メルマガ読者の方のお勧めで、浅見帆帆子さんの本を読みました。
本の帯を見ると、「累計400万部ベストセラー作家」だとか。有名な方だったのですね。失礼ながら、まったく存じ上げませんでした。
相当な数の本を書かれていますが、著者略歴を見ると、ロンドン留学でインテリアデザインを学ばれた後、帰国されて執筆活動に入られたのだとか。ちょっと不思議な経歴です。
本の内容は、シンクロニシティーやワクワク感などで、宇宙からサインが届けられているというもの。つまり直感にしたがって生きることの勧めです。
「「サイン」はすべての人の日常生活に来ているものであり、特別なことではありません。様々な形を通して、あなたの進む方向を教えてくれる「合図」のことです。」(p.18)
「サインを感じる一番はじめは、「身のまわりに起こる小さな偶然を、偶然と思わずに必然と捉える」ということから始まります。」(p.19)
このように、誰の身にも起こっている「ちょっと偶然」と感じられることがサインで、それを「いや必然だ」と考えてみることで、このサインを受け取れるようになると言います。
「ポイントは、それが起きたときに無理に「意味づけ」をするのではなく、自分の心が反応するかどうか・・・・・・「面白い!(笑)」とか、「あれ?これはなんだろう?」など、自分の心がいつもと違うように反応することを、偶然と思わずに受け入れることなのです。」(p.23)
「偶然という形を装っていつもと違うことが起こり、そこで「あれ?これはなんだろう」という感覚になったとき、ためしにそれに沿って行動してみると、自分にとって意味のあるサインであったことがわかるのです。」(p.35)
つまり、自分の頭(理性)で判断するのではなく、直感に従ってみるということですね。
「条件を100%満たしているかではなく、気持ちが100%満たされているかどうかで選ぶのです。
違和感があるのに、「似ている話」に飛びつきそうになるのは、「これを逃したらもうチャンスは来ないかもしれない」と思うからです。
これが最後かもしれないと思うから、「逃してはまずい」という頭が働いて進んでしまう・・・・・・私の経験上、それへの思いが消えない限り、チャンスは何回でもやってきます。
ですから、やってきた状況に無理に合わせる必要はなく、少しでも違うと思ったら流していい、安心して待っていていいのです。ここでも、本音の感覚がサインだということです。」(p.122)
よく、「チャンスを逃すな」と言いますが、それよりも心の不安を取り除くことが重要だということですね。
「チャンスを逃すのではないか」という思いも、不安から来るものです。
「チャンスは何度でもやってくる」と安心して信じて、しっくりくるものを選ぶ。それが、直感に従うということなのです。
「笑っている瞬間というのは、完璧に「今そのとき」に集中しています。笑いながら憂鬱なことを考えていることは、まずありません。
笑えば笑うほど、心配するというエネルギーはなくなり、それをいいほうへ動かすエネルギーがたまっていくのです。」(p.140)
笑いの効用はいろいろ言われますが、「降参のススメ」でも、笑っている時は大いなるものとつながっているとありました。
笑うということは、すでに不安から離れた状態にあるということですから、私もお勧めしたいですね。
「これからの時代は、それぞれの人の「感じる力」が高まっていくので、あらゆることにおいて「人それぞれでいい」という多様性が目立つようになると思います。そして時代も、その新しい生き方や考え方を、「それもありなのではないか?」とだんだんと認める傾向になっているのです。」(p.148)
私も、常識という特定の価値観で他人を縛ることには否定的です。価値観の多様化は必然的な時代の流れだと思います。
人はそもそも自由なのですから、多様化するのは当然ですよね。
人がそれぞれ自由に、直感に従ってワクワクすることをやるようになれば、幸せにならない方がおかしいでしょう。
「それで上手くいくの?」という疑いは不安から生じるものですが、その不安を捨てて直感に従えば、上手く行くようになっているのだと思います。
「心から幸せを感じている人たちが日本にたくさん増えると、その思いのエネルギーが水面下の意識でつながっている他国の人々へ伝わり、結果的に世界の幸せに貢献することになります。同じように、日本で争いや傷つけ合いや憎しみなどのエネルギーが増えれば、それはどこかの国の戦争を悪化させることにつながるのです。」(p.47)
私たちがまずすべきなのは、自分の意識レベルを上げることです。
まず自分が幸せになる。その生き方をお手本として示すことが、他の人を救うことになるのだと思います。
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