2014年03月20日

幸せになるために捨てるもの



これまたメルマガ読者の方のお勧めで、中野裕弓さんの本を読んでみました。

この方も存じ上げなかったのですが、「もしも世界が100人の村ならば」という詩がありますが、その詩の原訳者だそうです。

イギリスで9年間生活されてから、金融関係の仕事をされています。その後、人事教育分野に携わって、人事カウンセラーとなられてから「日本の国づくりに参加する」というミッションを抱かれて、多方面で活躍されているようです。

この本は、「幸せになるためには◯◯でなければならない」という固定概念をひっくり返すことを目的として、書かれているようですね。

一つひとつのテーマについて、1〜3ページ程度で簡潔に語られています。

中野さんが「いらない」とされているものをいくつかあげると、「反省」「忍耐」「心配」「謙遜」「苦労」「責任感」「勉強」「早起き」「素直さ」「継続」「罪悪感」「結婚」などなど。

どれも一般的に、推奨される価値観であるように感じられます。

けれども、こういったものが幸せになるのに必要だと考えていることが、むしろ幸せから遠ざかる結果になると言うのです。


たとえば「反省」に関しては、このように言っています。

自己批判につながるような「反省」という感情は、あなたが成長し、幸せになるためには必要のないものなのです。」(p.9)

これを「反省」という言葉で表すのが適当かどうかは微妙ですが、言いたいことはわかります。

つまり、「自分はダメなんだ」と萎縮させるような自己批判は、幸せになるのには無意味だということです。


同じようなことですが、「謙遜」もそうですね。褒められたとき、ついつい「私なんか大したことありませんよ」と言ってしまいがちですよね。

「私なんか」と卑下した言葉を口に出していると、ネガティブな刷り込みがなされ、いつの間にかセルフイメージも下がってしまいます。こんなときは、「ありがとうございます」、ただそれだけ言えばいいと思います。」(p.22)

自己肯定感が少ない人は、幸せを感じないものです。

逆を言えば、自己肯定感を高めれば、幸せになれるのです。

もし、「私なんか」があなたの口癖だとしたら、「私、なんかいい調子!」と言い換えてください。」(p.23)

心屋仁之助さんなども、似たようなことを言われてますよね。


日本人はなぜか、「苦労は買ってでもしろ」、「苦節◯年、下積み生活」といった苦労系の体験を好む人が多いように思います。それは苦労したぶん、幸せになれるという思い込みがあるからでしょう。でもこれは、思い込みです。苦労をしなくても、幸せになれる人はなれます。」(p.36)

苦労を好むのは、幸せという果実を得るための対価を支払わなければならない、と思っているからでしょう。

あるいは自己卑下からくる自分への懲罰です。

だから苦労もせずに成功している人を妬んだりする一方で、苦労ばかりで芽が出ない人を見ると応援したくなるのです。


将来を不安視して、積極的になれない人もいます。そういう人に対して、出来事を「すべて予定通り」と考える方法を勧めています。

原則1 すべての出来事は必然で起こるべくして起きている
 原則2 すべてのことは絶妙なタイミングで起きる
 原則3 乗り越えられないことは起こらない
 そう考えれば、どんなことが起きようとも恐れることはないと思いませんか?
 宇宙の決まりで「乗り越えられないものはこない」のです。
」(p.40)

宇宙に対して、自分の人生に対して、絶対的に信頼するということでしょうね。


そのことと矛盾するようですが、すべてを乗り越える必要性もないと言います。

責任感に縛られず、自分の最善を尽くしても、「できることとできないことがある」と割り切ることも大切です。」(p.43)

「責任感」と言うより、「義務感」と言った方がふさわしいように思います。

どちらの意味でも使われるのですが、要は「やらなければならない」と自分を縛る意味で使うなら、私は「義務感」という言葉を使っています。

「責任感」は、自分から積極的に挑戦しようとする意味で使いたいからです。


最後に、「結婚」に関して面白い情報があったので、それをお伝えしましょう。

北イタリアのダマヌール自治都市の制度です。

ダマヌールではなんと離婚がないと聞いて、「夫婦仲のいい人たちばかりなのかしら」と思っていたら、”結婚は一年契約、更新あり”という制度でした。
 離婚という考え方がないので、毎年の結婚記念日にどちらかが「更新はしません」と言えば、その契約は終了となるのです。
」(p.75)

これは、「お互いに甘えやしがらみが生じて、権利ばかり主張したり、相手への期待ばかりが大きくなってしまい、心の成長が滞ってしまうから」なのだそうです。

素晴らしい制度だと思いますね。

私も、結婚する時は同時に2通の離婚届にも印を押して、お互いに持っておくことを勧めていました。

法的な制度で愛を縛り付けることは、不可能であるばかりか、むしろ堕落させると思っています。

いつ相手が「もう愛していない」と言うかもしれないという緊張感を持っていなければ、自分が成長できないのです。


これは薄い冊子のような本ですぐに読めてしまいましたが、この「捨てるもの」を84集めた単行本もあるようです。



自分がどんな誤った信念を持っているかをチェックする目的で、こういった本は役に立つと思います。

幸せになるために捨てるもの
 
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 12:57 | Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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