タイで働くようになって15年、今の会社の役員になって12年、社長になって9ヶ月、54歳にしてリストラされました。
2016年5月16日(月)の朝、いつものようにメールをチェックしていると、本社からのメールが届いていました。
タイトルは「退任のお願い」です。
「・・・赤木さんには、6月15日付で役員を退任していただきたいと思います。・・・」
「役員の退任」をお願いしている文面ですが、要は「解任」です。そしてそれは、役員を辞めて平社員へという意味ではなく、解雇するという意味です。
目の前が真っ白になりました。1ヶ月後には無職になるのです。54歳で、しかも特に何か技術があるわけでもありません。最初の頃はSEをやっていましたが、もう10年以上も経営しかやっていないのです。
強いて言うなら「経営」をしていたという実績がありますが、「経営者求む」なんて求人が、いったいどれほどあると言うのでしょう。再就職できなかったら、路頭に迷うことになります。
蓄えはほとんどありません。今の会社を継続させるために、私財の多くを投入してきたからです。
別にオーナー社長でもなかったのですが、経営者という責任から、そうせざるを得なかったし、そうするのが自分らしいと思ってやってきました。
これからどうしたらいいのか? しばし、そういう答えの出ない思いを巡らせました。
この「幸せ実践塾」は、私がライフワークとしてやっているものです。本業ではありません。これまで、本業での稼ぎがあったからこそ、このライフワークも続けて来られました。
誰もが簡単に幸せになる方法をお伝えするなどと言っているこの私が、リストラされてお先真っ暗に・・・。まるで喜劇ですよね。笑うに笑えませんけど。
けれどもこれは事実です。ほんの3日前に起こったことです。
それでも私は、生きていかなくてはなりません。
この状況を前提として、どう生きるのが自分らしいのか。普段、私が言っていることとやっていることが、この状況でどうリンクするのか。
そんなことが問われることとなりました。
解任の通告から3日経ち、それでも少しずつ動き始めています。
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