「香りの森」の仁科まさきさんの新刊をKindle版で読みました。
オンデマンドで、アメリカのアマゾンならカラー印刷、日本でも白黒印刷したものが手に入るようです。
仁科さんの本は、これまでにも「マイホーム・レイキ」を紹介しています。
私が仁科さんからレイキを習ったから言うわけではありませんが、仁科さんは、本当にレイキのことを愛しておられて、言われることも理論的で、信頼できる方だと思っています。
さて、この本は、副題に「独学で身につけるレイキセラピー」とあります。
仁科さんがレイキの通信教育をされていて、そのメールでのやりとりを下地にしたものです。
レイキを習うとき、レイキは誰でも自然に出ているものだと、最初に教わりました。アチューンメント(霊授)と呼ばれる儀式のようなもので、レイキの回路が通じるようになるとも。
考えてみればこれは、ちょっと矛盾しています。誰でも出ているのに、どうしてアチューンメントが必要になるのか、そこに疑問が生じるのです。
アチューンメントを受けると、その能力は一生消えないとも言います。本人の素質によらずに開発される能力であるから、アチューンメントに価値を置きたくなるのです。
ところが仁科さんは、アチューンメントを受ければ簡単に回路が通じるだけで、別に受けなくても、本人の努力によって回路を通じさせることも可能だと言うのです。
「対面の講習では、アチューンメントと呼ばれる気の流れを良くしてもらう手技を受けることで、その場でレイキが沢山出るようになります。しかし、アチューンメント以外にも気の流れを良くする方法があるのです。自分でも工夫しだいで、レイキが出て、実用的な効果が出せるようになります。」
したがってこの本を読んで実践すれば、講習を受けなくてもレイキを独習できるというわけです。
実はこのことは、仁科さんのオリジナルではありません。今ちょうど「手の妙用」という本を読んでいるのですが、そこにも書かれていました。
つまり「手当て」というのは、古来から普通にされていたことなのです。
ただその能力が低下したために、いつしか忘れ去られてしまった。特別な人だけが使えるものと誤解されてしまった。それだけだと思います。
では、どうすればレイキの回路が通じるようになるのでしょうか?
「レイキは、完全に無意識で、自分でも知らないうちに流れるものです。
リラックスして、ゆだねたときに、良く流れます。」
このレイキの特徴を、忘れないことが重要です。意識して、レイキを流してやろうと力むことが、もっともまずいことだとわかります。
仁科さんは「レイキ七ヶ条」として、以下の7つの注意点をあげています。
「送ろうとしない
出そうとしない
治そうとしない
何もイメージしない
力まない
頑張らない
雑念は気にしない」
なんだかすっごくいい加減な感じがしますが、このいい加減さがレイキの特徴なのです。自然にしてすべてを委ねることが重要なのですね。
次に重要なのは、「レイキは吸われるもの」という考え方です。
自分が出すものではなく、手を当てた箇所が必要なだけレイキを吸い取ってくれるのです。
このことからわかるのは、なるべく体調が悪い人の悪い箇所に手を当てることで、レイキを吸わせる実践をすることが重要だということです。
レイキをどんどん吸わせていれば、自分の回路の通りが良くなるからです。
また、「発霊法」という訓練もあります。
「浄心呼吸法」という呼吸とセットになりますが、単に呼吸を意識せず、浅い呼吸をするというものです。
そして胸の前で手を合わせるだけ。両手の平から出るレイキが、反対の手の平を刺激することで、レイキが活性化されると言います。
その際、自然の絵や写真を見る、ヒーリング音楽などを聴く、五戒を唱えるなどを合わせることで、より効果的になるそうです。
レイキは、たしかにアチューンメントを受けることで使えるようになりますが、それだけではただ能力が開発されただけです。
そのレイキの流れをさらに太いものにするには、日々の実践が重要になるのです。
ですから、アチューンメントを受けることより、使うことの方がより重要だということです。
「皆さんの目標としては、
力を抜くことを覚える
頑張らないことを覚える
レイキに任せるのを覚える
考えすぎないことを覚える
そして、実践では
他人へのレイキを努力する
20〜30分以上と長く手を当てられる
体調の悪い人にレイキを使う
また練習として、
発霊法をする
五戒を心がける
そうやって、半年ぐらいレイキをしっかり使っていくと、もう下手なマスターがするのよりも、遥かにレイキが出るようになりますし、効果も現れます。本当ですよ(^0^)」
ぜひみなさんも、自分の中に眠っているレイキの能力を使ってみませんか?

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