話題になった、にしのあきひろさんの絵本を読みました。キングコング西野という名前で、お笑い芸人としても活躍されています。ネット界では、歯に衣着せぬ物言いからファンを獲得すると同時に、たくさんの敵も作っているようです。
この本は、西野さんお一人で作られたものではありません。これまでにない分業制によって、オールカラーの豪華な絵本になっています。これを作るに当たっては、クラウドファンディングによって資金を調達していましたが、こちらの点でも話題になっていました。
そして、完成後の販売方法についても、賛否両論が湧き起こる手法を取り入れました。それは、ネットですべてを無料公開するというものです。本を買わなくてもネットで見られるようにする。その手法を巡っても、かなり叩かれたようです。
→ 「えんとつ町のプペル」無料公開ページ
※いつまで無料公開されるかはわかりません。
私は、西野さんの考え方に賛同して、クラウドファンディングにも応募しました。そして、無料公開という手法についても、好意的にとらえています。完成した本も、事前に申し込んで買いました。西野さんのサインがついてくるのです。
ここでは、この絵本の内容を詳しく説明することはしません。絵本ですからね。簡単にあらすじを説明しましょう。
周囲を高い壁で囲まれたえんとつ町は、その煙によって空が覆われていて、誰もその上に何があるか知りません。そんなえんとつ町で、配達人が心臓を落っことしてしまうのです。その心臓はゴミ山に落ち、周囲のゴミと合体してゴミ人間が生まれます。
汚く臭いゴミ人間は、えんとつ町のみんなから嫌われます。しかし、えんとつ掃除人のルビッチだけは、ゴミ人間と仲良くなります。そしてゴミ人間にプペルという名前をつけるのです。
その後、物語は展開していきます。住民の仲間になれないゴミ人間プペル。プペルに優しくするルビッチ。すると、ルビッチを批判する人が出てきます。ルビッチは、プペルとの関係を解消しようとしますが・・・。
読み聞かせの動画もありますね。
また、西野さんがクラウドファンディングや分業制を考えられた背景などは、こちらのページでよくまとめてありました。
物語は、いろいろと考えさせられる内容になっています。気になる方は、無料の公開ページや動画をご覧ください。
そして、もしこの絵本を手元に置きたいとか、子どもに読み聞かせしたいと思われたら、購入されるのが良いのではないかと思います。
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