日本人を主体とした数チームが集まって行っている、私的な大会です。
「ソフトボールを通じて交流しましょう」というような趣旨で、7年前から年に2回ほど行っています。
今回は13回目です。大会名は、「第13回へたくそソフトボール大会」となっています。

略称はHSTで、これは「へたくそ」「ソフトボール」「トーナメント」の頭文字をとってものになっています。
私もその大会の主催者に名を連ねていて、大会前は、その準備で忙しくなります。
「へたくそソフトボール」のブログもありますので、そちらもご覧になってくださいね。
今回は、私が所属しているKB(ケー・ビー)というチームが優勝しました。
すでに4回優勝している強豪の四十路(よそじ)というチームを決勝で破って、2回目の優勝となります。
ゲームを行うわけですから、もちろん勝つこと目指しています。
しかし、勝ちにこだわらないという姿勢も大切にしたいと思っています。
老若男女が集まって、上手いも下手くそも一緒に楽しめるソフトボールを行う。それがHSTの目指すところなのです。
勝ちにこだわれば、下手なプレーが許せなくなります。当然、下手な人の出番はなくなるでしょう。
また、誰かのミスによって負けたりしたら、その人が責められることになるし、またその人も、罪悪感を感じてしまうでしょう。
そういうのは嫌なのです。
ミスしてもいいじゃないですか。上手いプレーができなくても、かまわないじゃないですか。
その人らしく一所懸命にやったなら、精一杯にがんばった喜びがあるはずです。
それをお互いに認め合いたいと思うのです。
毎日のようにトレーニングしているわけでもないし、年をとって体が思うように動かない人もいます。
そういう人に、「もっとやれ!」と言わなければならないことは、私はやりたくありません。
もちろん私自身も、そんなことはしたくありません。
それがやりたい人は、どうぞそういうアスリート系の団体で頑張ってください。それを否定するつもりはありませんから。
そんな感じで、和気あいあいとした集まりを作りたくて始めたHSTですが、足掛け7年にもなりました。
優勝できたことも嬉しいのですが、私としては、ともかく無事に終わったことが何よりも嬉しいのです。
みんなが楽しんでくれて、笑顔がいっぱい生まれて、それが私にとっての最高の報酬なのです。