2014年12月12日

勝ち続ける意志力



プロ・ゲーマーの梅原大吾さんの本を読みました。

そもそもプロ・ゲーマーという存在すら知らず、何のことかもわからず、ただ勧められて読んでみた本です。

ところが、これが意外と面白い。意外と言ったら失礼かもしれませんが、本当に「すごい!」と思いました。


サブタイトルに、「世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」」とあります。

つまりこの本は、世界一になったプロ・ゲーマーが、どういう仕事哲学を持っているかを書いたものと言えるでしょう。

そのプロ・ゲーマーですが、要は対戦型TVゲームのプロフェッショナルです。今はTVゲームとは呼ばないかもしれませんけどね。

対戦型ゲームには様々な大会もあるようで、そこに参加して優勝を目指す。そういう参加者の1人に、ある企業がスポンサーになったというもの。それがプロ・ゲーマーです。


ゲームとは言っても、戦って勝ちを競います。ですから、そこはやはり真剣勝負の世界。そういう世界でプロとして生きるということは、並大抵のことではないと思います。

面白いのは、それまでプロ・ゲーマーが存在しなかったこと。つまり、プロになろうとしてなったわけではなく、ただゲームに真剣に取り組んでいたら、プロの道が開けたのです。

道なき道を切り開いたのですから、単にプロを目指してプロになった人よりも、その生き様には驚くべき哲学があります。

まあ私の能書きはこのくらいにして、気になった部分をいくつか引用してみましょう。


ゲームでも、勉強でも、ケンカでも、自分がどんなに痛かろうが苦しかろうが、音を上げなければ負けではない。不格好かもしれないが、そういうやり方ならばいつか姉のような人間も参ったと言うだろう。」(p.32)

そういう意味では、絶対にゲームの天才ではないと断言できる。だから、コツコツと努力し、歩き続けるしか方法はない。
 「梅原大吾の最大の武器は何か?」
 そう聞かれたら、
 「どれだけ殴られても、諦めずに起き上がって戦うところ」
 自信を持ってそう答える。
」(p.73)

天才的なお姉さんに対して、自分の生き方はこうだと考えたと言います。ここを読んだとき私は、ヤコブが天使に組み打ちで勝ったという話を思い出しましたよ。


弱点を突いて勝つ戦法は、勝負の質を落とすような気さえする。その対戦相手は自分を成長させてくれる存在なのに、その相手との対戦をムダにすると感じるのだ。」(p.68)

勝負に対する価値観が、普通の人とはまったく違うことを示しています。勝てばいいんじゃないんですよ。目的は自己の成長だから、勝負においてさえもそのことを忘れずにいる。それが重要なのですね。

相手を弱くすることよりも、自分が強くなることの方が大事だと分かったのだ。人の邪魔をすることで優位に立とうとする人はいるだろうが、そういう人はいずれ消えていく運命にあると悟った。」(p.82)

お金が目的の人にとっては、効率の悪い努力とか、荒波に揉まれる経験は必要ないのかもしれない。お金さえ手に入れば、自分自身の成長などなくても満足なのだから。」(p.112)

大会をひとつの目標にすぎないと考え、自身の成長を目的と決めてからは、大会の結果にあまりこだわらなくなった。勝っても負けても、同じ気持ちで努力できるようになった。毎日やるべきことは、大会の結果に左右されるべきものではない。」(p.190)

このように、最大の目的を自己の成長に置く、という意識があります。こういう姿勢は「神との対話」とも通じるものがありますね。


だからこそ、腹を括って自分の選んだ道を突き進む。それはつまり、「自分をどこまで信じられるか?」という究極的な自問に答え続けなくてはならないということだ。
 僕の場合は、行動を惜しまないということしか信じていない。仮に才能がなくても、行動し続けていれば、いつか正解に辿り着くと信じている。
」(p.72 - 73)

大勢の人が「これは素晴らしい」と感じる芸術作品があったとしても、人々の価値観は時代とともに変わっていく。その価値が下がることはないかもしれないが、たったひとつの正解というわけでもない。当然、美意識は人それぞれだ。」(p.75)

僕にとっての正しい努力。それはズバリ、変化することだ。
 昨日と同じ自分でいない−−。
 そんな意識が自分を成長させてくれる。
」(p.83)

自分を信じる。価値観は人それぞれで、変化する。変化は進化成長。こういった考え方は、本当に「神との対話」に通じるものがあると思いました。


しかし、ビジネスを単なる金儲けの手段ではなく生きる目的としている人、僕のようにゲームを通して自分自身を成長させたいと願っている人は、なにはともあれ流行っているものに身を投じるべきだ。流行りという言葉を使うと勘違いされそうだが、やはり最激戦地と呼ばれる戦場で戦うべきだ。」(p.112 - 113)

真っ暗で何も見えない。だけど、この先に必ず道がある。そういった確信がないと、前へは進めない。自分の考えは正しいはずだ。まだ誰も歩いていない道だが、この道を歩き続ければ人よりもきっと遠くへ行ける。人よりも強くなりたいのであれば、自分を信じて、不安を打ち消しながら進むしかない。」(p.116)

結局、型にはまってしまうのは、失敗を避け、有名になりたいとか、目立ちたいとか、誰かに認めてもらいたいと願う欲望ではないだろうか。そして、結局はその欲望が自分自身を萎縮させてしまうのだ。」(p.145)

自分にとって何がいいのか思い悩むだけではなく、まずは行動する、漫然と変化を待つのではなく、行動によって環境そのものを変えてしまうのだ。
 とことん行動し、その分野で努力を怠らなければ、自分が本当は何がしたいのかということが少しずつ、でも確実に見えてくる。
」(p.173)

僕と対戦相手では考えていることがまったく違う。僕は毎日、自分のやりたいことに打ち込んでいるだけであって、勝負に固執していない。もちろん、大会になれば勝敗をまったく意識しないということはないが、勝敗にこだわりはない。
 対戦から得られるもの、自分の成長がすべてなのだ。
 勝ちから得られる収穫があればいいし、負けから学ぶことがあればいい。
」(p.209)

僕にとって生きることは、チャレンジし続けること、成長し続けることだ。成長を諦めて惰性で過ごす姿は、生きているとはいえ生き生きしているとは言えない。
 常にチャレンジして、たくさん失敗すればいいと思う。ときにはどん底を味わうような苦い経験もするだろうが、とりわけ若いうちはいくらでも取り返せる。若い頃は気力も充実しているし体力もあるから、きっと立ち直れる。
 もちろん、年を取ったら失敗できないなんてことはない。
 若いうちに失敗した方がいいのではなく、若いうちから失敗した方がいいだけだ。
」(p.246)

もちろん、同じ失敗を繰り返すつもりはない。「よし、失敗した」と喜ぶこともない。ただし、失敗することを恐れない人間でありたい。
 そのためにも、若いうちから失敗した方がいい。
」(p.247)

目的を自分の成長に置き、ビジネス(仕事)さえも、そのためのツール(道具)だと考える。そうすることで、自ずと取り組み方が違ってくるのでしょう。


正直に言って、「かっこいい!」と思いました。私も、こういう生き方をしたいです。

勝ち続ける意志力
 
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 13:51 | Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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