私のメンターも勧めていたので、一度はスルーしたこの本を読みました。
著者はパム・グラウトさんという女性です。
35裁のときに恋人にフラれ、自殺するか精神療法のプログラムに参加するかの二者択一を迫られたのだとか。
そのとき、手首を切ってルームメイトを怒らせることになるのが嫌で、精神療法のプログラムに参加したそうです。
しかし、そのことがきっかけで、人生が大きく好転したと言います。
そんなパムさんが、引寄せの法則を実生活に応用するための方法を、具体的に示したのがこの本になります。
それは、だいたい48時間程度に時間を区切って、思考が現実化する実験を行うという方法です。
この本では、9つの実験を行うことで、引寄せの法則が実際に働くことを実感してもらおうというおものになっています。
そういう点では、以前に紹介した「ザ・マジック」と似たような本と言えるでしょう。
私も今現在、この実験をいくつか行いました。
上手く行ったものもあれば、上手く行かなかったものもあるというのが、正直なところです。
考えてみれば当然ですよね。そんなに簡単に思考が現実化しているなら、そもそもこのような本は読まないわけですから。
しかしこの本の目的は、やってみて上手く行った人だけを喜ばせるものではありません。
上手く行かなかった場合も、そこからスタートなのです。
あとがきでは、仲間を作って情報を共有することを勧めています。
実験は、1回やって終わりではないのです。ダメだったら、どうすれば上手くいくのかを考え、互いに励まし合い、再度挑戦するのです。
そうすることで、最初は上手く行かなかった人も、徐々に上手く行くようになる。
すぐに自転車に乗れるようになる人もいれば、なかなか乗れない人もいます。でも、いつかはみんなが乗れるようになるのです。
それがこの本の、最終的な目的なのだろうと思いました。
以下、読んでいてピンときたところを引用します。
「しかし実際には、世界を変えるのは、とても簡単なことだ。
世界を変えるには、自分の期待や思い込みを変えるだけでいい。本当に、そんなに簡単なことなのだ!何かを実現したいのなら、「今目に見えているもの」ではなく、「これから見たいもの」に意識を集中しなければならない。」(p.48)
「すべてはまず「意図」を持つことから始まる。意図こそが、すべてのものを生み出す力だ。エネルギーであり、燃料だ。」(p.61)
「「悪いところ」ではなく、「理想の姿」を探すようにすれば、人生は驚くほど好転する。
ここで、本当のことを教えよう。すべての「間違ったこと」(実はそれ自体が間違っているのではなく、間違っているという判断が間違っているのだけど)には、もう一つの側面がある。「不足」と「豊富」は裏と表の関係だ。「病気」と「健康」もそう。どちらの側面も同時に存在している。どちらの側面も本当のことだ。ただ、どちらかの側面を見ることを選んだために、もう一つの側面が見えなくなってしまっているだけだ。」(p.66)
「そのために必要なことは、たった一つだけだ。あなたはただ、自分の「欲しいもの」に全神経を集中するだけでいい。」(p.77)
「つまりくり返しになるが、私たちは世界をありのままに見ているのではなく、自分が見たい世界をあらかじめ決めているということだ。そして残念なことに、あえて間違った世界の姿を見ることを選んでしまっている!
(中略)
そしていちばん重要なのは、探すものを変えれば、自分の世界に実際に現れるものも変えられるということだ。」(p.115)
「それは自信を持つことだ。自分なんてこの世でもっともつまらないちっぽけな人間だという思い込みを捨てることだ。」(p.164)
「実は、顕在意識の役割はたった二つしかない−−それは、問題を見つけることと、目標を設定することだ。
意識の正しい使い方を心得ている人は、この二つのためだけに顕在意識を使っている。つまり、問題を見つけ、目標を決めたら、すぐに顕在意識を使うことを放棄するのだ。」(p.178)
このように著者は、明確に思考の使い方を説明しています。
病気の人が健康になりたかったら、「病気を治す」ことを考えるのではなく、「健康」のことを考えるのです。
そのためには、不調なところを見るのではなく、好調な部分に注目し、そこをほめたたえ感謝することです。
また最後に引用した部分は、特に注目すべきことだと思います。
顕在意識に問題解決をさせてはいけないと言うのです。顕在意識は問題を探し、目標を設定するだけ。
どうやって解決するかは、すべて潜在意識にお任せするのが良いのだと。
さて、自分も実験に参加してみようと思われたでしょうか?
もしそう思われたら、ぜひ仲間になりましょう。この本は、そういう仲間を引き寄せるための本でもあるのです。

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ぜひ、試してみてくださいね。
上手くいかないということもあるでしょうけど、あきらめないことですよ。(*^_^*)
おわりに、に書いてあったとおり、仲間で集まって報告会などやりたいものですね(・ω・)
仲間を作って一緒にやると、モチベーションを維持しやすいでしょうね。
他の人の成功報告が励みになるでしょう。
まずは、自分から動くことですよ。(*^_^*)