2015年03月20日

夢をかなえるゾウ3



一時帰国中に、「夢をかなえるゾウ3」を読みました。水野敬也さんシリーズ3作目で、サブタイトルは「ブラックガネーシャの教え」です。

これも成功小説というジャンルになると思いますが、最高の神と自称するガネーシャ(小説中では、とてもそうは思えない設定になっています。)がダメな人間を指導しながら、成長させていくという物語です。

今回も、釈迦や元貧乏神の幸子さんというキャラが周りから盛り上げます。なんともハチャメチャながら、深遠な教えが含まれている。そんな不思議な小説なのです。


すでにシリーズを読まれた方には、それこそ釈迦に説法でしたね。ではさっそく、一部を引用しながら内容を紹介しましょう。

欲しいものなんて手に入らなくていい。今持っているものだけで十分私は幸せ。そう何度も自分に言い聞かせた。
 でも、ダメだった。
 だって嫌だから。心の奥底の本音では「そんな人生嫌だ!」って思ってる私がいるから。
 だったら、他人からみっともないって思われても、何でそんなに必死になってるのって笑われても、一発逆転、狙ってくしかないじゃない!
 だって、私は−−私をあきらめることなんてできないのだから。
」(p.12 - 13)

主人公は、海外旅行へ自由に行ったり働かなくてすむくらいのお金や、理想の恋人が欲しいと切に願うOLです。

そんな主人公がガネーシャと出会うきっかけが、この強い思いにあったようです。「自分をあきらめない」という表現が、私の心を打ちました。


「もし自分が80歳やったとして、いや、90歳や100歳やったとしても、頑張ることをあきらめる必要なんてあらへんで。もし、仮にその年齢から成功した人間がこの世に一人もおらんかったとしたら、それ自分にとってめっちゃチャンスやん。自分がその年齢で成功した初めての人になれるちゅうことやからな。それは、自分が後に続く人にとっての『希望』になれるちゅうことやねんで」
 そしてガネーシャは言った。
「闇が深ければ深いほど、光は強く輝くもんや。それと同じでな、ブラックガネーシャの教えも、実行するのがしんどいからこそ、その先にはとんでもなく強い希望が輝いてんねんで」
」(p.61)

「夜明け前が最も暗い」「冬来たりなば春遠からじ」などと昔から言われます。「ピンチはチャンス」とも。

状況が不利だからという理由をつけて「あきらめる」という選択もできますが、状況が不利だからこそ「頑張る」という選択もできます。とっちを選ぶかは、自分が決めることなんですね。


せやからな、できるできないを判断するんやなしに、やりたいことを口に出してまうんがポイントやねん。そしたら後に引けんようになって頑張るから、今まで眠ってた力が発揮されんねんで。」(p.80 - 81)

手段はあとから探す。これは福島正伸さんなども言っていますね。できるかどうかではなく、やりたいかどうか。そして、やるかどうかが問題なのです。


「せやけど、その仕事の選び方は間違ってんねん。会社の名前とか、初任給とか、この業界が伸びるとかな、そういう条件で仕事を選ぶんは結局『お金が欲しい』からやろ? つまり『自分のため』やねん。そういう人らは仕事でもお客さんより自分を優先してまうから、お客さんを喜ばせられへん。せやから結局、自分のお金を増やすこともできへんねんな」
(中略)
「そうや。仕事を選ぶとき一番大事にせなあかんのは、これまでの人生で自分が何に感動したかちゅうことや。そんで自分が受けた感動を、今度は人に伝えたい、伝える側に回りたい、そう思たとき人は自然な形で仕事ができるんやで。せやから最初は『お客さん』なんや。お客さんとして感動したことを仕事にして、自分と同じようなお客さん一杯作んねん」」(p.205)

職業を選ぶとき、どうしても最初にどれだけ「お金」を稼げるかを考えがちです。私も考えました。自分に向いた職業で、なおかつお金が稼げるところ。そういう基準で選びました。

けれども、今になって思えば、それは間違いだったと思います。「何をやりたいか?」で選ぶべきなのですね。そうすることで苦労が多くても、それはみな自分の糧になるのですから。

その「何をやりたいか?」を考えるとき、自分がどんな感動をしたかを考えると良い、というのがガネーシャの教えです。自分が感動したことを、他の人に与えられるような人間になりたい。そういう動機で、仕事を探すべきなのだと。


これは商売する上で一番気いつけなあかんことや。そんで、ほとんどの人間が見過ごしてることでもある。それは、心の根っこんとこで他人を愛しているか、憎んでいるかちゅうことや」(p.306)

「神との対話」では、すべては「愛」かその対極の「不安(恐れ)」に根づいていると言います。ですから仕事をするときに限らず、「それは愛か?愛ならどうする?」という自問自答が重要なのです。


「『葛藤』から逃げたらあかんねん。友達から誘われたけど、他にやりたいことがある。せやったら友達を傷つけんように気い遣いながら断ろうとかな。もしくは、やりたいことを頑張って早よ終わらせて、少しだけでも会える時間作ろうとかな。そういう葛藤の中でなんとか答えを見つけてくことで、人は成長するんやで。せやけど、みんなそうするのが嫌やねんな。なんでかっちゅうと……それはもうワシが言わんでも分かるやろ?」
「面倒だから?」
「せやねん。
」(p.313)

どれが正解なのか、簡単に答えが出せない問題がたくさんあります。しかしそれから逃げずに、その時の自分にとって最善の答えを出していく。そのことによって人は成長するのですね。

失敗を恐れる人は、挑戦しようとしません。誰かに答えを出してもらおうとします。そして他人の答えに従順に従い、それで上手くいかないと、答えを与えてくれた他人を恨むのです。


ワシ、何べんも言うてるやろ。成功するだけが人生やあれへん。夢かなえるだけが人生やあれへん。自分は別にここで頑張るのやめたってええんやで。誰も自分のこと責めへん。いや、責める人間はおるかもしれへんけど、少なくともワシは責めへんで。この世界はな、自分がどこまで『知る』かを、自分で決められるようにできてんねん。自分はこの先の世界をもっと知りたいんか、それともここで止(や)めるんか。それを決めることができるんは−−自分だけや」(p.326 - 327)

成功することや、大金持ちになるだけが人生ではないのです。それは単に結果であって、私たちは自分の人生を創造し、それを体験することを目的としています。だからこそ、何を体験するかは自分で選べるのです。


「自分は、頑張ることで今まで知らへんかった世界を知ったんや。せやから、今まで気づけへんかった世界の素晴らしさにも、気づけるようになったんやで」
 私は静かにうなずいた。
「この世界はな、自分が力を尽くした分だけ、必ずそのお返しを用意してくれるもんなんやで」
」(p.333)

「頑張る」とは、これまでの自分を変えることです。勇気を出して一歩を踏み出すことです。そうすることで、新たな体験が生まれ、新たな気づきが得られます。それが成長であり、成長することが自分の喜びなのです。

与えたものが返ってくる。これがこの世の唯一の法則だとバシャールは言います。自分が何を与えるかによって、自分が何を受け取るかが決まるのです。

頑張って一歩を踏み出すなら、それに応じた「成長」という喜びが返ってくるのですね。


物語の部分だけで400ページもある大作ですが、小説だとやはり読みやすいですね。

一時帰国中、飛行機の待ち時間や電車に乗っている時などを利用して、全部読んでしまいました。

面白くてためになる成功小説。ぜひ読んでみてくださいね。

夢をかなえるゾウ3
 
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 15:12 | Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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