」が何かがまだよくわからない、ということです。カイロプラクティクの創始者が見つけたというようなことが書かれていますが、説明は不十分です。

木村氏自身が鍼治療を行う中で、仙骨とか、背骨とか、頚椎の重要性を見いだしたことはわかりました。しかし、そのこととイネイトがどう関係するのか、「気」とどう違うのか、よくわかりません。

そして、唐突に出てくるアディオイフという脳幹の波動を出すものにも、なんだかよくわからないという感じです。言っていることに共感を覚えるものもありますが、「うーんどうなんでしょう?」という気もします。

そして、この本にも書かれているのですが、この0波動の考え方による「むつう整体」なるものが、全国に多数あるということも驚きました。これは、特殊な能力を持った木村氏だけができることではなく、そのやり方を伝授できるということに他なりませんから。

では、どうやってそのやり方を伝授できるのか? 根本的に何がどうおかしいということがわかるのか? そういった疑問には、この本は答えていません。

ただし、イネイトを一般的な「気」と考えるなら、半分くらいは理解できます。「気」の流れが滞ることが悪いとするのは、気功でも同じですから。

私はまだ完全に理解したわけではありませんが、こういうこともあるのかもしれない、という気持ちにはなりました。そして、それがすでに日本国内で広がっていることに驚きました。良し悪しはそれぞれで判断していただくとして、これもまた知っておいても悪くないかと思っています。

0波動の癒し
 
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 23:24 | Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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