2016年09月27日

覚えない記憶術



ベストセラー作家として有名な樺沢紫苑(かばさわ・しおん)さんの本を読みました。

樺沢さんのことは、いろいろな関係で存じ上げていたのですが、あまりご著書を読んだことがありませんでした。今回は友人の勧めもあり、読んでみることにしました。


ではさっそく、一部を引用しながら内容を紹介しましょう。

私の20年以上の試行錯誤によって磨かれた、「暗記力」が悪くても、自分の個性を発揮し、チャンスをつかみ、圧倒的に自己成長し、社会的にも評価される方法。」(p.4)

このノウハウをわかりやすくまとめたのが本書だと、樺沢さんは言います。私も記憶力が劣っていると思うので、とても興味があります。


本文で詳しく述べますが、覚えておきたい情報を記憶に残すために必要なのは、徹底したアウトプットです。」(p.7)

記憶なのに必要なのはアウトプットというのも面白そうです。実際に樺沢さんは、メルマガやFacebook、Twitterなどに毎日情報発信しておられます。そのことが、記憶することと関係しているようです。


人間の脳というのは、「理解」することによって、物事が忘れづらくなります。他の人に説明できる程度に理解しておけば、長く記憶にとどめておくことができるでしょう。」(p.34)

たしかに理解できていないものは覚えられませんね。樺沢さんは、「「理解」「整理」「記憶」「反復」の4ステップ」で記憶は定着すると言います。そして記憶できない人の多くは、最初の「理解」「整理」に時間を使っていないと分析します。

人間の脳は「重要なこと」だけを記憶する、つまり、「重要ではないこと」は全て忘れるようにできているのです。」(p.39)

ですから、脳に重要だと認識させれば良いのです。

脳が「重要である」と判断する基準は、たった2つです。それは、「何度も使用される」か「感情が動いた」か。」(p.39)

このことから、アウトプットが重要だということになるのですね。しかもSNSを利用することは、読者からのフィードバックが得られるので、喜びの感情も湧きます。記憶するには、Facebookなどへ投稿するのが良いと、樺沢さんは言います。


記憶の分類にはいくつかありますが、「意味記憶」と「エピソード記憶」という分類があります。「意味記憶」は情報、知識に関する記憶。「エピソード記憶」は、出来事、経験、体験、思い出に関する記憶です。「意味記憶」は覚えづらく忘れやすい、「エピソード記憶」は覚えやすく忘れづらいという特徴があります。」(p.58)

たとえば患者の名前は「意味記憶」なので忘れやすいですが、その診断をどうしたとか、どんな話をしたなどは「エピソード記憶」なので忘れづらいということのようです。

「記憶の索引」は「意味記憶」で、「記憶の本体」は「エピソード記憶」となります。」(p.58)

すぐに思い出せるように「記憶の索引」作りをしておけば、「記憶の索引」に紐づけられた「記憶の本体」を簡単に思い出すことができます。」(p59)

ここで「記憶の索引」は覚えづらいものですから、メモをする方法を勧めています。メモを見さえすれば、「記憶の本体」は簡単に思い出せるという仕掛けです。


暗記の前にすべきことは、「理解」と「整理」です。「人に教える」ことをするだけで、「理解」「整理」が同時に終了します。また、人に説明することは、自分の知識の「復習」と「反復」にもなります。つまり、「人に教える」ことは、記憶のステップの全てを含んでいるのです。」(p.83)

教える者がよく学ぶと言いますが、まさにその通りだと思います。記憶についても、教えることは最強の方法のようです。


五感やそこから生まれる感情など記憶しづらいものも、言葉、文字として表現する。言語化することによって、それを客観的に把握できるようになり、しっかりと記憶に残すことができるということです。」(p.88)

ワインのソムリエが膨大な量のワインのことを憶えられるのも、その味や香りを言語化しているからだと言います。たしかに言葉が「記憶の索引」となって、味や香りの記憶がよみがえるのかもしれませんね。


つまり、場所を移動するだけで、海馬を活性化し、記憶力をアップさせ、学習効率、仕事効率を高めることができるということです。」(p.158)

海馬には「場所細胞」と呼ばれるものがあるというのが、ノーベル賞の発見なのだとか。ノマドという仕事形態は、効率が良いということになりますね。


この他にも、様々な記憶を良くする方法が書かれています。私自身、暗記というのは苦手で、暗記科目の成績は良くありませんでした。これを読んですぐに暗記が得意になるかどうかはわかりませんが、いろいろ役立ちそうです。

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posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 15:26 | Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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