最近は、非常に多くのタイ人がスマートフォン(スマホ)を利用していますね。安い価格のスマホが出回っていることもありますが、タイ人にとってスマホの重要性が増していることもあるようです。
世界中で利用されるスマホですが、言語の設定も多国語に対応しています。たくさんの言語が利用できるわけですが、それだけに、かえって設定が難しいということもあるようです。
最近、私が困ったのは、「GRAB TAXI」のアプリです。以前、iPhone5でインストールした時は、何の問題もなく英語の表記になっていました。したがって、問題を感じることもなく使っていたのです。
ところが、数日前にiPhone7に買い替えた時、問題が起こりました。スマホを買い替え、以前と同じアプリをインストールしてもらい、いざ使ってみようとしたとき、「GRAB TAXI」のメニューの表記がタイ語になっていたのです。
タイに15年以上住んでいる私ですが、さすがにタイ文字はほとんど読めません。どこかに言語設定を変換できるところがあるはずだと思い、あちこち探してみましたが、まったく見つかりませんでした。
通常、アプリ内で設定変更できる場合、現在、アプリがタイ語や日本語表記だったとしても、「Eng.」などのように、ボタンがアルファベット表記されるのが普通です。だって、「言語設定」というような意味の言葉が書かれていても、それを読めなければ意味がありませんから。
ところが、「GRAB TAXI」のアプリでは、どこを探しても「Eng.」みたいな表記がありません。タイ人の妻に探してもらいましたが、それでもみつかりません。それでネットで調べたところ、まったく違うところに問題がありそうだとわかりました。
→ 「アプリが意図せず中国語や英語になってしまう原因と対処法」
これによると、スマホの言語設定で上位に設定されているものが優先されるとのことでした。(アンドロイドはわかりません。)それでスマホを調べてみると、「日本語」「タイ語」「英語」の順番になっていました。それを「日本語」「英語」「タイ語」の順番に変えたところ、ちゃんと英語で表記されるようになりました。
おそらくタイの「GRAB TAXI」アプリは、英語とタイ語しか表記がなくて、どちらを表記するかをスマホの言語設定順に依存しているのでしょうね。やってみて初めてわかったことですが、知らなければ使えずに困ったことになったと思います。
ちなみに「GRAB TAXI」の英語表記のメニューは以下のようになっています。
iPhone7の「設定」に、「一般」-「言語と地域」というのがあって、ここで「使用する言語の優先順位」と「地域」を設定できます。(上部の「編集」をタップして、順番を入れ替える。)
このように、スマホを使う場合に、言語の設定などでなかなか気付かないことはけっこうあります。海外在住者ならではの悩みかもしれませんけどね。
先日も、「Kindle」のアプリで、Amazonにサインインできないという現象が起こって困りました。アマゾンのアカウントは、以前から持っています。それにもかかわらず、そのID(メールアドレス)とパスワードでサインインできないのです。WEBサイトではサインインできるのに、Kindleアプリではサインインできない。そういう現象が起こりました。
これは、アマゾンに問い合わせて解決しました。Kindleアプリをインストール後にアマゾンにサインインする画面の下部枠外に、どこのアマゾンサイトかを選択するようになっていたのです。
ところがそれが、日本語なら「「サインイン先:デフォルト」と表示されているそうですが、タイにいると「Sign in using:Defult」と表示されていて、まったく気づかなかったのです。これをデフォルトではなく、「Amazon.co.jp」に変えないとサインインできないということでした。
言われてみればなるほどとも思いますが、普通は気づきませんよね。だって、私にとってのアマゾンは、日本のアマゾンだけでしたから、Kindleアプリをインストールしたとたんに、他のアマゾンの可能性が出てくるなど予想もしていませんでしたから。
このように、海外でスマホやPCを使おうとすると、急に言語の壁が立ちはだかることがあります。そういう時も、あわてず騒がず、対処方法を探してみましょう。意外なところに解決方法が見つかるものです。
私がよく行くサロン・オ・デュ・タンさんでは、毎週木曜日のシニア向けの「スマホ会」の他に、「パソコン教室」という名のマンツーマン指導もやっています。こちらは、シニアの方は30分300B(2017年3月現在)とのこと。こういう、よくわからない時の駆け込み寺みたいなところも、知っておくと役に立ちますよ。詳細はサロンにお尋ねください。
2017年03月25日
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お役に立てたようで、私も嬉しいです。
これは、私が実際に体験して困ったことでもありますが、シニア向けのスマホ教室でも、同じように困っていた人がいました。
それで、けっこう需要がありそうだと思って、ブログに載せたのです。
タイ語がすらすら読めるように・・・私もなりたいです。(笑)