2015年01月29日

成功を引き寄せるアニキのオキテ



バリ島の大富豪、アニキこと丸尾孝俊さんのことを書いた弟子のクロイワ・ショウさんの本を読みました。

アニキに関する本は、これまでにも「大富豪アニキの教え」「出稼げば大富豪」「絶対成功する大富豪のオキテ」「金のなる木の育て方」「豊かさを導く31の「与え方」」を紹介しています。

今回は、1月17日にアニキをモデルにした映画「神様はバリにいる」が封切られと知ったので、買ってみたのです。

ちょうど一時帰国したこともあって、渋谷TOEIで映画も観てきましたよ。ほぼ満席くらいに埋まっていて、驚きでした。

映画では、アニキに指導を受ける主人公は女性でしたが、モデルはこの本の著者でもあるクロイワ・ショウさんです。


では、気になった部分を引用してみましょう。

腹減ってる時、食べるのが一番ええねんて。それを「朝だから」「昼だから」「夜だから」と、腹も減ってないのに、無理やり食べることが自然の摂理に反しとるように思う。」(p.22)

言っているのは食事のことですが、これはすべてに通じると思います。他人の価値観を鵜呑みにして、自分がどうしたいのかを忘れていませんか?、という問いかけだと思います。


ということは、一流なろ思ったら、良い仕事をするに尽きるんや。仕事が一流なら、必然的に紹介が起こるよ。ところが、固定客がおるものの、その固定客からの新規の紹介が立たないうちは微妙や。まだまだ一流ちゃういうことや。」(p.25)

ブランディングがどうのこうのとか、宣伝方法がどうとか、そういうことに気を使っているようではダメなんですね。常に王道を行け、ということだと思います。


子どもは、じいちゃんばあちゃんに預ける方がええかもしれへん。最近は、少なくなってきたけどな、お年寄りの近くで育ってきた奴は成功し易いように思うからや。」(p.32)

「神との対話」でも、子どもを生む世代はまだ未熟で、子育てに適さないと言っています。

またタイでは、産んだ子どもを田舎の両親に預け、自分はすぐにバンコクで働くという母親がけっこういます。それが普通なんですね。

日本は子育てが大変だと言われますが、親に預けるという選択肢が、まったく語られていないように感じます。


ホンマもんの幸せいうのは、なんとなく、他人のために自分の持つ時間とカネを費やせることのように思うなぁ。この際、もはや人じゃなくてもええわ。植物でええ。だって花に水やってる時、幸せな気分なれへん?おれはなるねんけどな。いつも「おい、まえら、浴びるほど飲めよ」とか言うて撒いとるからな。植物、幸せやと思うよ。「コイツら、幸せやな」と思う時間が幸せやと思えへん?」(p.40)

ホンマの日本文化は「他の誰かのため」やったんや。昔は、そういう親で構成されてたから、他人のためが回り回って自分に返ってきたりもしたんや。
 肝要なのは「いつか誰かのためになるやろう」という考え方なんやな。たとえば、遊んだ帰りに、公園にオモチャ残しておくとか、そういう思いやりや。
」(p.51)

他の誰かの幸せに貢献している時、人は幸せを感じられるのではないでしょうか。だから「神との対話」でも、幸せになりたければ、他の人を幸せにしてあげなさい、と言うのです。


やりたいこととやりたくないことあるやん。そんなもん迷わずやりたい方行けと思う。我慢せんでええねん。みんな我慢するやろ?それ停滞や。」(p.65)

自分が好きなこと、ワクワクすること、自分らしいことを、さっさとやった方がいいんです。


ウワサもそうやけど、他人のこと言う必要がないねやて。自分のことだけ言うとったらええねん。他人のことウワサしてる暇あったら、それより考えたれと思うよ。ウワサするより「思いやる」やて。」(p.87)

愚痴や批判はもちろんのこと、他人のことをどうこうと言う必要はないのです。それより、自分のことを考えなさいと、「神との対話」でも言っています。

アニキは、ウワサをするより親身になって考えてあげることが大事だと言います。思いやりをかけることですね。


何でも意味があんねやて。意味が無いことが無いんや。相手が誰であれ、その相手から学ぼうっていう考え方を失うべきでないよ。ということは、教えてくださって有り難う、誰に対しても感謝なんや。「お人好しでアホや」言われても、言うてる奴がアホやから。いつまで経ってもアホや言われてる奴は、心配せんでも、いずれアホでなくなるから。」(p.97)

悪い人や迷惑をかける人と出会っても、そこから何かを学べるとアニキは言います。人は鏡なのだと。また、反面教師にして、自分のことを振り返ることもできます。

ですから、どういう出会いにも感謝しかないのです。どんな理不尽な対応をされたとしても、そこに意味を見つけるのだと。


おれが残したいのは日本や。クソー、何としてでも日本残してかかるぞと。その、おれの「くやしい思い」に加担してほしいんや。今まで一生懸命がんばって下さった沢山の先輩が、今日の日本を残してくれたんや。まだ見ぬ我々のこと思って、命かけて体はってくれたわけや。おれたちが継承せんでどないすんねんという話や。だから、日本から会いに来てくれるみんなに、必死のビビンバで残そうとしてる。そしたら、絶対、誰かに残る。おれは、残したいねん。」(p.57)

日本を愛すればこそ、多くの人から恩を受けたという感謝の気持ちがあればこそ、アニキはそれを残したいと切に願っておられるようです。


本の後半は、大勢の方からの質問に、アニキが答えるスタイルとなっています。

クロイワさんが代わりに質問をして、アニキがそれに答えたものを、まとめたもののようですね。

若干、不十分な感じがする項目もありましたが、全体を通してみれば、アニキの考え方がよくわかると思います。

他人を大切にする。付き合いを大切にする。恩を感じて感謝する。自分をさらけ出す。スピードを上げて、何度でも挑戦する。そうすれば少々の失敗は恐くない。

こういったアニキの考え方は、映画にもよく表れていました。こういう日本人が、バリ島に住んでいるのだなと思うと、そのこと自体が有り難いことだと思えてきます。

成功を引き寄せるアニキのオキテ
 
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 21:28 | Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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