これまたおなじみの福島正伸さんの本です。
福島さんの本は何冊か読んでいますが、これもまた素晴らしい内容でした。
2人の親友がそれぞれ別の人生を歩む中で、自分の人生を素晴らしいものにしていく物語です。
そこには、さまざまな出来事があります。良いと思われることもあれば、悪いと思われることもある。
そうした中で、人生って結局はこうなんだなと気づく展開になっています。
この中には、有名な駐車場の管理人さんの話も出てきます。
どんな仕事をするかが重要なのではなく、どのように仕事をするかが重要だ。
そのことを教えてくれる素晴らしい物語です。
そしてこの本もまた、2人の生き方を通じて、私たちがどう生きるべきなのかを示してくれます。いくつか、私が気になったところを引用しましょう。
「失敗の連続は自分の弱さを知り、自分を磨いて本当の強さを持つために起こることなんだから、あきらめちゃもったいないよ」(p.38)
「人に会うのは、自分の思い込みに気づき、自分を変えるためだったんだ!」(p.41)
「信頼っていうのは、相手の発言や行動を見て、それが信頼できるかどうかじゃない。相手をそのまま受け入れることなんだよ。つまり、思い通りにならない相手をこちらが信頼することさ」(p.116)
「あんたのその姿を、人に見せてあげなさい。一度やると決めたことは、どんなことがあってもあきらめない。そして、毎日成長し続ける。そんなあんたの姿が、人を育てるのよ」(p.135)
「でも、できるかできないかじゃなくて、こういうときは、できたらいいことに挑戦するしかないと思うんだ。ピンチはチャンスにもなるんだから」(p.145)
「俺は、始める前に決めているんだよ。一生賭けても何も成果が出ないかもしれない。それでもあきらめずにやるって。」(p.154)
「人生は、どんなに努力をしても、思い通りにならないことが、次々と起こってくることがある。それによって、努力とはまったく正反対の結果になることもあるかもしれない。だけど、どんな結果になろうとも、その先に未来があるって・・・・・・」(p.217 - 218)
「仕事っていうのは、その仕事に取り組む人が、その仕事の意味をつくっているんだよね。」(p.240)
「人生の素晴らしさは、毎日が感謝と学びで満たされるってことだと思うんだ」(p.242)
「そうそう、成長する楽しみを知ると、将来のことを心配することもなくなるんだよ。だって、将来がどうなろうが、そこでまた成長することを楽しめばいいんだから」(p.242)
どうですか。こんな素敵な言葉が、あちこちに散りばめられた物語です。
感動すること、涙を流すこと、請け合いですよ。
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