以前、「運がよくなる宇宙からのサイン」を紹介した浅見帆帆子さんの本を読みました。
私が読んだのは文庫本で、この2冊は同じタイミングで買ったものです。しばらく他の本を読んでいたので、この本は置きっぱなしになっていました。
ほぼ2日間で読み終えましたが、読みやすく、そして論理的ですっきりとした内容だと感じました。
驚いたことに、この本は浅見さんが24歳の時に書いたものだそうです。その時点で、すでにこういう気づきを得ていたことに驚きました。
最近は若い人に、より気づいている(覚醒している)人が多いと感じていますが、浅見さんもそういう人たちの1人だろうと思います。
「なぜそうなのか?」という理論的な部分はあまりありませんが、直感的にそうだと気づいていて、自分の人生で実証してこられたという感じです。
その気づきの部分が、またとても素晴らしいのです。一部を引用して、お伝えしましょう。
「物事をうまくいかせる秘訣、それは一言で言うと、「プラス思考」なのです。」(p.18)
「毎日プラス思考で過ごすことと、今の自分が抱えているマイナスの悩みとはなんの関わりもなくてよいのです。この、一見関係なさそうなプラスのパワーを信じることができるかどうかが決め手です。」(p.27)
「プラスのパワーは自分の悩みを解決してくれるのですが、いくらプラスのパワーを増やす行いをしていても、それと同じ量のマイナスが心の中を占めていたら、なんの意味もありません。
マイナスになる要素にはいろいろあって、文句、愚痴、悪口、ねたみ、そねみ、などが日常的なものです。
悪口や人のことをねたむ気持ちは、だれもが「よくないこと」だと知っていますが、意外とマイナス要素と自覚されていないのは、人の心の中にある「心配」や「不安」の気持ちです。」(p.34 - 35)
「自分が事前に防ぐことのできなかったハプニングは、起きてしまった以上仕方ないので、「信じられない、なんでこうなるの?運が悪い」と現状に対してゴチャゴチャ言わず、「まあ、仕方ない、これもいいかな」と捉えること。」(p.42)
「自分の人生は自分の「心」「意識」がつくっていくものだと思います。
「絶対こうなる、自分の人生はこういうものにする」と自分が決めれば、現実化するのです。」(p.48)
「大事なのは、よい結果を繰り返し書いたり言ったりすることで、自分が安心して、それを信じ込むことなのです。」(p.61)
「つまり、よいことばかり起こる人生にするには、自分の理想を実現させるには、精神レベルを上げるしかないのです。」(p.89)
「自分のレベルがどんなものだか簡単にチェックする方法として、(中略)日々接する人々の態度などで判断します。
バスの運転手がニコニコ笑いかけてきたら、自分の心の状態がいい証拠です。
タクシーに乗ったら運転手がものすごく横柄な態度で腹が立った、これは自分が横柄な態度をしているから、または心にマイナス要素を持っているからです。」(p.96)
「成功している人や望みをかなえた人にはいいことばかり重なっているように見えて、不公平に感じるかもしれませんが、それにふさわしい精神レベルを維持できているから、ますますよいことが起こるのです。よいことばかり起こる人には、また続けてよいことが起こる、これこそ平等だと思います。」(p.114)
「その時対処できることをやったらもう考えないこと、あとは、まわりに明るい気持ちで楽しく暮らしていればいいのです。ひがむ、ねたむ、愚痴を言うなどの消極的なマイナス思考をやめて暮らせば、あっという間に解決です。「精神レベル向上のための修行」なんで、難しく考えることではありません。」(p.148)
「レベルが上がると「直感」が冴えてきて、便利な情報がどんどんやってくるようになります。
でも、気付くだけではダメです。行動に移さなくては、せっかくの情報も無駄になってしまいます。」(p.156)
「なんだかやってみたいと浮かんだことを実行することは、自分のやりたいことをやるわけですから気分がよくなります。自分が気分のいいことをやることは、プラスに決まっています。だから「直感」を情報として生活に取り入れると、物事がますますうまく流れるようになって、さらにレベルが上がるのです。
自分には直感がないと思う人は、それに気付いていないだけです。」(p.165)
「自分にふさわしいよいことが起こったり、自分に気付かせるために必要だから悪いことが起こったりするのです。」(p.176)
「行動してみたらうまく進まないということは、「動かずじっと待ったほうがいいよ」という貴重な情報なのです。」(p.182)
「物事がうまくいかない時期がやってきても、それが永遠に続くことはありえません。
(中略)
自分が風邪をひいて熱が出て苦しい真っ最中に、「明日もあさっても治らなかったらどうしよう」と思うと絶望的ですが、二日目になると必ず少しよくなっています。
一日目と二日目では、状況も考え方も必ず変わっているのです。一日目は静かにして回復するのを待つ、寝ているだけしかできないのだったら、それでいいのです。
風邪をたとえにすると「そんなことわかっている、風邪はいつか治るものなんだから」と思うかもしれませんが、うまくいかない時期にうまくいく時期まで待つというのも、全く同じことだと思います。」(p.184 - 185)
「物事をあるがままに受け止めて、「絶対こうでなくてはいやだ」というかたくなな思い込みをなくすと、物事への執着がとれてきます。」(p.189)
「かなえたい理想に執着しないようになった時、自然とかなってしまうものです。」(p.190)
「自分の人生の中で起こることは、どんなことでも全部自分がつくりだしていることです。偶然はありません。
自分のレベルさえ上げておけば、いつも明るい気持ちで過ごしていれば、どんなことでも必ずうまくいくような流れが自分でつくれるのです。」(p.196)
改めて、これを24歳で書いたということに、本当に驚きます。そして、本当に素晴らしい内容だと思います。
こんな素晴らしい本が、文庫で500円ほどで読めてしまう。なんとありがたいことでしょうか。ぜひみなさんも、本を読んでみてくださいね。
【本の紹介の最新記事】