バシャールペーパーバック@を読みました。
これは、1988年から発行された単行本の「バシャール」シリーズ全3巻を新書化したもので、全8巻になります。
1987年にダリル・アンカ氏が来日され、チャネリングしたバシャールと日本人の参加者が対談したときの内容をまとめたもののようです。
ひょっとしたら本田健さんも、このときに対談されたのかもしれませんね。
内容は、これまで読んだ本田健さんとの対談本の「未来は、えらべる!」や須藤元気氏との対談本の「バシャール スドウゲンキ」にあるのと同様です。
ワクワクすることをやるというのが、私たちにとってもっとも重要なことのようです。
そして、それを行う上で、前提となることをこう言います。
「まず、あなた達が自分のパワーと栄光に目覚めることが第一です。」(p.13)
つまり、自分が自分の人生の創造者だと、はっきりと認めるということです。
「自分の信じることが自分の人生を作り出しているということを、百パーセント申し上げたいと思います。
恐れを信じる人は、自分の人生も恐れに満ちたものになります。
愛と光だけを信じる人は、人生の中で愛と光しか体験しません。
(中略)
自分が体験する物理的な現象というのは、あなたが何を信じるかによって決まります。というのは、物理的な現実というのは幻想だからです。あなたが信じていることが創り出した幻想なのです。」(p.20)
しかし、これまで現実を現実として受け入れ、世の中は思い通りにならないと苦しんでいた私たちが、そのことを受け入れることは容易ではありません。
そこでバシャールは、こう言います。
「ですから、私があなたに宿題としてあげることは、自分の中の力を信ずるということです。すべては簡単で、あなたは、かなり自分の中で統合ができているということを信じてください。
(中略)
もちろん、自分自身のペースでそれを少しずつ信じてください。少しは苦労がないと信じられない人は、もちろん苦労を自ら選んでやっていってもいいですが、最後には、真実が本当は簡単なものであるということがわかるようになります。自分のペースでゆっくりとやってください。そして、最後に自分が本当に簡単なものなんだということがわかった時にして欲しくないことは、これまで自分がしてきたことを間違ったこととして後悔することです。
後悔だけはしないでください。すべてにおいてタイミングというものが重要なことであって、すべてのことはタイミング良く起こっているということを信じてください。あなたが、自分が単純で簡単なものなのだということを理解した時が、本当にわかる時なのです。そのちょっと前でもありません。そのちょっと後でもありません。まさに、その時です。」(p.215 - 216)
つまり、私たちが今、ここに生きていることが、すでに完璧なのだと信頼することなのです。
起こるべきことが、早過ぎもせず遅過ぎもせず起こるのだから、安心していれば良いのです。それが信頼するということなのです。
そして、起こっていることは、すべて自分のためになることです。
ですから、それを良いとか悪いなどと簡単に決めつけずに、すべてを信頼して受け入れることです。
では、自分のことは自分でなんとかなるとして、他の人を救うにはどうすれば良いでしょうか?
それについても、バシャールはこう言います。
「あなたの世界を救う最善の手段は、自分がワクワクして生きられる人生を生きることです!!」(p.51)
「ただ知っていて欲しいことは、他の人を変えようと思っても、他の人は変えられないということです。そして自分のまわりの世界を変えるための一番簡単な方法は、自分を変えることです。」(p.90)
このように言って、人生を信頼し、自分の創造主としてのパワーを信頼し、ただただワクワクすることをやるようにと、バシャールは勧めます。
人生は、本当に簡単なことなのかもしれませんね。
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