2014年11月17日

貯め込むな!お金は死ぬ前に使え。



お金の使い方に関する荻原博子さんの本を読みました。

将来のことがついつい心配になって、必要以上にお金を貯めてしまう。私もそういう傾向があったので、読んでみたくなったのです。


まず、高齢者の貯蓄額がとても大きいという現実を示します。

総務省家計調査(2013年)の2人以上の世帯の貯蓄額を見ると、60歳以上の家庭の貯蓄額は、平均で2384万円。負債が148万円ほどありますが、これを差し引いても、約2200万円の貯蓄があるのです。
 ただ、この約2200万円というのはあくまで平均値で、細かく見ると、60歳以上の世帯の3分の1が、2500万円以上の貯蓄を持っています。
」(p.10)

この理由は、使うことより貯蓄することが推奨された世代だとか、極貧を経験していることから、お金を使ってなくなってしまうことへの心配があるからだそうです。


では、どれほどの貯蓄があれば十分だと言えるのでしょう?

そのために、年金が今後どうなるのかとか、医療にどれだけお金が必要なのか、介護にはどれだけかかるのかなど、具体的に示していきます。

特に医療に関しては、意外とお金がかからないという事実を指摘します。

保険屋さんに恐怖心を煽られて、無駄に保険に加入させられているという現実が見えてきますね。


介護は、たしかにやっかいです。しかしここでも、別の見方を示します。

「介護」は、3000万円あるいは4000万円貯金があるから大丈夫という問題ではありません。そんなお金よりも、なるべく「介護」状態にならないような状況で長生きすることのほうが大切です。「介護状態にならないこと」は、自分にとっても介護せざるを得ない人たちにとっても、より良い人生を生きることにつながります。」(p.128)

p.130から、島根県津和野町から車で1時間の山奥にある「おくがの村」という集落のことを紹介しています。

わずか27戸で、平均年齢は70歳近く。そんな高齢社会の集落ですが、「ぴんぴんコロリ」の集落づくりを目指しているのです。

この取り組みが、介護を少なくする生き方に参考になるということです。

「ですから、イザという時の目安としては、夫婦で1000万円程度を見ておけば大丈夫でしょう。もし、足りなければ、持ち家率9割の高齢者は、家を売ったり、家を担保にお金を借りることもできます。」(p.138)


このように、将来の漠然とした不安からお金を貯め込むようなことをせず、もっとお金を使って人生を楽しむことで、介護されることを減らす生き方をするように勧めているのです。

そのためにも、これまでの価値観を大きく変える必要性がありそうです。

また、妻は夫に従属していれば一生安泰、夫も会社に従属し、上司に従属していれば一生安泰というような生活を何十年も送っていたら、なかなか子どもを自立させよう、子どもと対等に生きようとは思えない。それもわかります。
 ただ、「支配」と「従属」は、「対等」と「自立」の対極にあります。そして、時代は変わりました。今は、「支配」と「従属」で、家族の絆を強固にできる時代ではなくなったのです。
」(p.62 - 63)

夫婦は簡単に離婚し、子どもは同居しなくなりました。そういう時代の変化に対応するには、新たな価値観が必要なのです。

同様に、自分の子どもであっても、互いの存在を認めながら慈しみ合い、「対等」で「自立」した関係が持てないと、双方が幸せにはなれません。」(p.63)

依存から脱却して、自由になることが必要なのですね。


本書の後半では、お金をどう使っていくかが示されています。

それはまた、自分のライフワークをどう構築するかという問題でもあります。

今、それほどの貯蓄額があるかどうかは別として、将来の漠然とした不安から脱却し、今を充実させた生き方をするという提案は、すべての人に役立つものだと思います。

貯め込むな!お金は死ぬ前に使え。
 
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 13:40 | Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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