2016年08月10日
さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ
Facebookでホリエモンさんが推薦していたので、買って読んでみました。これはマンガで、作者は永田カビさんです。
自分の体験を、そのままにマンガにされたようで、自叙伝的なものになっています。
ではさっそく一部を引用して・・・と言いたいところですが、これはマンガなのであまり引用もできません。
したがって、簡単に内容を紹介することにします。
大学を半年で退学した永田さんは、気が付くと鬱(うつ)と摂食障害になっていたそうです。自分が所属する何かがなくなったことで、精神的に不安定になったのかもしれません。
それでバイトをしたりするのですが、だんだんと苦しくなって休みがちになり、バイトも辞めることになります。
しばらく休んで持ち直し、徐々にバイトもできるようになりますが、正規雇用でなければ認められないのだという思いになり、就職活動をすることになりました。
その面接で、趣味で描いていたマンガを頑張ったほうが良いと諭され、漫画家を目指します。
やっとデビューできたものの、2年もするとまた苦しくなってきます。病院に行って薬を飲み始めたことで、その症状は改善してきました。
そのとき、自分が苦しむ原因を知りたいと思い、多くの本を読むようになりました。そして、自分自身を分析したのです。
その自分の中の本当の気持ちを確かめたくて、レズ風俗に行こうと決心します。「28歳、性的経験なし。生きづらい人生の転機。」と帯に書かれていますが、勇気を出して体験したのです。
体験したことで、セックスはただ身体だけでするものではないと気づきます。
「…性器の付いた身体があればできるんだと思ってた」
「そうじゃなかった
セックスはコミュニケーションだったのだ…」
そして、自分の体験をマンガに描きたいと思うようになります。
「親不孝が怖くて自分の人生が生きられるか!」
自分の殻を破って、ありのままの自分を受け入れることにしたのです。
ホリエモンさんが言うように、心の描写がものすごいです。たしかにこれは、体験した人にしか書けないものだと思います。
タブーを怖れることなく挑戦した永田さんに拍手を贈りたいと思います。そして、こうやって体験をオープンにしてくださったことにも、感謝したいです。
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