笑顔セラピーの野坂礼子さんの本です。
前回、「人生を変える言葉「ありがとう」」を紹介しましたが、こちらは笑顔をメインにした本です。私はKindle版で読みました。
この本は、「笑顔の作り方」とタイトルにありますが、その「作り方」に関する記述はごく一部です。
それよりも、考え方や生き方に関する記述が大部分を占めています。
野坂さんは最初、3つの約束をしましょうと言います。1つ目は「実行すること」。2つ目は「信じること」。そして最後3つ目は「決めること(本氣でやる)」です。
「「本氣でやる」とは、決意することです。「努力する」は「できるだけやる」ということで、決めていません。努力で人生は変わらないのです。「人生を変える」と決めてください。また、「目標を達成する」と決めてください。本氣で決めてくださいね。」
これを実行して、実行すれば絶対に変わると信じて、そして変わるまでやるという覚悟を決める。それが重要だと言うのです。
そして、生き方を変える心構えとして、こう言われています。
「その1つは「他人と過去は変えられない。変えられるのは、今ここの自分だけ。そして自分を変えれば相手も変わる。」
そう言って、少なくとも笑顔セラピーを受けている間は、他人を変えようとしないようにと言います。
次に、笑顔で運が良くなるしくみを知っておくために、野坂さんはすべては波動だという話をします。
「それはモノや出来事、人間や人間の感情、言葉やイメージはすべて、氣でできている、つまり波動をもっている、ということです。
運氣というように、この氣が変わると人生が変わることになります。」
「もっと言うと、空氣も、水も電氣エネルギーも出来事も、みんな波動。宇宙のすべては、「氣・波動」でできているのです。」
また笑顔とともに野坂さんが勧めている感謝法ですが、これは心の笑顔体操だと言います。
「「ありがとう」は笑顔の心そのものだから、「ありがとう」をたくさん言うと、笑顔が自然に出てくる自分になることができるのです。
「ありがとう」をたくさん言う《感謝法》は、心の笑顔体操なのです。」
そして笑顔と感謝によって、自分だけでなく他人や周りの波動レベルを上げることができ、この世を変えていけるのです。
「そして最新の科学によれば、すべての物質もエネルギーも、私たちの心も、実は光なのだと言われます。「ありがとうございます」は最高、最強の光。「ありがとうございます」と言えば、光が必要なだけ、そこに降りてくるのです。
あなたのまわりに悲しくて、怒りがいっぱいで「ありがとう」が言えない人がいるかもしれません。《感謝法》を伝えても、信じてくれない家族や友人がいらっしゃるかもしれません。
でも大丈夫。そのときはあなたが「ありがとう」をたくさん唱えてあげればいいのです(心の中でOK)。その人の分まで、その人のかわりに《光の感謝法》をやりましょう。
あなたにもその人にも光が届きます。
ただ、ひたすら「ありがとうございます」をくり返すのみです。」
笑顔をつくることをいつも意識しないでもいいようにするには、考え方や価値観を根本から変えるのが良いと言います。ただし本当は、変えるというよりも本来の自分に戻ることなのだと。
「本来の自分に戻ると、自然体で、氣がつけばいつも微笑んでいる自分になれるのです。
だから「元氣」とは「元の氣」と書きます。」
その変えるべき考え方を野坂さんは、笑顔思考法と呼びます。それは「足し算思考」「陽転思考」「チャレンジ思考」というものです。
詳細は、ぜひ本をお読みくださいね。
このように、ほとんどが考え方や生き方に関するものになっています。
それは、単に作り笑顔をすれば良いというものではなく、自然と笑顔になれるような生き方をするためのものなのです。
