2017年01月07日

丸2週間の国内旅行

2016年11月に、丸2週間かけて日本国内を旅行しました。

元々、妻と一緒に帰省を兼ねて九州旅行をしようと計画していました。しかし、2週間はあまりに長すぎるので、せいぜい10日くらいと考えていたのです。

帰省して両親ともたっぷり一緒に過ごしたいし、妻に九州をたっぷり見てもらいたい。あちらを立てればこちらが立たずで、ちょっと迷っていました。

そんなとき、リーディング(チャネリング)してもらったバンビさんから、ズバリとこう言われたのです。「旅行はぴったり2週間にしてください。」

たしかに、できない話ではないのです。だって無職ですから、時間はたっぷりあります。でも、お金のこととか、その間何もできないことへの、言葉にならない不安があったのですね。それをズバリと指摘されたので、私も踏ん切りがつきました。


●実家へ帰省

・0日目:11月2日(水)21:30ごろ空港に向かって出発しました。
・1日目:11月3日(木)01:00発のTG648にて福岡へ。翌朝08:00福岡着。タクシーで博多駅へ。新幹線で広島駅へ。11時ごろレンタカーを借りて、まずは景勝地の三段峡を目指します。

三段峡へ行く前に、江葉がきれいだと言われる「筒賀の大銀杏」を見に行きました。ところが、残念ながら江葉にはまだ早かったようです。
筒賀の大銀杏

その後、三段峡へ向かいましたが、結構歩かなくてはなりません。歩き疲れた妻が「こっちが近いから二段滝へ行こう」と言うので、そのまましたがったのが間違いでした。
二段滝は船で渡らないと見れません。その船待ち時間がなんと40分。あきらめて引き返しました。こんなことなら最初から、予定通りに三段滝へ向かえば良かったと思ったのでした。
三段峡
でも、良いこともありました。狭い道の山歩きなので、すれ違う時に挨拶を交わす人が多いのです。それを妻が喜んで、積極的に「こんにちは」と声をかけたりして楽しんでいました。

夕方には島根県の実家へ到着。それから11月7日(月)のお昼ごろまで実家で過ごしました。
実家滞在中は父方と母方の両方の墓参りをし、母の入院先に毎日行きました。実家から車で30分ほどの病院です。ただ、相部屋なので長居もできず、レイキもあまりしてあげられませんでした。それがちょっと残念でしたね。


●帝釈峡からバンビさんの古民家へ

・5日目:11月7日(月)12:00実家を出発。カーナビが正しく機能せず、高速から降りるべきところを通過してしまい、1つ先で降りることに。まあ、こういうこともあります。マイペンライです。
夕方には帝釈峡のホテルにチェックイン。ログハウスなので料理をしようと、近くのスーパーで買い出し。夜は妻の料理を楽しみました。

・6日目:11月8日(火)神龍湖の観光船に乗ったり、遊歩道を散策したりして楽しみました。雨はそれほど降らず、あまり困りませんでした。
帝釈峡の江葉

帝釈峡の江葉

帝釈峡の雄橋
時おり雨が降るあいにくの天気でしたが、江葉も見られたし、雄橋(おんばし)などの観光スポットも楽しむことができました。

・7日目:11月9日(水)10:00チェックアウト。福山市のバンビさんの古民家へ向かう。
バンビさんと再会し、私はビジネスの指導を受けました。一方、妻はゆうこさんからネイルをしてもらいました。
バンビさんたちと古民家で

バンビさんと別れた後、福山駅の近くでレンタカーを返し、新幹線で鹿児島へ向かいました。最初からさくらで乗換なしに行きたかったのですが、指定席はすべて満席とのころ。それで博多までのぞみに乗り、そこでさくらに乗り換えました。
でも、乗った後で気付いたのですが、けっこうがらがらなんですよね。JRの予約システムは、席の移動なしに座れなければ満席になるのでしょうね。こんなことなら、自由席で行けば良かったと思ったのでした。
20時くらいに鹿児島駅に到着し、バンビさんのお勧めにしたがい、有名な「いちにいさん」で豚しゃぶを堪能。


●九州旅行

・8日目:11月10日(木)10:00鹿児島のホテルをチェックアウト。近くでレンタカーを借りる。あいにくの雨。知覧へ向かう。いよいよ九州旅行の始まりです。
知覧特攻平和会館
雨が降っていても、知覧特攻平和会館の室内なら問題はありません。撮影禁止というのが残念ですが、特攻隊員の手紙などを真剣に読みました。ここでお土産に、DVDを2本(「ホタル」「俺は、君のためにこそ死ににいく」)買いました。

雨が降り続き、城山公園へ行くも桜島は見えず。桜島へ渡るのはあきらめて、国分のホテルへ向かいました。

・9日目:11月11日(金)10:00霧島神社へ向けて出発。ナビに霧島神社を入れると、2時間くらいかかるとのこと。ちょうど良いドライブです。途中、高速を鹿児島方面へ向かう時、桜島がきれいに見えました。

2時間後、霧島神社の近くに到着。何だか様子が変です。有名な場所のはずなのに、何の標識もありません。近くのコンビニで尋ねると、近くにあるのは小さな霧島神社で、有名なのは霧島神宮だとのこと。あちゃー!やってもうた。

考えてみれば、ここまでの間、間違いに気づくチャンスは何度もありました。そもそも国分のホテルを選んだのは霧島神宮が近いから。それなのに2時間もかかると出た時に、おかしいと気づくべきです。さらに、霧島神宮からは桜島が眺められると書いてあったのに、高速でとうに行き過ぎてしまったのですから。

まあでも、旅に失敗はつきものです。気を取り直してまた60kmほど戻りました。午後、ようやく霧島神宮へ到着。
霧島神宮
たしかに桜島もよく見えます。本当なら午前中に観光できたのに・・・。ということで、霧島やえびの高原はあきらめて、一路宮崎へ。みやざき中央新聞さんへ表敬訪問しました。

もう夕方でしたが、急いで近くの青島神社へ。この日は霧島神宮へ行ったし、青島神社へも行って鬼の洗濯岩も見たし、なんとか観光したと言えそうです。
青島神社

・10日目:11月12日(土)10:00宮崎市内のホテルをチェックアウトし、高千穂峡へ向かう。「高千穂峡観光MAP」を見てナビに行き先を入れようとしたのですが、思い通りの場所が入らないので、高千穂神社に設定しました。
高千穂神社の近くに大橋駐車場があるはずと思って走っていると、神社を通り越したらすぐに橋を越えました。「あ、行き過ぎた」と思って引き返したら、すぐに道の駅が。道の駅の反対側だったなと思い、反対へ行くと「第二駐車場」とあります。まあいいかと、ここに駐めましたが、これ、単に道の駅の第二駐車場なのですね。

大橋駐車場から遊歩道を下って行く予定が、第二駐車場すぐ近くの高千穂神社へ行くことに。しかも、そこにはちゃんと駐車場もあります。だったらこっちで良かったのに。さんざん妻から怒られました。
さらにそこから高千穂峡まで降りていったのですが、けっこう距離があります。そして、下まで車でも行けたのですね。また妻から怒られます。まあでも、いい運動になったからと、笑ってもらいました。

そこから上流へ歩いて行こうとしたら、何と通行止め。だとしたら、大橋から下ってくることもできなかったのかも。よくわかりませんが、よく写真で見るトンネルのような岩のある渓谷は見事でしたが、「え、これだけ?」という感じもしますね。

高千穂神社、高千穂峡と見た後は、近くの天岩戸神社へ。神楽が大好きな私です。そして、岩戸に出てくる天宇受売命(あまのうずめのみこと)が好きなのです。音楽やダンスの神様として有名だそうですが、岩戸にこもった天照大神(あまてらすおおみかみ)をおびき出すために、神々が岩戸の前で宴会をした時、その中心で半裸になりながら踊り狂った神様です。
参考までに、神楽の動画をどうぞ。


女性神の像があったので写真を撮ったのですが、残念ながらこれは天照大神でした。
天照大神

その後、ホテルを目指して阿蘇へ向かいます。外輪山を越えると、中岳などの姿が見えてきます。
阿蘇・中岳
まだ噴火しているようで、少し煙も見えていました。

・11日目:11月13日(日)10:00ホテルをチェックアウトして魚の釣り堀へ。夏の旅行でやった釣りに目覚めた妻の要望です。
釣り堀
しかし、ここはあまり良くありませんでした。初心者や一見さんには不親切です。何をどこでどう用意すればいいのかも、丁寧に教えてはくれません。釣った魚も、自分でさばいてから持っていかないと焼いてくれません。さばくためのナイフを借りるのにもレンタル料を取られます。
そして、なかなか釣れない。(泣)3時間くらいねばって、やっと3匹です。高いヤマメを食べました。
ヤマメの塩焼き
他のお客で大量に釣っていた方もおられるので、単に私たちに技術がないだけでしょうけどね。なので、初心者向きではない、ということです。

気を取り直して、高森殿の杉(たかもりどんのすぎ)を目指します。ナビにも載っていないので、だいたい近くまで行き、近所の人に道を尋ねて行きました。やっと到着しても、それらしい杉は見えず。きっとこっちだろうという方向へ歩きましたよ。途中で引き返そうとする妻をなだめながら、歩くこと約10分、やっと杉が見えました。
高森殿の杉
大きな杉が、ヤブの中に隠れるように生えていました。これを見た時、ここまで来て良かったと思いました。妻も喜んでくれました。なお、写真ではあまり大きそうに見えませんが、これは遠近法で顔がでかいからです。本当は人が10人くらい束になったくらいの太さがありますから。

次は近くのらくだ山公園。これもわかりづらい。案内標識がないんですもの。ナビで近くまで行くものの通り過ぎ、また戻ってきました。「ここは駐車場なの?」と、よくわからないところに駐車し、歩いて登ります。あとから車で登ってきた人もいましたが、すれちがう場所のない山道ですから、歩きで正解でしたね。
らくだ山公園
写真では見えませんが、この近くに仏舎利があり、そこへ登る道でした。じゃあらくだ山公園って、どこ? いまだに謎です。なお、写真はらくだ山の山頂付近です。小山の上に岩が飛び出している部分だけ切り取っています。

続いて阿蘇神社へ向かいます。草千里まで行くのはやめました。
阿蘇神社
阿蘇に来たのは、ここに来たかったからです。地震の影響がひどいとは聞いていましたが、こんなにひどいままとは思いませんでした。寄付を兼ねてお賽銭を多めに入れました。

阿蘇の観光を終えて、宿泊する別府を目指します。しかし、この途中の外輪山の風景が素晴らしかったです。西日が高原いっぱいに生えたススキにあたって、それはそれは美しい風景でした。妻はもう興奮して、車酔いするのも忘れてビデオを撮り続けていましたから。外輪山の内側は別世界です。

・12日目:11月14日(月)別府のホテルをチェックアウトし、地獄巡りへ。
まずは海地獄へ。ここの駐車場に車を駐めて、近くの地獄は歩いて回ります。雨も少しずつ小降りになりました。それにしてもラッキーなのは、前日の阿蘇で雨が降らなかったこと。あの景色は、晴れていてこそのものですから。
地獄めぐり
さすがにこういう風景はタイでは見られないので、妻も興味津々です。温泉卵もしっかり食べました。

次は血の池地獄龍巻地獄。この2つは離れているので車で移動します。
龍巻地獄の間欠泉
それにしてもわかりづらい。気がついたら血の池地獄を通り過ぎ、龍巻地獄の目の前でした。入口近くの駐車場に突っ込んだ後、その先に大きな駐車場があるし、手前に血の池地獄があったことに気づきました。まあ単に私の不注意とも言えますが。

間欠泉のお湯が吹き出すまでに時間があるとのことなので、先に血の池地獄へ。正直な感想は、「えっ、たったこれだけ?」でした。まあ、そこまでにたくさん地獄を見てきたので、あまり感動しなかったのかも。
続いて龍巻地獄へ行きました。ここも間欠泉だけなのですね。それなら血の池地獄と一緒にしてしまえばいいのに。待つこと5分、間欠泉が吹き上げました。
しばらくその様子を見て、写真やビデオを撮る人もいましたが、すぐに飽きてしまうようです。あっと言う間の観光でした。

この日はたまちゃんファームへ行く予定でしたが、まだ時間がたっぷりあります。それで、臼杵の石仏が近くだったなと思い、行くことにしました。高速に乗ると、何やら霧で通行止めが出ているようです。幸い、臼杵まで行くと言うと、通してくれました。
臼杵の石仏
ここへは大学生のころ、いとこに連れてきてもらったことがあります。その時の記憶はもうほとんどないので、とても新鮮でした。

しかし、臼杵へ足を伸ばしたのは失敗でした。たまちゃんファームは国東(くにさき)半島ですから、逆方向なんですよね。行く途中、「なんで宮崎までの距離が近くなるんだろう?」なんて思ったのですが、別府から南下していたのです。ナビに頼りっぱなしで土地勘がないと、こういうことになります。

そこからまた別府まで戻ると、やはり霧でその先へ行けません。一般道へ降りて、渋滞の中、国東半島へ向かいます。ラッキーだったのは、大分空港道路という有料道路があって、しかも無料だったこと。これでかなり時間を挽回しました。

それでもたまちゃんファームに到着したのは15時半になっていました。秋の日はつるべ落としと言いますが、あっと言う間に夕方になってしまいました。
たまちゃん先生とひばりくん
たまちゃんと奥さんのひばりくんに歓迎され、美味しいコーヒーを飲みながら1時間ほど談笑しました。そして、かなり暗くなってきたころに、たまちゃんファームの田んぼの前で記念写真を摂りました。

実はこの後、大変なことになります。もと来た道を戻ろうとしたのですが、途中で妻が買い物をしたいというのでスーパーへ立ち寄ったのです。その後、時間も遅いし、少しでも早い方をと思って、国東半島の山越え道を通るルートに変更しました。
ところが、山道は暗くて道がよく見えません。幸い途中で、快調に走る先行車を見つけ、必死で後を追いました。離されたら、またよく見えない道を注意深く見ながらトロトロ走らなくてはなりませんから。先行車がいれば、カーブの度合いや対向車のこともよくわかります。なんとか山道を抜けた時、ホッとしましたよ。今回の旅でもっとも緊張した運転でした。

・13日目:11月15日(火)10:00中津のホテルをチェックアウトし、宇佐八幡宮へ向かいます。多少雨が降っていますが、このくらいなら大丈夫です。
宇佐八幡宮
まだ朝早いからか、それほど参拝客がいません。駐車場はガラガラでした。と思ったら、団体旅行の大型バスが乗り付け、中国人だか韓国人の大きな声が聞こえてきます。妻がせかすので、急いで参拝しましたよ。

それから耶馬渓へ向かいます。その途中、ピシッという大きな音が聞こえました。一瞬、何かやばそうだなと感じたのですが、見回しても特に異変はありません。あとでわかったのですが、この時、フロントガラスに何か異物が直撃したようです。

耶馬渓ではまず青の洞門へ。トンネルの前の駐車場をすぐに見つけて、そこに停めることができました。観光バスはここで降り、バスは向こうへ行って駐車場で待つようです。
青の洞門
「ここがね、昔、人が手で掘ったトンネルなんだよ」なんて話を妻に話しながら、遊歩道を通り過ぎます。しかし、ここも「えっ、これだけですか?」という感じでしたね。この先は何もなさそうだと判断し、引き返して車に戻りました。

この時、フロントガラスのヒビを発見しました。ショックでしたよ。レンタカー会社へ連絡した方がいいのだろうか? でも、警察に届けろと言われても、どこに届けたらいいのか困ってしまいます。それに、翌日は空港からタイに戻らなければならないし・・・。ということで、連絡するのはやめて、残りの観光を楽しむことにしました。

でも、妻がこう言ってくれたので救われました。「このくらいで済んで良かったね。きっとこのお陰で、大事故を免れたんだと思う。」なんて素晴らしい妻なのでしょう。妻に感謝です。

耶馬渓では、他に羅漢寺へ行きました。ここも撮影禁止なのが残念ですね。歩いて登ると妻が言うので、それにしたがったのでとっても疲れました。ロープウェイがあるのに・・・。

その後は福岡へ。時間があるので、太宰府天満宮へ行きました。
太宰府天満宮
ここも来たことがあるはずですが、まったく覚えていません。神社よりも参道の方が面白いですね。いろいろなお店がありました。タイ語で「アロイ(おいしい)」と書かれたものもありましたよ。誰かタイ人の観光客がお店の人と仲良くなって、書いてあげたのかもしれません。
こうなると妻の購買意欲がそそられます。あちこちで買い物をして、けっこう高くつきましたよ。買い物は妻でも、財布は私ですから。妻のお土産以外の買い物は、全部私持ちなのです。
ついでに、使っている途中で壊れた私の折りたたみ傘もここで買うことになりました。修理して使おうと思っていたのですが、妻が新しいものを買えと言うので。妻には逆らわないのが私のモットーです。

夕方、大濠公園近くのホテルにチェックインしました。約束していた読者の方と落ち合い、夕食をともにしながら歓談しました。妻はホテルの部屋で、荷物を整理していましたけどね。

・14日目:11月16日9:00ホテルをチェックアウトし、空港近くのレンタカー屋へ。事情を説明し、2万円を支払うことに。まあこのくらいで済んで何よりです。
国際線ターミナルまでの送迎はないとのことなので、国内線の方へ歩いて行って、タクシーで国際線ターミナルへ。
11:45発のTG649でバンコクに戻りました。


●総括

いろいろなことがありましたが、まずは無事に2週間の旅を終えることができて良かったです。妻との旅行では、必ず1〜2回は妻が切れます。今回はいつもより長いので、ある程度は覚悟していました。でも、目立ってブチ切れることはありませんでした。

妻は車に酔いやすいのですが、今回はそんなに酔わなかったようです。車を運転すると「あなたは運転がへたくそだ」と妻からなじられるのですが、今回はそれも少なかったように思います。

見事な紅葉を妻に見せたいと思った九州旅行ですが、完璧な紅葉ってなかなか難しいですね。まあでも、その中にあって阿蘇山のあの風景は、本当に素晴らしいものでした。

私自身も、九州地方で唯一行っていなかった鹿児島へ、今回初めて足を踏み入れることができました。桜島へ渡れなかったのは残念ですが、またいつか機会があれば行ってみたいと思います。
 
タグ:九州 旅行 江葉
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 17:22 | Comment(0) | ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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