2016年07月15日
ゆるんだ人からうまくいく。 CDブック
以前に紹介した「ゆるんだ人からうまくいく。」の続編になります。本のタイトルは同じですが、添付されたCDが特別なものになっています。
著者は、ひすいこたろうさんと植原紘治(うえはら・こうじ)さんです。出版社のヒカルランドのセミナーに参加し、植原さんのルン・ルを聴いたのですが、そのときにこのCDブックが発売されると聞いたので、その場で予約しました。
いきなりで、何がなんだかよくわからないという方は、最初に前作の紹介を読まれることをお勧めします。上記のリンクから飛べますから。
前作のCDに入っていたのは、約20分の簡易バージョンのルン・ルでした。今回は約1時間の正規バージョンとなります。
しかも、マイケル・ジャクソンの録音も手がけられるなど、録音のプロである藤田武志氏が録り貯めてきた太陽や月の音などを加えて、「ルン・ル宇宙交響曲(シンフォニー)」となっています。
さらに、無音版の「ルン・ル無言交響曲(シンフォニー)」も加わっています。これは、植原さんの発する波動(エネルギー)が入っているのだとか。
ともかくこのCDがブックは、このCDが主力です。そのために1万円を超える価格になっていますが、このCDの価値を認める人なら、高いとは思わないでしょう。
それがわからない人は、前作を先に買って読まれることをお勧めします。
ではさっそく、一部を引用しながら内容を紹介しましょう。
「このCDを繰り返し味わうことで、あなたの中の「余分な力」が解放され、身も心もゆるんでいきます。
「余分な力」とは、自分とはこういうものだ、という固定観念、また、こうでなければいけない、こうすべきなどと自身を縛っていた価値観、つまり、「余分なわたし(自我)」が解放され、ゆるみはじめるのです。
すると、「わたし」の背後に控えていた「存在」(いのち)の力が湧き上がってくるのです。そのとき、あなたは自分の眠っていた潜在能力に腰をぬかすほど驚くことでしょう。」(p.12)
このルン・ルは、BGMのように聞き流してよいものです。何を言っているかなど確認する必要もありません。それで、変化があるから不思議なのです。
もちろん、この変化というのは人それぞれで、聞いた回数も関係ないそうです。私も、めだって何かが変化したということもありませんが、心地よいので聴き続けています。
「僕がルン・ルと出会ったのは2010年です。経営コンサルタントの船井幸雄さんがその著書で、ルン・ルを絶賛されていたのが興味をもったきっかけです。
船井幸雄さんは、ルン・ルを聴くと、脳波がアルファー波、シータ波の領域よりもさらに深層のデルタ波までいくと感動され、「これはデルタ脳波速読法だ!」とおっしゃっていました。」(p.18 - 19)
ひすいさんがルン・ルと出会ったきっかけは、船井さんだったのです。瞑想もレイキもそうですが、脳波がアルファー波、シータ波、さらにはデルタ波がよく出るようになる、ということはあると思います。
「そうか! ルン・ルのCDの中には、植原先生の「いかなることがあっても大丈夫、死んでも大丈夫」という確信のエネルギーが入っているから、それを聴いてると、知らず知らずにゆるんでいくんですね。」(p.43)
「CDをずっと聴いていると、「大丈夫」って思いに自然になっていきますよ。」(p.44)
「安心していること」が大事なのだと、私はいろいろな本を読んだりして気づきました。何があっても大丈夫だと思えるとき、人は不安にとらわれることなく、愛を選べるのですから。
ルン・ルは、そういう安心感を与えてくれるツールと言えますね。
「ほんとうに自分を変えたいと思ったら、心地よいことばかりやっていたらダメなんです。
稲を育てるときだって、稲を冷蔵庫に入れて、凍え死にそうなところまで追い込んで戻してやると、グンと生命力が上がっていい実を実らせます。
人から追い詰められるのは嫌ですが、自分で追い込んでいくんです。
どんどん追い詰めて、もうこんなに辛いなら死んだほうがましだということが何度も何度も襲ってきます。そのうちにこんなに辛いなら死んでもいい、もう逃げられないからお任せします、ということになります。
そのとき、「今、死んでもいい。好きなようにしてください。ありがとうございます」と、言ってごらんなさい。なにが起こるかはお楽しみです。
想像もしなかったようなことが起こります。
起こることはみんな違いますが、あることが起こり、そしてわかります。
そして、ここがターニングポイントだということがわかるのです。
そこから次のステージに行きます。」(p.110 - 111)
植原さんは、このように含みをもたせたようなことを言われます。
ただ、この意味はなんとなくわかります。多くの成功者の人生が、どうしようもなく追い詰められて、そこで運命に抗うことをやめたとき、飛躍の始まりとなっているからです。
レイキの創設者の臼井甕男氏も、鞍馬山で死を覚悟した20数日の断食の末に、悟りを開いたと言います。そして、レイキが使えるようになっていたのです。
アマゾンのオカルト部門で1位を続けた前作ですから、うさんくさく思われるのは仕方ありません。
でも、ここには何かあるとピンと来られたなら、ぜひ読んで聴いてみてください。
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