マキノ出版ムックの「ゆほびかGOLD Vol.26」を読みました。本というより雑誌ですね。
このムック本は、お金もちになることをテーマとして、様々な人の話を載せています。
今回は、斎藤一人さん、本田健さん、さとうみつろうさん、心屋仁之助さんなどが登場しています。
さっそく、一部を引用しながら内容を紹介しましょう。
まずトップは、斎藤一人さんで、「斎藤一人さんが初公開!お金持ちになる口ぐせ CDつき!」というタイトルです。
CDつきというより、録音を起こしたものだから、ついでにCDとして付けたということでしょうか。斎藤一人さんの本でCDがついているのも、たいていは講演のCDで、本は講演録になっています。
ここでは、質問に対して一人さんが答えるという形式になっています。
「もうすでに自分は幸せなお金持ちになったんだ−−というつもりで「私は幸せなお金持ちです」と言ってください。
そして、今あるものに感謝するんです。テレビがある。冷蔵庫がある。あるものに感謝して生きる。
これが基本ですよ。」(p.15)
もうこの部分に尽きるでしょうね。いわゆるアファメーションですが、ポイントは、これもよく言われることですが、すでにそうだと思うこと。だから感謝とセットなのです。
この一人さんの回答で面白いのは、金もちになれるのは1000人に1人だろうと言われていること。誰も彼もが金もちになれるわけではないと明言されています。
その理由は、金持ちという状態が、魂にとっては役立たない場合があるからです。つまり魂が金もちになることで目的が達成できないと思っているなら、金持ちにはならないのです。
「ほとんどの人は、平凡な中で魂を成長させて幸せになって、「周りの人にも、その幸せを教える」という神様のお手伝いをする、そういう役目があるんです。」(p.16)
ですから、「金もちにならなければ」という発想は、やめた方がいいんです。金持ちでなくてもいいから、幸せな人になる。それなら、全員が可能でしょう。
「いいことを一人さんから聞いて、あなたも共鳴して、やろうと思っても「できないことはやらなくていいですよ」ということなんです。そういうときは、やってもうまくいかないものなんですよ。
それよりも、そのままの自分で幸せになることを考えてごらん。
人間というのは、いいことを聞いたら全員できるわけじゃないの。必要な人だけができるんです。できないことは、あなたの人生にとって必要のないことだから、気落ちしないで明るく生きてください。」(p.20)
無理をすれば、できない自分を責めることになります。それでは本末転倒なのですね。
この世に生まれたのは、それぞれに何らかの目的があります。ですから、自分の目的に適った生き方をすればいいんです。
「だから、お金が入ってこない人が、器だけ、いくらでかくしても、入ってこないものはこないんです。そういう人は、その中で修業とお役目があるんです。
それとね、「財産争いでもめている人がいて……」と言うんだけど、それは当人たちに必要があって起きていることなんです。それが魂の修行で、財産争いをしながら、いろいろなことがわかるようになっています。
周りはその様子を見て、みにくいだとか、いろいろ言いたいだろうけど、当人たちにとっては魂の成長に必要な過程なんです。だから修行させてあげればいいんです。」(p.18)
他人のこともそうですが、自分のことも批判する必要はないんです。起こることはすべて必然で、自分に役立たないことは一つもないのですから。
53ページからは、オグ・マンディーノ氏の「世界最強の商人」を取り上げています。
最初は、これを翻訳した山川紘矢・亜希子夫妻の対談です。
続いて、経営コンサルタントの中井隆栄氏が、この本に書かれている全10巻の巻物の言葉について解説しています。
63ページからはトイレ掃除についてです。「年収90万円の差がつく不思議!金運アップ、臨時収入も続々の絶対法則!ツキを呼ぶ「トイレ掃除」最新版」というタイトルです。
最初は日本大学教授の大森信氏が、トイレ掃除と金運について話しています。
続いてイエローハット創設者の鍵山秀三郎氏の掃除についての話。トイレ掃除を素手で行うというのは、鍵山氏が始めたことではないかと思っています。
他にも何人かが書かれていますが、正観塾師範代の高島亮さんが、小林正観さんから教わったトイレ掃除について書かれています。
79ページからは、さとうみつろうさんが書いた「貧乏神とのおしゃべり」という物語です。
この中でみつろうさんは、貧乏神に好かれる6つのことと反対のことをすれば、豊かになれると言います。
1.夢を見る
2.不安を捨てる
3.金持ちを応援する
4.先に与える
5.たまにゴージャスを味わう
6.お金以外の豊かさに目を向ける
そして最後に、この6つがどうでもよく思えるくらいのコツがあると言います。それが「笑う」ということです。
そして笑顔でいるときは、実はこの6つが同時に実行できているのです。
89ページからは、本田健さんの「人生は、”質問力”で決まる」という話です。
たとえば、「すばらしい人生を送るための[質問]」は、「理想の人生を送るために、今日からできることはなんだろう?」と問うてみます。
ネガティブになるような「どうして自分はこうなんだ?」という質問はNGです。どんな状況であっても、そこにポジティブな意味を見出せる質問をする。それが重要なのですね。
98ページからは、「聞き上手は成功する」というテーマで、渡部昇一さんの話、心屋仁之助さんと本田晃一さんの対談などがあります。
この他にも、宝くじの新しい買い方だとか、易占カードとその使い方の解説など、「幸せなお金もちになる」というテーマで、盛りだくさんですね。
気になった方は、税込み950円とそう高くもないので、買って読んでみてくださいね。
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