今週、妻の田舎まで運び屋をすることになりました。
まあ、それは名目ですが、別居中の妻のところへ行きます。主な荷物は、ビールの空き缶です。お義母さんが空き缶を売っているので、そのために私が飲んだビールの空き缶を持っていくのです。
これまではゴミとして出していた(アパートの清掃担当者が売っていたと思います)のですが、それを少しでも身内のために、ということなのでしょう。
妻の田舎はタイ東北部のイサン地方です。これまでは飛行機でウドンタニーまで行き、そこから車で2時間くらいかけて行くことが多かったです。
しかし、お金の問題もありますし、利便性(空港からの車の手配が大変)も考えて、最近は長距離バス(ロッ(ト)トゥア)で行きます。私もこれまでに1回だけ妻と一緒に行きました。
それを今度は、1人で行かなければなりません。最初の壁は、チケットを買うことです。ネットでも買えそうな感じもするのですが、英語表記でよくわかりません。なので、直接、バスターミナルの窓口へ行くことにしました。まるで「初めてのお遣い」気分です。(笑)
今回は、なるべく安く(その中では便利に)行こうと思い、公共交通機関を乗り継いで行くことにしました。これからモーチット2(バンコク北バスターミナル)を利用したいと思われている方には、何か参考になるのではないかと思います。
BTS(高架鉄道)は、いつも利用しているので乗るのは簡単です。スクンビット線の終点のモーチット駅まで行きます。しかし、そこからバスターミナルまで、少し距離があります。歩くと20〜30分くらいかかります。
バンコクの日中は、20分も歩くと汗だくになりますからね。便利なオートバイタクシー(バイタク)も使えますが、今回はあえてバスで行くことを選びました。これも自分への課題です。
バス乗り場は、BTS駅内の地図や標識ですぐにわかります。駅の目の前です。ただ、非常にたくさんの路線のバスが、ここを通過していきます。いつ来るかもわからないバスを待って、しばらく時間を費やしました。
私が待つバスは3番。終点がモーチット・バスターミナル(モーチット2)です。(Googleマップだと、他の番号のでも行けるように表示されますが、尋ねてみると3番しか行かないようです。)
15分くらい待って、やっと3番のバスが来ました。バンコクのバスは、3種類に分かれます。オレンジ色のエアコンバス、白色の普通バス、赤色の格安バスです。前回は赤色の格安バスで、しかも無料バージョンだったので、タダで乗れました。今回はエアコンバスが来たので、13バーツ(約45円)かかりました。車掌が来るので、行き先を告げてお金を払います。
バンコクのバスは、バス停に名前もないし、どの路線に乗ればいいのか、なかなか難しいです。今回は3番とわかっていたので、ただ待てば良いだけですから楽でした。降りるのは終点ですし。
到着した降車場から市場の中を通過して、長距離バス用のバスターミナルへ向かいます。ここがちょっとわかりづらいのですが、人の流れに着いていけば抜けられます。目的のチケット売り場は、3Fにあります。(3Fはイサン地方方面です。1Fは北部方面です。)バス会社と行き先別に券売所のブースが違うので、これを知っていないと戸惑うでしょうね。
ただ、案内人みたいな人が大勢いるので、尋ねてみるとすぐにわかると思います。バス会社を特定しているなら、それも告げた方が間違いありません。
窓口で、行く日(複数便あれば時間も)と人数、代表者の氏名、電話番号をつげて、チケットを購入します。今回買ったのは、このチケットです。7月6日出発で、62番の搭乗ゲートから乗ります。座席は3列で、1列は1人、残り2列は並び席となっています。縦に10席くらいで、大きくリクライニングできる快適なシートです。
本来なら、次の写真のようなカバーが付くのですが、今回はプリントアウトされたチケットだけです。
なぜなら、売り場に売り子(タイ語では売り母)がいなかったのです。案内人みたいな人に尋ねたら、「売れるよ」と言われ、その人がPCを操作して発券してくれました。
いいんだか悪いんだかわかりませんが、こういういい加減さがタイですね。それと、こういう不測の事態もあるので、わからなければ「尋ねてみる」ということが重要ですね。英語でもなんでも、ともかく自分の意志を伝えようとすること。そうすれば、相手はなんとか理解しようとしてくれますから。
帰りは、来る時と逆に市場を通り抜けてバス乗り場へ行きます。ただ、どのバスに乗ればいいかはわかりません。3番に乗れば、BTSのモーチット駅へ帰れることはわかりますが、それを待つのも面倒ですし・・・。
と言うことで、端から順に尋ねて、MRT(地下鉄)のガンペンペット駅へ行くバスに乗ろうと思いました。地下鉄はスクンビットでBTSと交差しているので、そこで乗り換えれば良いので。それに、BTSのモーチット駅へ行くより、MRTのガンペンペット駅へ行く方が近くて、しかも一本道ですから。
すぐに発車するバスが、乗り場近くにエンジンを掛けて並んでいます。離れたところで待機しているバスは、発車まで時間があるバスです。
乗り場の先頭から順にと思って声を掛けた最初のバスが、そこへ行くと言います。なのでそのバスへ乗ったところ、すぐに出発しました。
私が外国人だからでしょうね。車掌さんが親切に1つ前のバス停で「次だよ」と知らせてくれました。そして目的のバス停に近づくと、「ここで降りるんだよ」と教えてくれました。タイ人は優しいです。
タイのバスは、バス停に着くやいなや乗り降りするので、到着前からかまえていないといけません。少しでも遅れれば、バスは発車してしまいますから。日本みたいに、「到着するまで立たないでください」なんてことはないのです。
バス停からMRTの駅まで少し歩きましたが、バスターミナルから歩くより快適です。MRTに乗れば、もうあとは安心。スクンビット駅でBTS(アソーク駅)に乗り換え、無事に初めてのお遣いを完遂しました。約3時間かかりました。
と言うことで、7月6日の夜に出発して、12日の朝にバンコクに戻るまで、妻の田舎に滞在する予定です。
2017年07月05日
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