16日から23日まで、帰省を兼ねた旅行をしてきました。
せっかくタイ人の妻と一緒に日本に行くので、日本の良い所を見てもらおうと思って、毎回、帰省を兼ねて旅行をしています。
今回の主目的は、ひたち海浜公園のコキアの紅葉です。
私はまったく知らなかったのですが、妻の友だちが行ったときの写真を見せられて、初めて知った次第です。
不思議な植物があるものですね。
まるでマリモのように、もわもわっとした植物が地表に転がっているように生えていて、それがみごとに紅葉するのです。
日本名はホウキグサ。箒(ほうき)の原材料になるのだそうです。
そんなことも知らずに50年も生きてきたのですから、自分でも呆れるばかりです。
そして旅行のテーマとしては、神社仏閣巡りとしました。
妻はよくタイのお寺に参拝に行くし、日本の寺社に参るのも悪くはなかろうと思ったのです。
最初の2日で、まず茨城県へ行って、それから千葉県を観光するつもりでした。
しかし、台風26号の影響で出発が6時間遅れたため、急きょ予定を変更。
16日は、まず千葉県の成田山新勝寺へ行き、近くにあるワットパクナム日本分院(タイのお寺です)に参って、最後に牛久の大仏を見てホテルへというルートにしました。
成田山新勝寺の古びた建物が、妻はいたく気に入ったようです。
「へぇー、こういうのが好きなんだ。」新たな妻の側面を発見した気持ちになりました。
ところが、ワットパクナムへ行ったときはもう夕方5時近く。タイでは、お寺にお参りするのは午前中なのだそうで、妻から「なぜ最初に言わないんだ」と怒られました。
牛久に到着したときはもう暗くなっていて、大仏も外から見ただけ。けっきょく、初日は成田山新勝寺だけの観光となりました。
2日目は、まず近くの牛久の大仏へ行きました。これが意外と面白かったです。
タイにも大きな仏像やガネーシャ像などがありますが、それ以外が充実していません。でもこっちは、大仏の中でいろいろと見られるようになっていて、楽しめましたね。
そのあとは、主目的のひたち海浜公園に行って、たっぷりとコキアの紅葉を楽しみました。
その後は常陸風土記の丘で縄文・弥生の竪穴式住居を再現したものを見ました。
これも妻は面白かったようです。
その後は、千葉県の市原市にあるホテルまで移動しなければならなかったので、筑波山にも登らずに、ホテルへ向かいました。
予定では3時間以内と計算していたのですが、国道16号線を選んだのが失敗でしたね。すぐに信号にひかかるようになっていて、まるで罰ゲームのようでした。結局4時間かかってしまいました。
もともとは、成田山新勝寺を見てから移動する予定でホテルを選んだので、ルート的に苦しくなってしまいました。
翌日は東京湾アクアラインを通って、海ほたるで休憩してから羽田空港へと考えていたので、市原あたりのホテルが都合が良かったのです。
まあでも、それなりに楽しめたから、いいかなって思っています。
実家に帰省したあとは再び東京へ戻ってきて、鎌倉の大仏や長谷寺の観音様、鶴ヶ岡八幡宮などを見て回りました。
平日だというのに、本当に人が多いですね。その人の多さにビックリです。
鎌倉の後は横浜観光をと思ったのですが、妻が体調不良だったために、早々とホテルに戻って休養しました。
やはり旅行というのは、何がなくても疲れるものなのですね。改めてそう感じましたよ。
今度からは、もっと休憩しながら回れるプランにしたいと思いました。
前半のようにレンタカーで廻るなら、移動の間はまだ妻が休めるから良いのです。私は運転で神経が疲れますが、でも体は楽ですから。
歩いて移動するのが増えると、さすがにこたえますね。(笑)
翌日は、原宿から明治神宮を参拝して、竹下通りなどを見たのですが、妻には不評でした。
「早く渋谷へ行こう」とせっつかれて、渋谷の109へ行きました。ここが妻のお気に入りなのです。
こんな感じで、慌ただしく過ぎた1週間でした。
予定通りにならないことも多く、疲れがたまるとお互いに不機嫌になることもありました。
まあでも、これまでの旅行では一番、波風が立たなかったと思います。
これまでなら少なくとも1回は、「もう二度と旅行に連れてきてやるものか」と思ってましたから。(笑)
一時的にそういうことを思っても、でも私は自分の考え方を見直すのです。
私と違う価値観を持っているから、たくさんの気づきを与えてもらえる。
そのことが、本当にありがたいことだと思うからです。
これからも、妻と一緒に帰省旅行をしていきたいと思います。
2013年10月25日
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