今年もいよいよ、残すところあと3日を切りました。あっという間に2016年も終わりになります。
今日は、今年最後の新月だそうです。妻はタンブン(タイ語で「功徳を積む」という意味)しに、お寺に出かけました。
新月の日は、いろいろなお願い事をするのが良いのだそうです。私はまったく知りませんが、そういうことをおっしゃる方がとてもたくさんおられるので。
そういうことはあまり信じない私ですが、まあ年の瀬でもあるし、何かお願い事をしてみようと思いました。
いろいろ考えたのですが、やはり自分がこうしてほしいとか、こうなりたい、というようなお願い事は思い浮かびません。なるようになればいいと、普段から思っているからでしょうね。
でも、やっと思いつきました。私を支えてくれる妻が幸せであるように、いつも安心して笑っていられるように、という思いです。
そう思ったら、私の両親にも、そうなってほしいと思えてきました。姉と妹、その家族にも。そして、妻の家族にも。
私に深い関係がある人たちが、みんな安心して笑顔で過ごせるようになってほしい。それが私の願い事なのです。
さて、この1年を振り返ってみると、大きな変化がありました。まずは、私がリストラされて無職になったことです。
過去の記事に経緯を詳しく書いていますので、そちらをご覧ください。
「リストラされました!」
「リストラされてわかったこと」
まあリストラされる経験なんて、なかなかできることではありませんからね。大変、貴重な経験をさせていただきました。
今でこそ平然としていますが、解雇通告を受け取った時は、さすがに狼狽しました。ある程度覚悟していたとは言え、「まさか!?」という思いが強かったのです。
しかし、「人生に起こることは、すべて必然で無駄がない」というのが私の信条ですから、この出来事を受け止めようとしました。でも、なかなか受け止めることができません。やっと、「しょうがないよね」と受け入れることにしたのです。
しかし、その小さな一歩を踏み出したことで、運命が変わってきたように感じます。塩漬けにしていた投資用マンションが高値で売れて、当面のお金に心配せずに済んだからです。
「奇跡が起こったのかもしれない」
特に重要なのはビザの問題です。それまではビジネスビザで滞在していましたが、離職すれば家族ビザ、リタイヤメントビザ、旅行ビザなどに切り替えないと、タイに滞在することができません。
旅行ビザは、せいぜい3ヶ月しか滞在できません。リタイヤメントビザなら1年滞在できますが、預金80万バーツが必要です。家族ビザも1年滞在できますが、預金40万バーツが必要な上に、手続きがけっこう面倒です。
私は、とりあえずリタイヤメントビザに切り替えました。それができたのも、マンションが売れてまとまったお金が手に入ったからです。そして、ビジネスビザを期限いっぱいまで使わせてもらえたからです。
考えてみれば、奇跡の連続でタイに滞在できていると言えます。本当にありがたいことです。
思わぬお金が手に入ったので、パーッと使うことにしました。妻に喜んでもらいたくて、一時帰国に連れて行くことにしたのです。
「夏の思い出はヤマメ釣りと花火」
これが最後になるかもしれないのだから。そんな思いで、妻との最高の贅沢を楽しんだのです。いわゆる思い出作りってやつですね。
その後、妻とパタヤ旅行もしました。妻と一緒にタイ国内旅行というのも、初めての体験でした。無職だから、思い立ったらいつでも旅行できる。それが大きかったのですね。
「パタヤ旅行」
その後、リーディングをするバンビさんとの出会いがありました。タイにときどき来られていることは知っていましたが、私はそういうのはあまり信じないので、関心を示さなかったのです。
ところが、私の友人がバンビさんのリーディングを受け、素晴らしいという感想を話してくれました。そのことがあったので、まあ話のネタにいいかな、くらいのノリで受けてみたのです。このちょっとした思いつきが、その後に大きな影響を与えることになるとは、この時予想もしていませんでした。
そうしてリーディングを受けたところ、たった20分のリーディング中に私は確信しました。「この人は本物だ!」
私が無意識に気付いていることを、ビシビシと指摘されたのです。それによって、方向性が定まりました。就活をするのはやめて、レイキで生きていこうと。また、11月の旅行は2週間きっかりにしようと。
11月にも、妻と一緒に一時帰国することにしていました。九州旅行をしたことがなかったので、妻との(最後の)思い出にと、旅行を計画していたのです。
でも私は、何か躊躇するものがあって、10日間くらいの旅程にしていたのです。半分は実家への帰省ですけどね。そんな話をしたらバンビさんが、「2週間ちょうどにしてください」と、ズバリと言われたのです。
無職なのだし、お金のことも気にしなければ、2週間の旅行は可能なのです。それがわかっていながら、私の中でブレーキを踏んでいたのですね。
バンビさんから言われて、すぐに方針を変えました。2週間の旅行にする。そして、その通りに実行しました。お陰で、日本(福山市)でもバンビさんに会えたし、九州の東半分でしたが、初めて鹿児島へ行って桜島を眺め、宮崎では「みやざき中央新聞」を表敬訪問し、大分ではたまちゃん先生とも会えて、とても有意義な旅行となりました。
バンビさんと出会うことで、レイキをするチャンスも広がりました。いつも行くサロンの1dayマーケット「コラボん」に出店を勧められたので、それを実行したからです。
6月から書斎兼レイキ施術所としてアパートの一室を借りて、「レイキ癒し処」と名付けて、レイキの活動をしてきました。レイキ練習交流会を月に1回やっていましたが、その開催場所を確保したいという思いもあったので借りたのです。
私はこれから、レイキをやって生きていく。そんな思いが、少しずつ固まってきたように思います。
しかし、人生は順風満帆には行きません。12月に、直傳靈氣の講習を受けるなどの目的で一時帰国して、戻ってきた時のことです。「レイキ癒し処」へ行くと、1枚の紙がドアに挟んでありました。そこには、「来年3月15日までに退去するように」と書かれていたのです。
6月に入居したばかりです。まだ半年ほどなのに、もう3ヶ月で出て行けだなんて・・・。なんだか理不尽だなぁと思いました。
これまでの私なら、その理不尽さに腹を立て、どうやって抵抗しようかと考えたでしょう。けれどもその時、不思議なほど腹が立ちませんでした。「まあ、しょうがないよね。」
これまで、SMS1本で婚約解消された破談事件や、メール1本で解雇通告されたリストラ事件など、たくさんの理不尽さを経験してきました。その経験によって鍛えられ、どういう状況でも自分らしく生きることが、容易になってきていたのです。
昨日、またバンビさんとお会いできました。その時、妻も一緒に行ったんですが、バンビさんがされているエステを紹介してもらいました。
妻はエステを体験して、その効果に驚いていました。そして、自分でもやってみたくなったようです。もし、妻がエステをして、自分で稼ぐ方法を身に着けたなら、私の心の負担も軽くなります。私一人なら、どうにでもして行きていけますから。
今年は、ここまでです。これから先、どんな展開になるのか、今は予想もできません。けれども、何とかなるのではないかと思っています。
ただ、安心していること。それだけでいいと言うのが、私が得た究極の生き方です。それだけで人生は上手く行くのだと、私は自分の人生で実証してみたいと思っています。
今年一年、いろいろとありがとうございました。来年もどうぞ、よろしくお願いします。では、みなさん、良いお年をお迎えください。
2016年12月29日
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