2013年12月10日

スタートライン



ご存知、喜多川泰さんの小説です。今回も、Kindle版電子書籍で読みました。

これまで読んだ本の多くは、文章(手紙や本)で生き方を伝えるパターンが多かったのですが、今回は少し違っていました。

高校生の男の子と女の子が、互いに惹かれ合いながら、なかなか本心を言えないもどかしさなどが描かれていて、まるで恋愛小説のようです。

そして、喜多川さんが得意とする仕掛けがあって、劇的なクライマックスへ。単純に小説として楽しめます。

しかし、恋愛モノとしてハラハラ・ドキドキしながら読める楽しさもありますが、随所に生き方に関する素敵なメッセージが散りばめられています。

やはりこれがないと、喜多川さんの小説とは言えませんからね。


向かい風が強いいうことは、前向いて走ってる証拠や。胸を張ってええ

たしかに、今、君がおらんなっても何もかわらんかもしれん。
 でも、君が生きておれば
 世の中は大きく変わるいうことを忘れちゃいかんぞ。


五年後の自分の可能性を舐めるなよ

自分の心にブレーキをかけているのは
 自分自身だってことに気づいてない。


本気でやれば何だって面白い。
 そして、本気でやっているものの中にしか、夢は湧いてこない。


本気で生きる人には、必ずその夢の実現を応援する人が現れる。

目の前のことに本気で生きれば、奇跡が起こる。
 でも、本当は、それは奇跡ではなく、あたりまえの出会いなんだ。


せっかくの一度っきりの人生だ。
 ひとつくらいは、誰もが無理ってあきらめるような
 簡単には手に入らないようなものを
 追い求めて生きていこうぜ、お互いに


だから、その不安には、胸を張っていい。自分は挑戦してるんだって

そう、わたしたちの未来は、わたしたちが思っている以上に
 劇的で、感動的で、奇跡的な脚本を用意して待っているんだ!



これらの言葉が、感動とともに私の心の中にスーッと入っていきます。

そうだなあ。人生は捨てたもんじゃない。ぶきっちょでもいいから、今、目の前のことに、本気になってみよう。そうすれば、必ず素晴らしい人生になるから。

そう、しみじみと思いました。

スタートライン
 
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 11:00 | Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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