2017年04月28日

あなたのなかのやんちゃな感情とつきあう法



金城幸政(きんじょう・ゆきまさ)さんの本を読みました。どこでこの本を知ったのか忘れましたが、おそらくFacebookで共通の友人である野田智弘さんの紹介ではなかったかと思います。

私は金城さんのことはまったく知らなかったのですが、沖縄在住のカウンセラーだそうです。「5万人の人生を変えた「心」の伝道師」という肩書がすごいですね。時々、東京でもセミナーを開かれているようです。


ではさっそく、一部を引用しながら内容を紹介しましょう。

「それそれ! 気づいて!」「本当の私はこう思ってるよ」という、あなたのなかの本当のあなたの声、「本音」に導いてくれるサイン。
 それが、感情なんです。
 だから、どんな感情でも、それをひとつ押し殺し、見て見ぬふりをすると、ひとつ自分にウソをつき、自分を見失っていくんです。
」(p.25)

まずは自分の感情をしっかりと受け入れることが重要だと言います。こういう点は、多くの心理学でも語られていることですね。「神との対話」でも、感情は魂の声と言っています。魂の声をよく聞いて、魂の導きに任せることが重要なのです。

感情をひもといて本音にたどりつくことができたら、人間関係に表れているすべての問題は、自分でつくりあげていた幻だった、ということがわかります。」(p.24)

すべての問題は人間関係から生じると、アドラー心理学では言います。そうであるなら、すべての問題は自分で作り上げている幻であり、それに気づくには自分の感情を受け入れ、本音にたどり着くことが重要だということになります。


料理をつくるのも旦那さんに認められるためだし、仕事をがんばるのも上司に認められるため。自分がやってみたいから、自分の成長のために何かをする、という発想がないので、永遠に人の評価ばかり気にして、「承認」を探してさまようようになってしまいます。
 母親に愛されなかったと思っていることが原因で、人は何歳になっても、母親や周囲の人、他人にまで、どう思われるかを気にして生きるようになるんです。
」(p.43 - 44)

親に愛されなかったということを引きずって、他人の評価を気にするということが、すべての問題の元凶とも言えます。そのことを、金城さんも指摘しています。


本当の愛って、とっても自由なものなんですよ。なのに、この地球では、愛する人を自分のものにしたがるって、おかしくないですか?
 恋愛や結婚って、本来、お互いの自由を尊重するためのもの。でも、そのことをすっかり忘れて相手を所有物のように扱うから、さまざまなトラブルが起きるのです。
」(p.51 - 52)

愛は自由だという考え方は、私は「神との対話」で初めて知りました。金城さんも、同じようなことを言われているのでビックリです。

たとえば、自分の恋人が浮気をしたらゆるさない、という男性は、女性を飼い殺しにすると公言しているようなものです。」(p.52)

自由を極論すれば、浮気も自由ということになります。私は極論が大好きなので、常々そういうことを言っては、批判を受けたりもしたのですが、金城さんも同じことを言われているのですね。


本物の罪悪感の正体は、「自分が自分をしないことへの罪の意識」です。
「自分をする」というのは、自分に素直、実直、誠実であること。自分のほんとうの気持ちをちゃんと見てあげて、自分の思いにウソをつかないということです。
 自分を生きていない分、自分にウソをついた分、澱(おり)のようにたまっていくエネルギー。それが罪悪感なのです。
」(p.82 - 83)

罪悪感は、最悪の精神活動だと「神との対話」でも言っています。その罪悪感を金城さんは、自分を正直に出さないことへの罪の意識だと言います。自分に正直でないこと、自分を騙していること、それに耐えられなくなって行くのですね。


そんな神さまの世界は、愛と調和のエネルギーがただあるだけ。私たちの本質は愛です。
 でも、それだと愛とは何かがわからないので、愛でない体験をすることで、再度愛を感じようと、「不安」と「愛情」という段階を、この物理的次元の地球に生み出したのです。
」(p.103)

これは、「神との対話」を読んでいる人にはよくわかっていることですが、これだけ言われても「なんで?」と感じるかもしれませんね。それにしても、こういうことを当たり前のように話す金城さんて何者?という気がします。


感情をひもとくためのもっとも有効な方法は、問いかけのベクトルを外側ではなく、内側に向けることです。
「なんであんたはいつも自分勝手なの?」と外側に向けるのではなく、「どうして自分はこんな感情を持つんだろう?」と内側に問いかけるのです。
」(p.114)

すべての原因は自分にあり、感情を受け入れ、その感情がどうして起こるかを紐解くことが、解決への第一歩になると言っています。そのための方法として、他者を責める方向に問うのではなく、自分がなぜその感情を抱いたのか、その思考を尋ねるようにと言います。これはたしかに、良い方法だと思います。


本来、本音って素晴らしいに決まっています。いわれたほうは、図星なだけに心が痛むかもしれません。でも、それが自分を改めるきっかけになると知れば、人は本音をいってくれた人に感謝するようになるはずです。」(p.127)

これは、そうだなあとも思いますが、やや疑問もあります。と言うのは、金城さん自身が紹介で入社した会社で、社長の奥さんに面と向かってその非を指摘し、辞めさせられています。それで、奥さんが金城さんに感謝したならわかりますが、そうはなっていないのです。

お母さんやお父さんに対しても、金城さんは子どものころから歯に衣着せぬ言い方をしていたようです。それでご両親が生き方を改めて幸せになったのなら別ですが、どうもそうはなっていないようです。

考えてみれば当たり前のことですが、人は自分に対してだけ責任を持ちます。たしかに直言することで、相手に考えさせるきっかけを与えることができるかもしれません。けれども、それをどう受け取るかは、相手次第なのです。

ですから、自分に正直になることは重要だとしても、それを相手に直接言うことが重要だとは思えないのです。どっちが正しいかではなく、私はそう感じるということですね。


実は、望むことだけオーダーできるようになるには、「自分に疲れ果てる」ことが必要です。人は自分に疲れ果てたとき、初めて「本当に変わりたい」って思えるんです。」(p.175)

金城さんも、引き寄せの法則を上手に働かせる方法について言及しています。いろいろ書かれていますが、ただ「思う」だけでいいという部分の説明は、よくわかりません。けれど、ここに書かれているように、自分に疲れることで変わるというのは、よくわかります。

私も、それを体験しているからです。失恋ばかりしていて、そういう自分にうんざりして、これまでの執着を解き放ったのです。詳しくは、ブログ記事「50歳の私が結婚できた理由」に書いていますので、そちらをご覧ください。

とにかく、悩みに悩んで一度、自分を不安だらけにしてみる。すると、いつまでも不安のループをぐるぐる回っている状態って、ものすごく疲れることがわかります。悩むってすごいパワーが必要だって、理解するんです。
 そして、もうこれ以上ない、ってくらい悩みに悩んで悩みつくすと、人間、さすがに疲れ果てます。
 結局、「あ〜もう悩むの疲れちゃった。やめよう。不安を考えていてもきりがない。同じパワーを使うなら、自分を幸せにするために使いたい」って気持ちが自然に湧きあがってくる。人はそんなふうにできているのです。
」(p.178)

金城さんは、わざと悩み倒してみる方法を勧めておられます。けっきょく、「もうこんなことどうでもいいや。どうにでもなれ。」という気持ちになって結果を手放さないと、変われないのではないかと思います。


たとえば、流れのない水は腐りますよね。それと同じで、停滞したものは腐るので、死ぬと決まっています。エネルギーが止まったことを「死」というように、停滞すると死へ向かってしまう。
 だから、宇宙は変化を拒む人がいると、なんとかその人を動かそうとして、動く必要性をもたらすのです。それが、事故や病気、大きなトラブルなど、いわゆる「不幸」と呼ばれるもの。
」(p.202)

一見、悪い出来事のように見えて、それは自分が変わるチャンスなのですね。その出来事をしっかりと受け入れれば、自然と変わっていく。そして自分が変われば、状況もまた変わっていくのです。


金城さんが、どうやってこういう考え方を身に着けたのか、それはわかりません。ただ、5歳の時に、すでに母親を諭すような感じだったことからして、生まれ持った才能かもしれません。

書かれている内容は、「神との対話」などですでに知っていることなので、特に目新しいことはありません。ただ、その表現方法には違いがあり、なるほどと感じる部分が多かったです。

それにしても、世の中にはこういう方がおられるのですね。これまでまったく存じ上げなかっただけに、びっくりしました。きっと、こういう方が、もっとたくさんおられるのだろうと思います。人類は安泰だなあと思います。

あなたのなかのやんちゃな感情とつきあう法
 
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 18:32 | Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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