2017年01月22日

正観さんと「わたしたち」のちいさな物語

正観さんと「わたしたち」のちいさな物語

小林正観(こばやし・せいかん)さん関連の本を読みました。この本は、一般の書店などでは売られていません。正観さん関連のグッズなどを販売している全国の「うたしショップ」で販売されているものです。私はこれを、青森のうたしショップで購入(通販)しました。

厳密に言うとこれは正観さんの本ではなく、その周りにおられた方々の本になります。正観さんと接して、どんなことがあったとか、どんなふうに教わったなど、そのエピソードがそれぞれの方によって語られています。

私がこの本を知ったのは、Facebookでアーナンダこと津原明宏さんと友だちになっているからです。うたしショップを経営されるとともに、気功整体もされています。YouTubeに多くの動画をアップされてますが、スプーン曲げの秘訣を語られている動画は、なかなかのものだと思います。


ではさっそく、一部を引用しながら本の内容を紹介しましょう。

正観さんから「みなさんに超能力者になってほしい」と言われた高島亮さんは、違和感を感じました。なぜなら、正観さんはいつも「がんばらなくていいんですよ」とか、「人より抜きん出よう、大したものになろうとする必要はありません」と言われていたからです。すると正観さんは、こう言われました。

人が潜在能力を発揮することはいいことだと私は思っています。そのほうが、人生が楽しいものになりますから」(p.17 - 18)

超能力というのは、特別な人にだけ与えられたものではなく、人なら誰でも持っている力なのですね。ただそれが隠されたままになっている。だからその潜在能力を発揮するようになれば、人生が楽しくなるのだと言われるのです。

正観さん自身、人相を観たりスプーン曲げをするなど、超能力とも言えることをされていました。では、どうすれば超能力が使えるようになるのでしょうか? その問に正観さんは、ズバリとこう答えられたそうです。

人間が超能力や潜在能力を発揮するために、必要不可欠な条件があります。それは、力を抜くこと。リラックスすることです」(p.18)

頑張って、努力して、力を込めるというのが、これまでの世間のやり方でした。でもそれでは執着になってしまうと正観さんは言います。

そうではなく、執着を手放して、脱力すること、おもしろがって、楽しむこと。それが、潜在能力を開花させるためには絶対不可欠なんですよ」(p.19)

これはまさにレイキの極意そのものだったので、とても驚きました。レイキも脱力して、ふにゃっという感じでお任せする意識が重要だと言われます。「この病気を治してあげたい」という強い思いは、レイキからはかけ離れるのです。

超能力の秘訣も、レイキの極意も、人生を上手に生きるコツも、この「脱力」と「楽しむ」ことにあるように思いました。


人間が生きていく上で必要なものは『衣・食・住』と三つ言われていますが、人間が成長する上で必要なものは『本』と『友人』と『旅』なんです。
 若くてお金がないかもしれませんが、『本』と『友人』と『旅』は、時間とお金を惜しまないほうが良い『ベスト3』と考えています
」(p.27)

これは私も同感です。本にはお金を惜しまない、というのが私のモットーです。自分のためには贅沢しなくても、友人(後輩)と一緒のときはケチらずお金を使う、というのもそうです。そして、自分が変わるためには旅、特に一人旅が良いと勧めています。正観さんが旅を勧める理由は、次のようなものです。

日本語で言う『旅』の語源は『他火』。他人の火にあたることと考えています。
 その昔は、家族で囲炉裏をかこんでご飯を食べていました。テレビもラジオもない時代、家の人との会話だけでは視野が狭くなりがちです。
 視野が狭くなると、この世でこんなに悩んでいるのは自分だけかも……と考えてしまう。
 だから旅が大事。
」(p.28)

新鮮な環境、新鮮な人の言葉に触れることによって、自分の枠を大きくすることができる。私もその通りだと思います。だからこそ、仲間内で群れるだけのツアーより、現地の人との出会いが多い一人旅がお勧めなのです。


野口さんという女性の話です。お姉さんをガンと脳梗塞で亡くされたそうです。野口さんは正観さんの本を読み、直接お会いすることができました。その時、もしお姉さんが正観さんと出会っていれば、死なずに治ったのではないか、と正観さんに尋ねたそうです。すると正観さんは、次のように言われました。

お姉さんのおかげて私の話を聞くようになり、縁をいただいたのだから、お姉さんに感謝しなさい」(p.91)

99%の人が私の話を聞かずに亡くなっていきます。だから1%の縁を持てた人は本当についている人ですよ」(p.91)

出来事のどの部分に意識をフォーカスするのか。正観さんは常に、プラスの面を見るようにと諭されたのです。


お父さんのことが好きだけど、退職後にゴロゴロしてばかりの姿を見ると、口出ししたくなって「ありがとう」となかなか言えない、という方がおられました。その方に正観さんは、次のように言われました。

直接本人にありがとうが言えなければ、水蒸気に言えばいいんですよ」(p.98)

水蒸気は連続分布だから、空気中に『ありがとう、ありがとう……』と言っていたら、その情報を持った水蒸気を、相手が吸い込んで伝わります。縦(年代など)にも横(距離など)にもつながっているから、生きているかいないかは関係がないんです」(p.98)

この世の本質は時空を超えたものですから、言葉の波動が伝わるということになります。だから目の前にいないとしても、その人のことを思って「ありがとう」と感謝すればいいのですね。


リストラされた高島亮さんに正観さんが、新しく会社を立ち上げるようにと言われました。そして、そのコンセプトを説明されたのです。

『きそわない・くらべない・あらそわない』というコンセプトで、そういう考え方や生き方をしている人だけを招いて、講演会をする会社です。講師は、有名かどうかで選ぶのではなく、『き・く・あ』な生き方をしているかどうか、そこだけで判断するのです」(p.109)

世の中には、競って比べて争って、人より抜きん出よう、がんばって目標や願望を達成しようと謳(うた)うセミナー会社が多いでしょう。でも、その方向性では、人は幸せにはなれないんですよ。目標を達成したら次の目標が生まれるし、何かを得たり成し遂げたりしても、もっともっとと欲しくなり、その欲望には際限がありません。人と比べると、そこから不幸が生まれます。がんばれがんばれという方向性は人を壊します。幸せとは何かを成し遂げた先にあるのではなく、自分が気づくものであって、今あるものに感謝できたときに人はしあわせを感じることができるんです。それは、きそわない・くらべない・あらそわないという生き方の中でこそ、感じられるものなのですよ。これからの時代は、そういう価値観や生き方が大事になります」(p.109 - 110)

このように「き・く・あ」という正観さんの考え方を説明されたのです。たしかに、これまでとは真逆の価値観のように思います。そして、そうだからこそ、行き詰った今の社会を変えていく力があるように思います。


人生に行き詰まった時、人は滝行のような苦難を伴う行をすることで、道を切り開こうとすることがあります。悟りを開くための断食修行などもそうですね。それに対して正観さんは、次のように言われたそうです。

私も、それ(修行)をやらなければ悟れない、ということならやります。でも、やらなくてもいいのです。悟りとは、『受け入れること』だからです。エネルギーが余って体を動かしたいというのならばジムに行って汗を流せばいい。『肉体行はやらなくてもいい』と釈迦も言っているのです」(p.196)

私も同感です。お釈迦様は苦行の末、苦行は必要ではなかったと悟られたのです。それなのにどうして、現代の僧が苦行をするのでしょうね? 不思議な気がします。

正観さんは、ただ受け入れればいい、と言われました。これはつまり、執着を捨てるということです。お釈迦様も、そのことを言われています。昔から言われていることなのですね。


正観さんの本はいくつかありますが、周囲の方たちが、どういう感じで正観さんと接しておられたかを知る本は、そう多くはありません。この本はそういう意味で、貴重な本だと感じました。

正観さんが生きておられた当時に行われていた茶話会などは、今もお弟子さんたちによって引き継がれているようです。正観さんの生き方を取り入れたいと思う人が、少しずつ増えているのかもしれません。
 
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 22:32 | Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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