2014年09月25日

日本一社員がしあわせな会社のヘンな”きまり”

 

未来工業の創業者、山田昭男さんの本を読みました。

この本は私の友人が紹介していたもので、その紹介文を読んで面白いと感じ、即効でネットで注文したのです。

同じタイトルの2も発売されていたので、2冊同時に注文しました。


この本を読み始めてから、「あれっ、どっかで読んだ気がする。」と感じました。

そして調べたら、すでに山田さんの本を読んでいましたね。「稼ぎたければ、働くな。」です。

書かれている内容は、この前作とほぼ同じだと思います。

差別化をすることで価格競争をしなくて済むようにする。

倹約することで利益を大きくし、それによって社員に餅を与え、モチベーションを高める。

社員に自由にさせることで、仕事が楽しくなるようにする。


だいたい、こういうことが書かれています。そして、その具体例がいくつか書かれていました。


そういう中で、山田さんの言葉にピンときた部分を引用しましょう。まずは1冊目の方からです。

自分から考えて行動し、売り上げを上げ、あるいは節約した結果、会社が利益を出したら、その分自分たちに”分け前”がたくさん回ってくるのだから、社員たちはうれしいだろうし、やりがいがあるはずだ。餅を与えれば、モチベーションが上がる。
 私は社長の仕事というのは、社員を幸せにし、「この会社のためにがんばろう!」と思ってもらう”餅”を考え続けることだと思っている。
」(p.4)

餅とモチベーションはオヤジギャグ的ですが、飴や人参より面白いです。

たしかに社長(経営者)の仕事というのは、社員のパフォーマンスをどれだけ高められるか、そのことへの挑戦なのですよね。私も経営者ですから、このことは大いに反省です。

大事なことだから本書では何度でも繰り返すが、多くの中小企業の経営者がダメなのは、経験がないのに先入観で決めつけることだ。
 「そんなことをしたら会社がガタガタになる」と勝手に思い込んでいるんだな。自分でやってもいないのに、どうしてそんなことわかるの?そこがおかしいよ。
」(p.63)

先入観というのは、他人の価値観です。他人の価値観にしたがうのではなく、自分の体験に耳を傾けるべきだと、「神との対話」でも言っています。

この成果主義のダメなところは、人間が人間を評価するところだよ。
 人間には感情がある。誰だって、虫の好かない奴に良い評価を付けるわけがないんだから。
」(p.110)

未来工業の給料は年功序列だそうです。私も行き過ぎた成果主義には弊害が大きいと思っていますが、それでも「できる社員」と「できない社員」に差を付けないと、社員の中に不満が生まれると言われると、なかなかそれに抵抗できずにいます。

それぞれの評価が一致するなら問題ありませんが、低く評価された社員には、やはり不満があるようです。

幹部社員には、評価した結果はフィードバックし、社員が納得するよう説明しなさいと言っていますが、それでも無理なのでしょうね。

社内の協力関係を築くには、やはり成果主義はダメなのだろうと思います。

やってみてダメならすぐに元に戻せばいい。止めるときの決断も遅くなってはいけない。パッと止めることができれば、即始めることもできる。
常に考える−−。
他人と差別化する−−。
いいと思ったことは恐れず行動に移す−−。
ダメならすぐに戻す−−。
」(p.175)

これが山田さんの考えの基本となる部分だそうです。頭でっかちにならず、良いと思ったら即行動。行動しながら考えることが、大事なのだと思います。


次に2冊目です。こちらは1冊目で語れなかった、「なぜそうするのか」という部分を説明することで、「未来イズム」を伝えようとしています。

なぜなら、どんなにすばらしいことでも、「強制」されたら楽しくなくなるからだよ。そしてどんなに些細なこと、くだらないことでも、不満を持てば、やはり楽しくなくなる。社員がしあわせでなくなったら、モチベーションも下がって会社の業績も下がるんだ。」(p.10)

このように言って、社員を自由にさせるということに留意しておられるそうです。「ホウレンソウ禁止」というのも、そのためだそうです。

「ホウレンソウ禁止」には、もう1つ意味があります。それは、より知識があるのは現場だという判断です。

事情をよく知らない上司に説明していたら、ビジネスに一番必要なスピード感がなくなるし、その上司が正しい判断ができるとは限らない。そういう上司を説得するのに時間とエネルギーを取られるほどバカらしいことはないよ。」(p.42)

また、挑戦させるために、失敗の責任をとらせないと言います。

未来工業には「失敗の責任をとる」という概念はないし、そもそも「責任をとる」という言葉が俺にはよくわからない。
 責任ってどうやってとるのか?指でつまんでポケットに入れるのか?責任なんて、とれるわけない。次から失敗しなければいいよ。
」(p.51)

これも目からウロコでした。責任を取るとよく言いますが、本当にどうやったら取れるのでしょうね?

辞めれば責任を取ったことになるのか?罰を与えれば、取らせたことになるのか?

結局、その失敗を糧にして学ぶ他ないと思います。「神との対話A」でもヒトラーの話の中で、「過ちは非難して罰するべきものではなく、修正するチャンス、発達するチャンスを与えるべきものだ。」と神も言っていますから。

よく自由と言うと、「自由には責任が伴う」と言う人がいます。

山田さんは、それに対しても寛容です。

そこで自由であることを勘違いしてしまう奴もいるだろうが、その場合は、自分で失敗して気づけばいい。本書でも、古株の社員が「自由の中にもきまりがあることをわかっていなければダメ」と言っていたそうだが、そういうことも含めて「常に考える!」のが未来イズムだ。

他人からどうこう言われたから、というのを自分の行動規範にしてはダメなのです。

自由に自分で体験し、それをもとに考え、学んでいくのです。


まるで「神との対話」を地で行くような話だと感じました。

経営と言っても、それは人生の一部です。人生はすべて、自分自身を体験的に知る試みだと、「神との対話」シリーズでは言っています。

経営という場で、より大きな自分を体験的に知るチャンス。そう思って、この本の内容を活用したいと思います。

日本一社員がしあわせな会社のヘンな”きまり”
 
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 21:42 | Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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