4月に初来日するという世界No.1カリスマコーチのアンソニー・ロビンズ氏の本を読みました。
知る人ぞ知るという感じのロビンズ氏ですが、ベストセラーを出版しているだけでなく、芸能人やスポーツ選手、政財界の著名人などのコーチとしても有名です。
まだ日本に来たことがなかったというのが驚きでしたが、初来日でのダイヤモンドチケットは、たしか100万円くらいしたかと思います。
一般席でも10万円弱くらい。いったい何百人のセミナーになるのか知りませんが、日本の著名人も多く参加するようです。
そんなロビンズですが、私も名前は聞いたことはあっても、本を読んだことがありませんでした。
それでセミナーがあるという情報をきっかけに、本を数冊買ってみたというわけです。(セミナーには参加しないことに決めました。)
この本は、翻訳が本田健さんになっています。
もうそれだけでも、私にとっては十分に読む価値がある本だとわかります。
NLP(神経言語プログラミング)理論を元にした考え方だそうですが、読んでみると奥が深いなあと思いました。
「「何が自分の身にふりかかってきたか」よりも、「ふりかかってきたことにどう対処したか」が人生の成否を決定づけるのである。」(p.31 - 32)
「いずれの場合も、結果を大きく左右したのは「何を信じていたか」である。一貫性のあるメッセージを脳と神経系に送り続けることで、メッセージは信念に変わる。
突きつめれば、信念は一つの精神状態、行動を支配する内面的イメージである。信じる内容いかんで力を得ることも失うこともある。
成功できるはずがないという信念を持てば、限界ばかりが目につき、圧倒的な壁となって目の前に立ちはだかるだろう。失敗というメッセージを送り続ければ、当然ながら失敗することになる。
自分が成功すると言おうが、失敗すると言おうが、どちらも正しい。一番大切なことは、どういう信念を持つか、どのように信念を育てるかである。
信念とは自分で選び取るものだ。そこに気づけば、あなたはよりすばらしい人生を手にできる。」(p.75 - 76)
「「誰の目にも明らかな才能」よりも、「自分は人とは違った特別な人間になれる」という信念を持つことのほうが重要なのである。」(p.81)
「人間の脳は、感覚を通じて外界を感じ取る。そのため、私たちの人生は「自分なりの解釈」の上に成り立っており、「ありのままの人生」ではない。」(p.123)
「忘れてはならないのは、「認識」は創造的なものだということだ。もしある状況を”障害”と認識すると、脳は実際にそういう状況をつくり出す。ところが、同じ状況をチャンスと見れば、自分の対応も変わるはずだ。」(p.234)
他にも引用したい部分がたくさんありますが、このくらいにしておきましょう。
要は、自分の脳(精神,思考)を自分でコントロールすることで、人生はどうにでもなるということなのです。
そのためにNLPを利用するというわけです。
NLPは、コミュニケーションを円滑にします。そのコミュニケーションは、自分に対するものと他者に対するものの2種類があります。
そのNLPの技術が、ミラーリングだったりリフレーミングだったりするわけです。
本の中では、その具体的な使い方にまで言及してあります。
「NLPってどんなもの?」というような初心者レベルでも、わかりやすく説明してありますので、安心して読んでみてください。
【本の紹介の最新記事】