2017年04月23日

DREAM ドリーム



犬飼ターボさんの本を読みました。犬飼さんの小説は、成功小説というジャンルで、日本では草分け的な存在です。

この本は、以前に紹介した「CHANCE チャンス」の続編になります。犬飼さんによれば、これは成功者シリーズ3部作の第3部になるのだそうです。

ちなみに「CHANCE チャンス」が第2部です。第1部が最後になるというのも変ですが、第2部、第3部の主人公である泉卓也の、最初の師である弓池を主人公としたものだそうです。タイトルは「トレジャー」で、これもまたいつか、紹介したいと思います。


ではさっそく、一部を引用しながら内容を紹介しましょう。ただ、小説ですので、ネタバレにならないように大まかなあらすじを書きます。

主人公は、整体院を2店持つまでになった泉卓也です。ところが好事魔多しと言いますが、恋人に溺れ、本業がおざなりになって行きます。そして、支店を任せていた清志の横領によって、支店をたたむことになります。

1店舗になって収入が減った卓也は、お世話になっている石田の甘い話に乗ります。その一方で、不労所得について教えを請うために、湯沢に100万円払うのです。その結果、・・・。

波乱万丈の卓也の人生ですが、最後はハッピーエンドになるが成功小説のお決まりです。ただ、その中において、卓也は様々なことを学びます。その学びこそが、犬飼さんが読者に伝えたいことでもあるのです。


誰でも親に対する復讐心を持っているものなんだ。復讐を成し遂げても苦い思いしか残らないものでしょ? でもね、ほとんどの人は一生気づかずにそれを続けているよ。何かをするときに、認めてくれなかったじゃないか、愛してくれなかったじゃないか、という復讐心を動機にしそれを始めてしまうと、手に入れるまでのプロセスもイライラしたり恐怖を感じたりと苦しくなるだろうし、将来せっかく手に入れても嬉しく思わないだろうね」(p.174 - 175)

卓也のメンターである湯沢の教えです。同じ成功を目指すにしても、動機が何かが重要なのです。動機が復習なら、たとえ成功しても幸せにはなれない。そう湯沢は言うのです。


卓也は完成したプランを見て、ここ数年の経験が活かされていることに満足した。今までの出来事は、これを完成させるために起きたのだとさえ思えるようになった。」(p.255)

人生で起こる出来事は必然でムダがない。私もそう常々言っています。どんなひどい出来事も、最悪な事態も、すべては自分を良くするために起こります。卓也も、そう感じたのです。


ビジネスのこと、不労所得のことなど、具体的な指針が盛り込まれています。ですがそれ以上に、本質的なものの考え方が書かれていて、それを読むと感動するのです。

一度は上手く行きかけても、それで終わりにならないのが人生です。挫折があるからこそ学びも大きく、それによってより進化成長できるのです。自分の人生と比較しながら、読んでみてはいかがでしょうか。

DREAM ドリーム
 
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 20:12 | Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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