先日、「読書のすすめ」さんの企画で、喜多川泰さんの講演会に参加しました。
そこでは、喜多川さんの講演、読すめ店長の清水克衛さんの講演、そしてお二人の対談が行なわれました。
その後、書店の方へ移動して、喜多川さんのサイン会も行なわれました。そこでこのCDを購入して、サインをしていただいたのです。
【喜多川泰さんと一緒に】
【清水克衛さんと一緒に】
CDは、喜多川さんが尊敬してやまない各分野で活躍する一流の人を招いて対談するというもの。その第1弾は、通称ウエジョビ(上田情報ビジネス専門学校)副校長の比田井和孝さんです。
比田井さんと言えば、「私が一番受けたいココロの授業」がベストセラーになった教育者で、喜多川さんとは相通じるものがあるようです。
CDなので、引用することができないのですが、心に残った話をご紹介します。
お二人とも教育者という立場なのですが、そこにはどうやって生徒を成長させるかという課題があります。ウエジョビでは、「挨拶、掃除、素直」というスローガンを掲げて、そういう生徒を育てたいと思っているのだそうです。
では、どうやって生徒に挨拶させるのか? 比田井さんは、けっきょく先生たちが変わらなければならないのではと気づき、先生たちの間で意識を共有するところから始めたと言います。
喜多川さんもそれに同意され、けっきょく他人を動かすことはできないのだと言われます。他人を裁いたり押し付けたりするのではなく、自分がそうであろうと努力し続けること。その姿を見せるしか方法はないのだと。
これを、「人を相手にせず、天を相手にする」と言われています。西郷隆盛の「敬天愛人」につながる考え方ですね。他人を批判したい気持ちをぐっと抑え、黙って自分がやるべきことをやる。それしか方法はないのだと。
喜多川さんと比田井さんの熱い思いがぶつかりあう対談は、何度も繰り返して聞きたくなります。
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