望月俊孝さんの、レイキに関する本を読んでみました。
私にとっては望月さんは、レイキよりも宝地図の方が印象強かったのです。
ただ、先日読んだ「「食べること、やめました」」で森美智代さんがヒーリングできることを知ったり、最近はヒーリングに関する情報が多いのです。
レイキについては2〜3年前にその存在を知ったのですが、誰でも簡単にできるそうだという話を聞いていました。
それで、ヒーリングならレイキが良さそうだなと思い、ちょっと勉強してみようかと思ったのです。
そんなとき、望月さんもレイキをやっていると知って、望月さんなら間違いないだろうという思いで、この本を読んだのです。
この本は15年前、「癒しの手」としてたま出版から単行本として出版されたものです。
それに加筆修正して文庫化したもののKindle版になります。
この本を読んで、レイキが一時期流行ったハンドパワーとほぼ同じものだとわかりました。
たしか私が子どものころ、そんなブームがあったんですね。
いつの間にか廃れて、あれもやっぱり嘘だったのかと思っていたのですが、レイキは日本からアメリカに渡り、逆輸入されてきたようです。
そして現在、着々とその裾野を広げているようです。
レイキそのものについては、それほど驚くようなことはありません。
まあ昔から手当てと言われるように、手を当てて、気を流すことで心身を癒す。これは十分にあり得ることだと思います。
私が驚いたのは、レイキが実は、「ひとつのもの」という全存在とつながる方法であり、それによって真理に目覚め、人間として進化成長する手助けになるということでした。
「最新の心理学の唱えるところでは、人間の抱く恐れは究極的には「神から離れた、離された」という分離感から生じるとされています。全ての問題は突き詰めれば、この神や光との分離感から生まれると言ってもよいのです。
逆に言うと、その分離感を癒す、つまり「私は神と光と一体である」という自覚が呼び醒まされれば、小さな問題は大したことではなくなっていき、氣がつけば解決されたも同然になるのです。その意味でレイキはあなたと神とをつなげる、光との一体感を取り戻すので、思いがけぬ効果も期待できるのです。」
これには驚きました。まさに「神との対話」シリーズなど、スピリチュアル系で言われている真理が、そのまま語られているではありませんか。
そしてまさに言うように、分離から一体へ移ることが救いであり、進化成長であり、私たちの生命の旅なのです。
そしてレイキは病気を治す力もあるのですが、その病気についてはこのように言っています。
「問題を抱えている人、病氣で苦しんでいる人は、そのことによって宇宙の真理と出会うチャンスが来ているのかも知れません。問題や病氣を忌み嫌って、撲滅する対象ではなく、それを通じて大事なメッセージが与えられようとしています。
目に見える部分(現象面)では病氣治療・問題解決が目的でも、それを通じて魂を磨くことが求められているのかも知れません。病氣(問題)は、その背後に必ず幸せを一緒に連れてやってきています。
「世の中に起こることは素晴らしきことと学ぶべきことがある」と言いますが、そこから何を汲み取るかが、一番重要なことだと思います。日本の超心理学におけるパイオニアであり、手当療法についても造詣が深い井村宏次氏は「病氣とは生き方を問い直すチャンスである」と言っています。」
このように言って、レイキは必ずしも病気を治すものではないと説明します。(そもそも医療行為ではないので。)
心理的な苦痛を和らげ、人生を問い直すゆとりを与えるもの。そんなふうに望月さんは考えておられるようです。
病気は、治すのが良いとは限らないのです。病気になる目的を果たすこと。それが重要だということなのです。
これを読んで、ますますレイキに興味が湧いてきました。
私もチャンスがあれば、アチューンメント(エネルギー伝授の個人指導)を受けてみたいですね。
【本の紹介の最新記事】